2015年、高度成長で日本が世界を牽引せよ[HRPニュースファイル1239]

http://hrp-newsfile.jp/2015/1949/

文/HS政経塾第2期卒塾生 川辺賢一

◆2015年の日本と世界の経済

今年、2015年は戦後70周年ということで日本にとって、また世界にとって歴史的な節目の年です。

同時に今年は日本の経済を考えるうえでも節目の年です。

なぜなら、戦後国際社会における日本のプレゼンスを飛躍的に向上させた「高度成長」から約60年が経過したからです。通説では日本の高度成長は1954年末に始まり、19年後の1973年に終焉したとされます。

この時期の経済成長率は平均で10%超、その結果、日本は世界第2位の経済大国に躍り出ました。

しかしながら、日本経済は90年代以降、長期停滞を経験。昨今のアベノミクスで回復の兆しを見せつつも、昨年4月に断行された消費増税が予想以上に重くのしかかり、今ひとつ離陸できない状況です。

そうしたなか、米経済は2014年7-9期の成長率が5%(前期比年率)と、11年ぶりの実績に沸きました。

IMFは2015年の成長率を、米国3.1%、ユーロ圏1.3%、日本0.8%、新興国5.0%と予想し、「独り勝ちの米経済」と「くすぶった日本経済」が対比されます。

年初に安倍首相は「日本を再び世界の中心で輝く国にする」と述べ、以前にも高度成長の立役者・下村治の成長理論を「普遍的な価値」を持っているものと表明していることからも、60周年を迎える高度成長を明確に意識していることが伺えます。

もちろん経済成長が全てを解決するわけではありません。しかし、経済成長が財政問題や格差や貧困、あるいは外交や安全保障、自国への自信や誇りという、あらゆる問題解決に役立つことは間違いありません。

今こそ、第2の高度成長を構想すべきです。そして立党以来、第2の高度成長、第2の所得倍増計画を提唱してきたのが幸福実現党なのです。

◆インフレ目標の徹底・安定した金融政策

まず幸福実現党が立党以来、訴えてきたのは「3%のインフレ目標政策」と「より大胆な金融緩和」です。

過度なインフレや円安の副作用といった批判に耐えながらも一部、幸福実現党の政策を安倍政権が導入し、円安が進んだ結果、今月5日のニュースでは、パナソニックが中国の生産拠点を国内に回帰させていくことがわかりました。

90年代以来のデフレ促進的な金融政策のもとでは、企業は生き残るために海外に生産拠点を移さざるをえませんでした。一方、2%のインフレ目標が徹底されると、企業は同じく経済合理性から、自発的に、日本の内需や雇用ばかりか、安全保障にとってもプラスの意思決定を行ったのです。

かつての日本の金融政策はインフレ率に対する目標と関与が不明確であったために、為替に対する予想も困難でした。例えば米国の早期利上げ観測(ドル高要因)と原油安によるデフレ圧力(ドル安要因)が重なったとき、ドル円相場がどちらに動くのか、予測困難でした。

なぜなら米国は利上げ時期を遅らせることでデフレ圧力に対抗すると予測できても、日本が同じようにデフレと闘うのか、政府が気まぐれに介入するだけなのか、ほとんど読めなかったからです。

しかし、今は違います。原油安は米国にとってだけでなく、日本にとってもデフレ圧力として働く以上、日本も追加緩和でデフレに対抗すると予測できるからです。

インフレ目標の徹底は一見、過度な円安をもたらしたように見えますが、むしろ為替の動きを予測しやすくしました。インフレ目標が徹底されると、日本と米国のインフレ率に格差がなくなるまで、ドル高円安が続くと予測できるのです。

◆減税で高度成長を再現せよ

さて日銀の金融緩和で供給される貨幣は金融機関を通して、経済一般、いわゆる実体経済に波及します。

しかし日銀がいくら貨幣を金融機関の預金口座に積み立てても、企業が資金を銀行から借りなければ、金融緩和の効果はなかなか実体経済に現れません。

それに対して幸福実現党は減税の必要性を訴えてまいりました。日銀による大胆な金融緩和の効果を実体経済に対して、より早期に、強力に波及させるためにも、減税が不可欠なのです。

自民党は消費税を増税しつつも、巨大な財政出動によって、景気を浮揚させようとしました。

需要不足に悩む日本経済にとって財政出動も有効な一手ですが、政治の腐敗につながりやすい点、本当に市場が必要とする成長産業に貨幣が回らず、ゾンビ産業、ゾンビ企業の保護につながりやすい点など、難点も指摘できます。

一方、減税の効果は特定の産業にかかわらず、広く経済に行き渡ります。

確かに減税によって国債の発行額は増えるかもしれません。しかし減税によって発行される国債は単なる赤字国債ではなく、自由な市場経済が必要とする成長貨幣となり、成長産業に行き渡るのです。

