【読書105】:「旭山動物園」革命 | 読書で人生武者修行(改)

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「旭山動物園」革命―/小菅 正夫
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先日の北海道旅行時に行きの機内で

半分以上読み、帰りで読み終えられると思っていましたが、

疲労と心労で読めなくて、いつもの通勤電車で読み終えました。


さてさて抜粋していきますロケット


第1章:「旭山動物園」復活プロジェクト

ペンギン旭山動物園にはパンダなどの人気のある珍獣はいない。

  どこにでもいる動物しかいないのに、人気の動物園になった

  理由は「見せ方の工夫」である。

  動物に曲芸させるわけでもなく、その動物にとって

  もっとも特徴的な能力を発揮できる環境を整えた。


ペンギン動物でも人間でも「自分らしさ」が大事

  動物の特徴的な動きなどを見せる展示を「行動展示」と名付けた。

  会社でもしれじれの人の得意分野によって仕事が割り振られ

  イキイキと活躍し、組織が活性化するのではないだろうか。


ペンギン予算がなくとも知恵を出し合う

  閉園の危機から何度も話し合いを重ねて、

  勉強会を開き、「動物園は何をするところなのか?」を確認し合った。



第2章:動物の側になって考える

ぶーぶー距離感が近い。

  動物との距離を近くしたのは、動物の素晴らしさを迫力満点に

  見せたいという思いと動物の「命」を感じてもらうためである。


ぶーぶー「死」を体験する

  触れ合いなどで、「命」の大切さを伝え、それに加えて

  「命」というのは一度失われると取り返しがつかないという事実を

  知らなければならない。

  おもちゃの電池交換やゲームのコンティニューのごとく

  死んでも生き返ると思っている子どもがいるらしい。


ぶーぶー「老い」を隠さない

  老いた動物を展示していると「障害を見世物にしている」と

  批判があるらしいが、命に優劣はない、命は等しく

  かけがえのないものであるということで老いても展示している。



第3章:動物から教えられること

ウサギ「不利な条件」を克服する。

  旭山動物園はお世辞にもアクセスが良い場所にない。

  ストレートに言うと不便(僕もいったことありますが・・・)

  しかし、いろいろな工夫で入園者を伸ばしている。

  その一つに本州の動物園にない環境で動物を見せる。

  虎が雪の中を走り回る、ペンギンの雪上散歩など

  こうした「オンリーワン」の魅力が集客数を伸ばす。


ウサギ新しいことには必ず反対意見が出る。

  リスクを考え過ぎて「もし、こうなったらどうする?」

  という批判や意見がでる。

  しかし、動物の習性をとことん知り尽くせば

  自信を持って工夫した展示や飼育ができる。



第4章:改革に必要な組織とは何か

馬改革に必要な組織にはスターは不要  

  飛び抜けた人材がいると、その人材に頼ってしまうため

  チームとして強くなれない。

  素質があってもなかっても、能力に差はあっても

  たゆまぬ努力を重ねながら強くなっていくほうが

  一つの目的に向かって一丸となる。


馬個性ある人材の育て方

  個性派には細かいことは言わず、目標と対策だけ言い、

  あとは自分がいいと思ったことをやらせる。

  丸投げではなく、信頼し、尊重している。


馬アイデアを実行に移さない人を叱る

  大事にしていることは失敗を怖れずにチャレンジする気持ち。

  アイデアばかりで実行しない人には怒る。


馬失敗を隠さない

  有名になれば、北海道のみならず全国的に情報が広がる。

  いいことばかりなら良いが、ミスや事故もある。

  なんでも包み隠さずに公開する姿勢は今後も変わらない。



第5章:動物園と日本人

パンダ動物園はレクリエーション施設の1つだと言われる。

  レクリエーションとは、一般的に娯楽といった意味に捉えられる。

  しかし、語源である英語の綴りをみると違った意味が見えてくる。

  「re-creation」つまり人間性の再創造なのである。

  だから動物園は人が人らしく生きていくために必要な施設なのだ。


パンダ動物のための動物園

  動物を見て素晴らしいと感じてもらえる動物園作りを目指す。

  絶滅の危機に瀕している動物との触れ合い。

  (テレビや本ではない)

  動物園から自然復帰させる。


パンダレッサーパンダが立つこと

  「レッサーパンダが立つ」ということが話題になった時期があった。

  連日「何秒立った」「ここでも立った」など・・・

  あれは見世物にすぎない。

  レッサーパンダが立つことは習性上、当たり前ですごくもなんともない。

  レッサーパンダは外を覗きたい、餌がもらえるのか?と立っているだけで

  立たないとつまらない・・・

  今では話題にもならない・・・一時期のブームにすぎない。


パンダ入園者が増えるに従って、マナーも低下気味であることは事実である。

  ぜひ、マナーを守って動物園を楽しんで下さい。



以上です!

相当な苦労の末に勝ち取った「人気動物園」の称号ですが、

やはり、人気が出ると妬みからか

批判されることも多いようです。

動物園に限らず、会社の経営や商売にも

役立つ1冊です!  


旭山動物園の成長の歴史を知りたい方は

ぜひ、ご一読を!


最後までお読み下さり、ありがとうございましたわんわん



【予告】

明日(火曜日)は


ついにこのブログでも小説が登場です!


「告白」 湊 かなえ 著


を紹介します!


お楽しみに!!!


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