アメリカと中国が交わす新たな「密約」とは?[HRPニュースファイル1134]

http://hrp-newsfile.jp/2014/1722/

文/幸福実現党山形県本部副代表 城取良太

◆無神論国家VSイスラム教の対立が激化する新疆ウイグル自治区

シリア・イラクのみならず、中国国内でも体制側とイスラム勢力の対立が激化の一途を辿っております。

その原因は、中国共産党政権による、イスラム教徒が多数を占めるウイグル族への「信教の自由」に対する厳しい制限、言語の使用制限や習慣・風習の破壊、ウイグル人女性の強制連行など、許されざる人権侵害がまかり通っていることへの抵抗運動、分離独立運動であります。

一方で政権側から見ると、新疆ウイグルは天然ガスの生産地であると同時に、中央アジアからの天然ガス輸送ルートに当たり、エネルギー安全保障の要衝であるため、その地で分離独立を主張するウイグル族は、国益を脅かす最大級の脅威に当たると言えます。

最近では、ラマダン明けの7月28日、中国の新疆ウイグル自治区のカシュガルで起きたウイグル人による暴動では、「少なくとも2000人以上のウイグル人が中国の治安部隊に虐殺された」と言われております。

*参考「HRPニュースファイル:ウイグルで死者2000人以上――真実を明らかにし、国際社会に正義を問える日本に」
http://hrp-newsfile.jp/2014/1629/

また9月22日、中国の新疆ウイグル自治区バインゴリン・モンゴル自治州において、相次いでウイグル人による自爆行為が起き、2人が死亡し、多数が負傷したと伝えられており、共産党政権はウイグル族への締め付けを更に強化していく見込みです。

◆対イスラム国でアメリカと中国が交わす「密約」とは?

一方、国際社会では、中国によるウイグル族への人権侵害が世界的な批判の的となりづらい展開になりつつあるのが現状です。

それは、9月7~9日に訪中したライス補佐官と習近平国家主席の間で、イスラム国対策として取り交わされたとされる「密約」が原因です。

具体的には、中国は、アメリカ主導の有志連合による「イスラム国」打倒の動きを支持する一方、アメリカは、新疆ウイグル自治区で、中国当局がウイグル族に対する締め付けを強めることに、あからさまな異論を唱えないという内容です。

アメリカとしても、有志連合の形成を急ぐ中、国連の常任理事国であるロシアとの折り合いが付けられない状況のため、もう一つの常任理事国である中国への支持が必要不可欠であったという苦しい事情があったと言えます。

◆イスラム国の台頭は中国の国益に大きく資する

一方、中国としても、「イスラム国」から事実上の「ジハード(聖戦)宣言」がなされており、同一の敵に対峙することでアメリカとの信頼関係を深めると同時に、「密約」によってウイグル族弾圧の正当性を得ることができ、ウイグル族に対する「信教の自由」の侵害など、国際的な批判をアメリカの黙認によってかわすことが出来ると言えます。

実際に、9.11の同時多発テロ以降、中国は新疆ウイグル自治区に、イスラム過激派アルカイダの勢力が浸透していると主張し、当時のブッシュ政権はイスラム系独立派勢力の「ETIM」をテロ組織に指定するなど、反イスラム過激派を切り口にして同様の「約束」が交わされた過去もあります。

そして何より、しばらくアメリカは中東に釘づけにならざるを得なくなり、アジアへのリバランス戦略は有名無実化することは間違いありません。

中国はアメリカを取り込みつつ、国内における人権弾圧の批判をかわしながら、アメリカ不在のアジアで軍事的な拡張行動を行いやすくなるため、敵対関係にあるはずの「イスラム国」の台頭は、結果的に中国の国益に大きく資することになっていくと考えられます。

◆日本の鉄則は「自主防衛の確立」と「中国における自由の革命」にあり

翻って、日本は今回のイスラム国への対応として、避難民援助など総額約55億円の中東支援を表明する見通しで、アメリカ主導の有志連合を支持する姿勢を強調するに留まっております。

