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本日紹介する本は
人間っていいな!/著者不明
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(3点/5点中)
新聞の1面の下に宣伝で載っていて、
なんとなく気になり、図書館で予約して借りました。
全国応募作品から選ばれた67人の実話。
目がうるっとして、心が揺さぶられる!
読み終わるのが惜しくてたまらない!
いつか伝えたかったありがとうの気持ちが
散りばめられた本です。
目次
1 心がジワーっとあたたまるいい話
(「ぼく暗くって、怖かったの…」;たった一人の私のファン ほか)
2 思いやりの気持ちがスーっと湧いてくるいい話
(子どもたちに伝えたい!あったかい思い出;「見て見ねぇー振りはできねぇー」 ほか)
3 心にジーンとくるいい話
(園長先生の後ろ姿;二人分の命 ほか)
4 「生きるって素敵!」と思えるいい話
(ここから新しい人生を始めよう;絶望の涙と感謝の涙 ほか)
5 「ありがとう」と言ってみたくなるいい話
(私は世界一幸せな人間なんだ;あのとき中絶させていたら… ほか)
では、1つだけ紹介してみます。
母の肉じゃが
大学進学のため、生まれ育った実家を離れれてひとり、
生活する事になった。
出発の日の朝、目が覚めると18年間毎朝そうだったように
朝ごはんのおいしいにおいがした。
食卓につくと、ごはんと卵焼き、そして、肉じゃがが。
肉じゃがを見た瞬間、私は数日前のことを思い出した。
そして涙があふれた。
その日の夜、家族でテレビを見ていた時のことだ。
何気ない会話のなかで母が、
「お母さんの作るごはんの中で何が一番好き?」
と私に聞いた。
私は「肉じゃがかなぁ」と答えたが、特に気に留めてなかった。
けれど母はその時から、旅立つ私が実家で過ごす
最後の食事を何にしようか考えてくれていた。
母はいつでも私のことを一番に思ってくれていた。
離れる時になって、その愛の大きさを改めて感じる。
そこから離れる不安。それまで恥ずかしくて隠していた
寂しさ。それらが涙になって溢れだし、止まらない。
肉じゃがを口に運ぶと、温かくて甘くて塩辛かった。
止まらない涙が頬をつたい、口に入って肉じゃがに混じる。
母が困ったような笑顔で私を見ている。本当は母も心配で
寂しいはずだ。それでも涙も寂しさも見せず、笑顔で送り出してくれる。
いつまでも泣きやまない私に母が言う。
「自分で決めた道でしょう。けど、いつでも帰る場所はあるからね」
私は涙をぬぐいながら食事を終え、部屋を片付けて出発の
荷物を背負う。私は腫れた目のままで玄関の扉を開けた。
外に出て振り返ると、母はずっと見てくれていた。
これからも一人じゃない。そう思って私は前を向いて歩いた。
以上です。
いろいろな立場・年齢・性別の方々の
ちょっと感動的な「いい話」が2~3ページごとに
67話あります。
必ず、胸にグッとくる話が一つや二つあると思いますので、
「ほっこり」した気分になりたい方は
ぜひ、ご一読を!
最後までお読み下さり、ありがとうございました
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