防衛省は29日、沖縄県・与那国島などの接 続水域内を航行する中国海軍のフリゲート艦2 隻を確認したと発表した。

領 海に は侵 入し な かっ た。 この 海域 で中 国艦 の活 動が確認されるのは4回目で、太平洋で訓練を した帰りとみられる。

同省統合幕僚監部によると、29日午前5時 頃、領海の外側約22キロ以内となる同県・仲 ノ神島の接続水域に中国艦2隻が侵入したの を、海上自衛隊の護衛艦が確認した。太平洋か ら東シナ海方向へ艦艇は北上を続け、同9時 頃、与那国島の接続水域を出た。

南西諸島では、爆撃機などの飛行も相次いで おり、小野寺防衛相は29日、「大変異例なこ とだと思っている。しっかり早期警戒を行い、 我が国に影響がないよう対応する」と語った。

(2013年10月29日23時40分 読売新聞)





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習近平国家主席率いる中 国が激震している。中国共 産党の権威を象徴する北京 市中心部の天安門広場に白 昼堂々、四輪駆動車が群衆に突っ込んだ後、炎上 した。5人死亡、38人重軽傷。「天安門城楼に 掲げられた毛沢東の肖像画に向かって突進した」 「車は爆発した」との目撃談があり、自爆テロと の見方が浮上、北京市公安局はウイグル独立派が 関与した可能性があるとして捜査している。経済 の悪化が指摘される中、汚職や貧富の格差、環境 汚染、少数民族弾圧など同国が抱える多くの矛盾 が噴き出した。

世界を震撼させる事件が発生したのは28日正 午(日本時間午後1時)。スポーツタイプの四輪 駆動車1台が天安門広場の歩道に突っ込んだ後、 逃げ惑う人々をなぎ倒しながら約500メートル 走行し、橋の欄干に衝突して炎上した。広場に は、負傷者の悲鳴と武装警察の怒号が響き渡っ た。

北京市公安局によると、車内にいた3人を含む 計5人が死亡、車にひかれた観光客や警察官ら3 8人が負傷した。

現場は、中国建国の父、毛沢東の巨大肖像画が 掲げられた天安門の目の前で、共産党指導者の執 務室が集中する中南海のすぐ近く。11月の第1 8期中央委員会第3回総会(3中総会)を控え、 厳重な警備態勢が敷かれていただけに、習主席以 下、指導部に赤っ恥をかかせたことになる。

容疑者は誰か。公安当局は、新疆ウイグル自治 区に戸籍登録しているウイグル族の男性2人を 「容疑者」に挙げ、新疆ナンバーの小型四輪駆動 車4台を「容疑車両」に指定。それぞれ実名と具 体的なナンバーを挙げ、情報を集めている。

「(少数民族が使うような文字が書かれた)黒 い旗を振りながら突っ込んできた」との証言もあ り、現地では「自爆テロ」(中国メディア関係 者)との見方が浮上。19世紀末、中国では黒い 軍旗を掲げて清朝統治に反対する武装組織「黒旗 軍(こっきぐん)」が活動しており、こちらの関 連も注目されている。

『中国人民解放軍の内幕』(文春新書)の著書 で知られるジャーナリストの富坂聰氏は「中国に 電話取材したところ、『ガソリンを車内で爆発さ せたようだ』と聞き、明らかにテロだと思った。 何らかの不満を政府にぶつけてきたのは間違いな い」と語った。

そのうえで「(中国共産党の弾圧を受ける)ウ イグル族による反政府活動も考えられるが、中国 の一般国民による自爆テロの可能性もあるように 思う。貧困層のなかには食い詰めた人がたくさん おり、不満というガスがたまっている。天安門で 起きるのは珍しいが、中国各地では、プロパンガ スを担いで自爆するなど攻撃的なテロが頻発して いる」と語る。

確かに、中国では「貧富の格差」や「幹部らの 汚職」「少数民族への弾圧」などへの不満が発火 点に達している。中国全土で毎年十数万件から数 十万件の暴動が発生しているという指摘もある。

天安門広場で事件が起きた同じ日、四川省南充 市でも、中型バスが交通警察と裁判所の敷地に 突っ込み、敷地内の複数の車両に衝突、警察官2 人が負傷する事件も発生。公安当局はバスの運転 手を拘束して、詳細を調べているという。

中国事情に詳しい評論家で、拓殖大学日本文化 研究所客員教授の黄文雄氏は「反政府テロや暴動 は中国各地で頻発している。これまでは地方で目 立たなかったが、今回は北京・天安門広場を選ん だことで、世界中に中国の実態が知れ渡るように なった」といい、こう続ける。

「国民の習体制への不満は増幅している。今回 の事件に触発され、類似のテロや暴動が相次ぐ可 能性は十分にあるだろう。国際的に報道されたた め、中国政府は調査結果を発表せざるを得ない が、内容をうのみにしてはいけない。習指導部は 共産党支配の支えとなっている人民解放軍とマス メディアへの統制も強めており、このことが習指 導部が末期状態であることを示している」

沖縄県・尖閣諸島への挑発や、常軌を逸した 「反日」言動も、習指導部が国民の不満を外に向 ける窮地の策の可能性が高いのだ。

前出の富坂氏は「温家宝前首相は以前、『国民 の不満を払拭し、政治改革を断行しないと、共産 党が積み上げてきたものをすべて失う』と警告し ていた。今後、反政府テロや暴動が散発的に起き るのか、『中東の春』のように一気に共産党体制 が崩壊していくのか…。習体制の崩壊はいつ起き てもおかしくない」と語っている。





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香港(CNN) 韓国での生活苦などから「より 良い暮らし」を求めて北朝鮮へ渡り、現地で拘 束されていた韓国人男性6人がこのほど送還さ れた。「脱北」とは逆方向の異例のニュース を、韓国メディアは大きく報道している。

韓国統一省の発表によると、6人は27~67 歳。うち1人の妻とされる女性の遺体も送還さ れた。男性らは2009~12年にそれぞれ中 国経由で北朝鮮へ渡った。韓国の聯合ニュース は、男性らが北朝鮮で拘束され、最長3年9カ 月にわたって収容所で尋問を受けたと伝えてい る。

北朝鮮の朝鮮中央通信(KCNA)は、6人が 「不法入国の罪を率直に認めて反省した」た め、「人道的見地」から釈放したと報じた。

韓国当局は6人に国家保安法違反の疑いで逮捕 状を出し、女性が死んだ状況についても捜査を 開始した。

聯合ニュースによると、男性らは事業の失敗や 家庭問題に悩み、北朝鮮へ行けばより良い暮ら しができると考えていた。
インターネット上で北朝鮮を支持する運動に参 加し、現地で感謝されることを期待した者もい た。

中国の船から川に飛び込んだり、凍った川を歩 いて渡ったりして北朝鮮にたどり着いたとい う。だが、そこに待っていたのは長い抑留生活 だった。

聯合ニュースによれば、遺体で送還された女性 の夫は韓国当局の調べに対し、心中しようと首 を絞めて殺害したが自分は死に切れなかったと 話した。一方、北朝鮮当局は、夫婦間の争いの 末に夫が妻を殺害したと主張している。

朝鮮半島情勢の専門家によると、北朝鮮が6人 を送還した背景には、韓国との関係改善を図る 意思があるとみられる。また、生活苦から逃れ てより良い暮らしを求める住民の流れは北朝鮮 から韓国へ向かうだけでなく、逆の方向もあり 得ることを、国際社会に示す機会ととらえてい る可能性もある。







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