確かに、国内にイスラム教徒を多くは抱えない日本としては、中東周辺国やヨーロッパ、中国などと比較して、イスラム国の脅威は感じにくいですが、既にオーストラリアなどでも、イスラム国関連のテロ計画が露見されるなど、世界中で見えない驚異が進行しているとみてよいでしょう。

また近い将来、中国によって来たるべきアジア有事において、自国民やアジア諸国を守ることが出来る自衛体制をいち早く確立しなくてはなりません。

更に、アメリカが目を背ける今、ウイグルで起こっていることは、イスラム過激派による単なるテロリズムではなく、無神論国家・中国に対して、信教の自由をはじめとするあらゆる自由の抑圧への抵抗運動(レジスタンス)であるということを、我々日本人こそが正しく理解する必要があります。

事実無根の「南京大虐殺」ではなく、現在進行形で起こっている「ウイグル大虐殺」の真実へと世界中の目が向けられ、ウイグルで弾圧される人々を救済する具体的な力となることこそ、日本の使命であると考えます。

*The FACT「よく分かる中東問題」に出演中です。こちらもよろしくお願い致します!
【第2回】「イスラム国はアメリカによって作られた!?」
https://www.youtube.com/watch?v=coT549z3X6U&list=PLF01AwsVyw33VAiV9OENVfi0W-wSMUBez
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■10/11(土)『中国・マスコミ問題研究会』セミナーのご案内

皆さん、おはようございます!
矢内筆勝です。

今回の中国・マスコミ問題研究会セミナーは、再び「月刊中国」主幹の鳴霞(めいか)先生をお迎えし、「南京大虐殺」「従軍慰安婦」という中国による2つの情報戦に打ち克つための〈秘密兵器〉を、本邦初公開で開催いたします。

鳴霞先生が長年、独自に調査されていた「中国政府は自国民(中国人)を数十万人単位で強制的に従軍慰安婦にしていた」という、驚くべき情報の全容が、このセミナーで初めて明かされます!

この真実が、中国による「南京大虐殺」「従軍慰安婦」のユネスコ世界記憶遺産登録を阻止するための、強力なカウンターとなることは間違いありません。

また第二部は、日本を守るために新しく発足した「日露政治経済文化交流会」(安田永一会長)からの「ロシア視察報告」の第一弾をお送りします。

同交流会では、本年9月9日~14日にかけて、ウラジオストック、ハバロフスクを視察し、私も参加いたしました。そこで垣間見た「日本人が知らない真実のロシア」、そして「日本人が知るべきプーチンの国家戦略」について、ご報告させて頂きます。

中国の脅威にさらされている日本の未来を拓く<鍵>となるのは、実は近くて遠い隣国、「ロシア」なのです。

中国の脅威から日本の子供の未来を守るための活動に関心のある皆様、そして「プーチン率いるロシア」と日本との交流に関心のある皆様、一人でも多くの方々のご参加をお待ちしています!

幸福実現党
総務会長兼出版局長 矢内 筆勝

【第16回 『中国・マスコミ問題研究会』セミナー】

■日時:10月11日(土)14:00~17:00 (受付13:30~)

■第一部 基調講演・質疑応答
【演題】これで中国に反撃!――中国人による中国人の大慰安婦事件

【ゲスト講師】鳴霞(めいか) 氏(「月刊中国」主幹・当研究会顧問)

■第二部
【演題】新しい日露関係が日本を救う!!~ロシア視察報告~
【発表】日露政治経済文化交流会 安田永一(会長)、古山隆夫、矢内筆勝

■会場:ユートピア活動推進館 2F
東京都港区赤坂2-10-8 東京メトロ 溜池山王駅9番出口・徒歩3分
TEL 03-6277-6937 (受付時間:10:00~18:00)
★地図 http://www.shoja-irh.jp/utopiakskan/access.html

■お申込み
※氏名・住所(市町村)・TELを明記の上、下記事務局までお申し込み下さい。
※件名に「10月11日セミナー希望」、「お名前に(ふりがな)」をご記入ください。
⇒講演会事務局【 japanplus.mail@gmail.com 】

※会費無料
当日運営費・資料コピー代としてJAPAN+(後援)へのカンパ(一口1000円)のご協力をお願いいたします。

☆当日のセミナー受付・設営スタッフ大募集!☆
セミナー当日の受付や設営のお手伝いにご協力いただける方は、事務局までご連絡ください。よろしくお願いします!

