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【本日のニュースクリップ】
1. 加速する「金融の兵器化」 経済政策は安全保障の一部
2. アフリカの内陸国でマスの養殖 食糧危機対策に養殖技術を生かせ
3. 「自分を売り込む」会話の進め方【1000万円の車を気持ちよく買ってもらう営業術(2)】



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◆加速する「金融の兵器化」 経済政策は安全保障の一部
http://the-liberty.com/article.php?item_id=9332

外交のエキスパートとして有名な米リスク・コンサルタント会社ユーラシア・グループのイアン・ブレマー氏が、同社のホームページ上で「金融の兵器化」(The Weaponization of Finance)について言及している。

銭形平次ではあるまいし、「金融が兵器になる」とはどういうことだろうか。

その象徴的な例は、ロシアに対する欧米の経済制裁だ。ロシアは、欧米の金融業界から切り離され、お金を借りたり、ドルを手に入れるのが難しくなった。その結果、ロシアは今まで貯めてきた準備金(国が持つ外資預金のようなもの)を使うことになり、2014年4月に4800億ドル以上あった準備金が、今は3800億ドルほどまで減少している。これまでの貯蓄を食いつぶすことになっているのだ。

アメリカは同盟国に対しても同じようなことができる。「ヨーロッパがロシアに経済制裁を行わなければ、ヨーロッパの企業がアメリカ市場で不利になるようにする」といった具合だ。アメリカの市場と、基軸通貨のドルから切り離されるということは、企業や国にとって死活問題だ。

ブレマー氏によると、世界から軍事的に引きつつあるアメリカが、軍事力の代わりに金融を外交上の「兵器」として使用する傾向が、今後加速するという。しかし、そこにはリスクも伴う。

ブレマー氏はまず、米企業が反撃の対象になる可能性について懸念する。サイバー攻撃や商談拒否、そして米企業を対象にした特別な規制などが考えられる。

さらに、アメリカに経済的圧力をかけられることを良しとしない国々が、ドル取引を止め、他の通貨で取引を行う可能性も存在するという。これは、ドルの基軸通貨としての立場を弱めることになる。

実際に、中国がドル以外の通貨で取引を行おうとしている背景には、「アメリカに干渉させない」という目的がある。中国主導のアジアインフラ投資銀行、BRICS銀行(新開発銀行)、「海のシルクロード」構想などは、アメリカの経済的影響力を弱め、自国のそれを強化する狙いがある。

覇権国家を目指している中国の脅威は、軍事侵攻や、シーレーンを押さえられることだけではない。もし中国がいまのアメリカのような基軸通貨国家となり、世界の金融システムが中国主導のものになったとしたら、日本をそのシステムから切り離すだけで干上がらせることができる。

このような事態を防ぐためにも、日本はもう一段の経済成長を遂げる必要がある。

それは、単にぜいたくをするためや、他国との貿易を増やすためだけではない。世界レベルで影響力を持ち、その経済システムの構築者・見張り役の一員となることで、覇権国が勝手に他国を圧迫するのを防ぐことができる。経済政策は安全保障の一部でもあるのだ。(中)

【関連記事】
2015年4月号記事 ウクライナ問題でロシアを孤立させるな - The Liberty Opinion 1
http://the-liberty.com/article.php?item_id=9231

2015年3月13日付本欄 イギリスがG7初、中国主導のアジアインフラ投資銀行に加入
http://the-liberty.com/article.php?item_id=9324

2014年11月12日付本欄 大局観のないアメリカが世界秩序を乱す ロシアの中国接近を断つのは誰だ?
http://the-liberty.com/article.php?item_id=8713

2013年9月4日付本欄 人民元の国際化進む 円にも戦略が必要だ
http://the-liberty.com/article.php?item_id=6595



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電灯や蓄音機など、1000件以上もの特許 を取った発明王トーマス・エジソンは晩 年、 死者の話を聞く「霊界通信機」を研究して いた。

エジソンの死後、1948年に出版された著 書『Diary and Sundry Observations』の最 終章には、 霊界通信機の構想が記されていた。しか し、再版時に最終章が削除されたため、そ の記録は失われかけていた。

そんな中、フランスで同書の完全版の仏訳 版が見つかった。このほど、霊界通信機に 関する記述も含めた 完全版が出版される。

(全文はソースにて)

http://the-liberty.com/article.php? item_id=9328
経済制裁に苦しむロシアと日本[HRPニュースファイル1306]