幸福実現党はこうした政策を実行し、日本が世界を牽引する第2の高度成長に向け、全力を尽くしてまいります。
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【本日のニュースクリップ】
1.ギリシャ危機2.0 総選挙後にユーロ圏離脱はあり得るか
2.中東に相対するアギーレジャパンと安倍首相 サムライ精神を見せてほしい
3.大河ドラマ『花燃ゆ』で描く「明治維新」がすごい理由



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◆ギリシャ危機2.0 総選挙後にユーロ離脱はあり得るか
http://the-liberty.com/article.php?item_id=9018

ギリシャで、25日に総選挙(国政選挙)が行われる。同国の各種調査では、増税や緊縮財政に対する国民の不満が追い風になり、ここ数年で急激に勢力を伸ばしている急進左派連合(Syriza、スィリザ)が優勢とされ、金融市場に波紋が広がっている。

独紙デア・シュピーゲルは「Syriza党が勝利した場合、ギリシャのユーロ圏離脱は不可避」というドイツ政府高官の意見を報じている。だがなぜ、こうしたギリシャ離脱の話が出てくるのか。

ギリシャは2010年から12年の間に起きた財政危機において、他のユーロ加盟国や国際通貨基金(IMF)から、資金援助のローンを受け取ることで切り抜けてきた。このとき、ヨーロッパでもっとも政治的・経済的な影響力を持つドイツは、ギリシャをはじめとする南ヨーロッパの国々を資金援助することに難色を示していたが、ユーロ圏の崩壊を防ぐには支えるしかないと、やむなく妥協した。

しかし、その支援には厳しい条件が付いた。その1つが、ギリシャ政府が歳出を減らし、緊縮政策を採ることによって財政を再建することだ。

Syrizaの党首アレクシス・ツィプラス氏は、ギリシャがユーロ圏に留まることを望むとしている一方、経済の悪化を招いている緊縮財政をやめ、2400億ユーロ(約34兆円)もの援助資金の返済も反故にすべきと主張している。しかし、資金援助の受け取り条件の取り消しをドイツが認めるとは思えない。

もしギリシャが離脱すれば、金融市場に大きな混乱が生まれるだろう。だが、ドイツは、2012年のユーロ危機以来、経済の安定を図るために設立された欧州安定メカニズム(ESM)などが、ギリシャ離脱に対する充分な防波堤になると考えている。それは、ギリシャがデフォルト(債務不履行)を起こし、それが経済的な混乱として周辺国に波及しても、ESMがそれらの国々にさらなる資金援助を出すことで乗り越えられるというイメージだろう。

しかし、今、南ヨーロッパを襲っている経済低迷と財政危機は、ドイツに原因の一部があると言える。ドイツは、それらの国々に緊縮財政を強要するとともに、デフレに対抗するための金融緩和をかたくなに拒否し続けている。そのため、市場での資金循環が悪くなり、デフレを加速させるだけでなく、EU経済全体の低迷を招いている。

しかし、根本的な問題は、ヨーロッパの多くの国々が自助努力の精神を忘れ、国民が政府に面倒を見てもらい、小国が大国に依存していることだ。他者に依存するということは、意見の衝突が見られたとき、必ず弱者が強者に「服従」する結果が訪れる。今の南ヨーロッパとドイツの関係がまさにそれだ。

ギリシャ離脱の可能性を含んだ今回の総選挙の局面は、巷で「ギリシャ危機2.0」と呼ばれているが、場合によっては、ヨーロッパの国々が自立心を取り戻すきっかけになるかもしれない。(中)

【関連記事】
2014年11月19日付本欄 岐路に立つEU アベノミクスの教訓をどう読み解く
http://the-liberty.com/article.php?item_id=8745

2014年11月9日付本欄 EUの夢の終わり? 国家を否定する「大きな政府」の行く末
http://the-liberty.com/article.php?item_id=8704

2014年6月号記事 ヨーロッパの豊かさが世界を救う力になる - 『大川裕太のヨーロッパ英会話武者修行』 - 大川隆法総裁 英語対談抜粋レポート
http://the-liberty.com/article.php?item_id=7742



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【ニューヨーク共同】米国が第2次世界 大戦中に原爆開発を推進した「マンハッタ ン計画」に科学者として参加したイザベラ ・カールさん(93)は4日までに、「( 原爆が)成功しないことを願っていた」と 証言した。
今年8月で広島、長崎への原爆 投下から70年になるのを前に、米南部バ ージニア州フォールズチャーチの自宅で共 同通信に語った。


計画に関わった科学者が 日本メディアの取材に応じるのは珍しい。

甚大な被害をもたらした日本への原爆投 下には「戦慄を覚えた。
多くの人々を傷つ けたことに胸が痛んだ」と述懐。
一緒に研 究していた人のほとんどは成功しないこと を願っていたという。