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「日本のすばらしさ」や「正しい世界観」を英語で世界に発信し、 中国の脅威から日本を守るための活動を展開する団体です。

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■主催 中国・マスコミ問題研究会
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【本日のニュースクリップ】
1.香港で続く民主化運動の動き 学生が民主化を要求して授業をボイコット
2.【終活論(1)】「お彼岸」のスピリチュアルな真相とは?
3.【各紙拾い読み】 靖国参拝訴訟 占領憲法への"信仰"から目を覚まそう
4.アメリカが「イスラム国」対策に本腰 自らの外交政策の"後始末"に追われるオバマ



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◆香港で続く民主化運動の動き 学生が民主化を要求して授業をボイコット
http://the-liberty.com/article.php?item_id=8448

香港トップの行政長官選挙の民主化を要求し、香港の学生が授業ボイコットを始めた。香港すべての大学と一部の専門学校から集まった約1万3000人が、香港中文大学で行われた決起集会に参加。大学教授ら約380人もボイコットを支持すると表明しており、「参加できない授業の講義を録画して公開」「民主主義に関する講義を大学外で学生向けに行う」という予定すらある。

中国の国会にあたる全国人民代表大会(全人代)は8月、2017年の香港行政府長官選挙から普通選挙を導入することを認めたが、北京政府の意向に合わなければ立候補できない仕組みになっており、市民の反発が高まっている。

今後は、高校生も授業のボイコットに参加する予定だ。10月1日の中国建国記念日には、民主化の市民が金融街を占拠し、抗議活動を行う予定である。

学生リーダーの一人であるジョシュア・ウォン氏(17)は23日付CNN(WEB版)のインタビューに答えている。彼は12年、香港行政府が中国共産党を是とする「愛国教育」を導入しようとした際、「共産党の考え方で香港市民を洗脳しようとする取り組み」であるとして反対した学生グループの先頭に立った。抗議の結果、愛国教育の実施は各学校の判断に任されることになり、義務化は先送りされた。

ウォン氏は「5年前、香港の学生は政治に全く関心がなかった。しかし、『愛国教育』の一件で彼らは目覚めた」と語っており、この時、「香港の若者は重大な力を持っている」と気付いたという。今回の授業ボイコットについては、次のように語った。
「われわれのストライキが直接中国での普通選挙につながるかどうかは分かりません。しかし、香港で普通選挙が実現すれば、それは広東省や上海、北京、そして中国全体にとっての水先案内人になるかもしれないのです」(23日付CNN WEB版)

要するに、ウォン氏が描くビジョンは、中国自体を「香港化」し、民主化を進めるというものだ。23日付FTでのインタビューでウォン氏は、自身の理想像について「天安門広場でのデモの学生リーダーだった王丹氏」と答えている。天安門で民主化を求めた学生たちの志は、今、香港の学生に受け継がれている。日本を始めとした諸外国も、香港で育ちつつある中国民主化の動きを後押しすべきである。(晴)

【関連書籍】
幸福の科学出版 『大川隆法 フィリピン・香港 巡錫の軌跡』 大川隆法著
http://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=27

幸福の科学出版 『孫文のスピリチュアル・メッセージ』 大川隆法著
http://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=725

【関連記事】
2014年8月号記事 釈量子の志士奮迅 [第24回] スペシャル対談 In 香港 李柱銘
http://the-liberty.com/article.php?item_id=8016

2014年7月号記事 【インタビュー】天安門事件から25年 日本は積極的に中国に民主化を求めてほしい
http://the-liberty.com/article.php?item_id=7873



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