http://hrp-newsfile.jp/2015/2087/

文/政務調査会チーフ 小鮒将人

◆ロシアを苦しめる「経済制裁」の内容について

現在、ロシアは欧米から「経済制裁」を受けています。

日本ではロシア経済について、あまり報道されませんが、実際は深刻な影響を与えており、強気のプーチン大統領もさすがに厳しさを認識しているようです。

ひとくくりに「経済制裁」と言っても内容は様々です。昨年3月のウクライナ危機を受け、最初に、以下の経済制裁を行いました。

・ロシア政府・財界要人の入国禁止
・ロシア政府・財界要人の在外資産の凍結

第1弾の経済制裁は、一般のロシア国民には、影響はありませんでしたが、資産家・富裕層は、欧米での資産が運用できなくなり、大きな痛手となりました。

さらに昨年7月、ウクライナ上空で発生したマレーシア航空機撃墜にロシアが関与している可能性が高まった事で、以下の制裁が加わる事となりました。

・ロシア大手銀行への融資禁止
・ロシアへのエネルギー関連技術供与の禁止

第1弾は主として個人に対しての規制でしたが、第2弾は、企業が対象となるもので、撃墜事件がいかに、欧米諸国の怒りを買ったのかが分かります。

◆さらに「原油安」がロシア経済に大きな影響

さらに、第2弾の経済制裁と機を一にするかのように、原油価格が急落しはじめました。

昨年の年初から、100ドル前後の高止まりを続けていましたが、昨年7月から急落は始まり、現在はおよそ40ドル前後です。経済制裁に加え、原油安は深刻な影響を与えています。

元々ロシア経済は、原油及び天然ガスのエネルギー資源の輸出に大きく依存しており、大幅な資源安は、ロシア国内の景気及び、国家財政を厳しくし、それに連動してロシアの通貨ルーブルも急落しています。

ロシア中央銀行は、急落を食い止めるために度重なる金利の利上げを行い、この結果、物価が急上昇し、家計に厳しい影響を与えています。

ウクライナの紛争そのものは、ロシア、ウクライナ、欧州による交渉が合意に達し、ひとまず停戦に至っていますが、本質的な問題の解決ではなく、経済制裁が解除される見通しも立っていません。

また、原油安について、底を打った感はあるものの、上昇のトレンド(傾向)の見込みもなく、現在ロシア経済には大きな不安が残っています。

◆巻き返しとしての中国・北朝鮮との関係強化

こうした中、ロシアのプーチン大統領は、経済制裁に対しての対抗策を進めています。まず、中国とのガス供給の交渉が昨年5月、妥決しました。

元々、この交渉は価格が折り合わず、20年近く続いていたのですが、欧米の経済制裁への対抗措置として、プーチン大統領は中国側へ譲歩を行い、契約締結につながりました。

また、北朝鮮との関係改善についても注目されています。

今年5月、ロシアで行われる「対独戦勝70周年記念式典」に金正恩氏の出席が決定し、金氏が北朝鮮の指導者となって以来、初の海外訪問となりました。

ロシアは、北朝鮮に対して様々な支援を行います。米ハドソン研究所主席研究員の日高義樹氏によると、具体的に以下の支援を検討しているとの事です。

1.朝鮮半島での共同軍事演習
2.原油や天然ガスなどの供給
3.港湾、道路などのインフラ整備の支援
4.食料増産の援助
5.北朝鮮核兵器の小型化を技術支援

ロシアの本音はアメリカへの牽制である事は明白で、どこまで北朝鮮の支援を行うかが未知数ですが、特に、共同軍事演習及び、核兵器の性能向上については、日本の安全保障にも重大な影響が出てきます。

このように、欧米とロシアの緊張状態が続くことは、日本にとっては好ましいものではありません。

特に現在、中国の軍事的な拡大路線が懸念されているわけですが、その中で、ロシアは、中国への牽制ともなるべき非常に重要な国家であります。

◆日本がとるべき考えとは

「ウクライナ危機」は、ロシア側が、一方的な侵略の意図をもって進められたものではありません。元は、ウクライナがロシア側からEU側への移行を意図した事がきっかけとなったのです。

ウクライナは建国時より、EUとロシアの間の「緩衝地域」としての役割を果たしていたのですが、2013年、大規模な市民によるデモの結果、親ロシアのヤヌコビッチ政権は崩壊、現在はEU側につくことを選択しました。

しかし、ロシアとしてはEUと直接国境を接する事になり、国益の立場からこの事を決して容認できないのです。

とは言いつつも、ロシアの手法もかなり強引で、中間的な立場を持っていた国からも非難され、結果として経済的な苦境に立っています。

そして、プーチン大統領は、明るい見通しを国民に示すために、様々な手を打っているのが実情です。

日本は、まず日米同盟の堅持を掲げつつ、安全保障の観点からも、ロシアとの友好関係を強化することが非常に大切です。

安倍総理は、ソチ五輪の開会式において、欧米諸国の首脳たちの多くが欠席した中、数少ない出席者の一人でした。当然プーチン大統領としては、恩義に感じているでしょう。

欧米諸国と歩調を合わせるべき局面もありますが、日本は、ロシアがこれ以上、中国・北朝鮮との関係を深め、東アジアの安全保障上の危機とはならないよう、常にロシアへの配慮を続けていく事が必要です。 

ウクライナをめぐるロシアと欧米諸国との緊張状態は、まだ見通しが立たない状態ですが、日本は今後も慎重な対応を続けていくことが、国益にかなう事にもなります。
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