香港(CNN) 韓国での生活苦などから「より 良い暮らし」を求めて北朝鮮へ渡り、現地で拘 束されていた韓国人男性6人がこのほど送還さ れた。「脱北」とは逆方向の異例のニュース を、韓国メディアは大きく報道している。

韓国統一省の発表によると、6人は27~67 歳。うち1人の妻とされる女性の遺体も送還さ れた。男性らは2009~12年にそれぞれ中 国経由で北朝鮮へ渡った。韓国の聯合ニュース は、男性らが北朝鮮で拘束され、最長3年9カ 月にわたって収容所で尋問を受けたと伝えてい る。

北朝鮮の朝鮮中央通信(KCNA)は、6人が 「不法入国の罪を率直に認めて反省した」た め、「人道的見地」から釈放したと報じた。

韓国当局は6人に国家保安法違反の疑いで逮捕 状を出し、女性が死んだ状況についても捜査を 開始した。

聯合ニュースによると、男性らは事業の失敗や 家庭問題に悩み、北朝鮮へ行けばより良い暮ら しができると考えていた。
インターネット上で北朝鮮を支持する運動に参 加し、現地で感謝されることを期待した者もい た。

中国の船から川に飛び込んだり、凍った川を歩 いて渡ったりして北朝鮮にたどり着いたとい う。だが、そこに待っていたのは長い抑留生活 だった。

聯合ニュースによれば、遺体で送還された女性 の夫は韓国当局の調べに対し、心中しようと首 を絞めて殺害したが自分は死に切れなかったと 話した。一方、北朝鮮当局は、夫婦間の争いの 末に夫が妻を殺害したと主張している。

朝鮮半島情勢の専門家によると、北朝鮮が6人 を送還した背景には、韓国との関係改善を図る 意思があるとみられる。また、生活苦から逃れ てより良い暮らしを求める住民の流れは北朝鮮 から韓国へ向かうだけでなく、逆の方向もあり 得ることを、国際社会に示す機会ととらえてい る可能性もある。







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