広島平和記念公園の中にある原爆死没者慰霊碑には「安らかに眠って下さい 過ちは繰返しませぬから」という有名な文句が刻まれています。

この文の主語が曖昧なため、原爆を投下し、数十万人の命を奪ったのはアメリカであるにもかかわらず、「日本人が悪かったために原爆を落とされた」と読める内容になっています。

東京裁判判事として唯一、「日本無罪」の判決を出したパール判事(インド法学博士)は、この碑文について、「この“過ちは繰返さぬ"という過ちは誰の行為をさしているのか。もちろん、日本人が日本人に謝っていることは明らかだ。それがどんな過ちなのか、わたくしは疑う。」と強く憤ったといいます。

幸福実現党の大川隆法総裁は、2009年8月の広島での街宣で、次のように述べています。(大川隆法著『未来へのビジョン―2009街頭演説集(2)』幸福実現党発行より)

「毎年毎年、この儀式をやってはいるけれども、落としたほうが悪いか、落とされたほうが悪いか、はっきりしていないんです。私は言います。神仏の目から見て、私は言います。

原爆は、やはり、落としたほうが悪い。人道に対する罪です。人類に対する罪です。使ってはいけない道具なんです。」




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戦後の日本では、原爆に関する「アメリカの罪」に言及することは、一種のタブーとされて来ました。それは、占領軍によって作り上げられた風潮です。

「東京裁判」で裁かれた罪は、(1)「平和に対する罪」、(2)「通例の戦争犯罪」、(3)「人道に対する罪」の三つの犯罪についてです。

「国際軍事裁判所憲章」第6条によれば、「人道に対する罪」とは、「戦争前あるいは戦争中にすべての一般人民に対して行われた殺害、せん滅、奴隷化、移送及びその他の非人道的行為、もしくは政治的、人種的または宗教的理由にもとづく迫害行為」とあります。

原爆は、一瞬の内に、無実の数十万人の民間人の命を奪った「大規模ホロコースト(無差別大量殺戮)」であり、その破壊の規模や残酷さ、残忍さ、後遺症の悲惨さを考えれば、人類史上最大の「人道に対する罪」です。

東京裁判において、ブレークニー弁護人が提起した原爆投下に関する「人道に対する罪」に関する法律論争は、日本語への翻訳が認められませんでした。

「原爆投下の罪」を問うことは、「東京裁判」の正統性を根本から揺るがす危険性があったためです。

戦後、「原爆投下の罪」はタブーとされ、「侵略国家・日本の暴走を止め、日本に降伏を迫るためには原爆投下はやむを得なかった」という米国のプロパガンダが国内に定着しています。




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6日、広島市で行われた平和記念式典の中の安倍首相の挨拶で、話題を呼んだ言葉があります。(8/6 毎日「原爆の日 安倍晋三首相あいさつ(全文)」より)

「私たち日本人は、唯一の、戦争被爆国民であります。そのような者として、我々には、確実に、核兵器のない世界を実現していく責務があります。

その非道を、後の世に、また世界に、伝え続ける務めがあります。」

式典に米国のルース駐日大使が参列する前で、原爆投下を「非道」と言い切ったことは歴史的にも大きな意味があります。




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