私は7歳で実母が失踪し、その後、祖母宅や親せき等いろいろあずけられたりなどし、その中で居場所を見つけることは出来なかったな~といったところで、またまた不幸自慢をするわけではないのですが。

暖かい家庭や家族など、他人になったことがないので知らないし、時々テレビなどで観る親子の話や情愛的なものを見ると、本当にこんな風に父親が娘のことを思うのか?とか母親がこんな風に大切にするのか??とうらやましいような、ただ絵空事のような思いでシラケて眺めるだけ・・

私には全くもって体験のないことであるし無縁のことなのでした。
なのでそういう自分からして、他人になり替わったことが無いので、その精神内容や思考回路は全く分からないし、どういう精神状態で生きているのか、存在しているのかもやはり理解出来ない。

例えば「母の日」になって色んなビジネス的なことで母の日のイベントやプレゼントなどがまたある。父の日は父の日で、バレンタインデーは・・・で、

というように、ほとんどがビジネス、経済効果を狙ってのことであり、みんなそのことに載せられているだけってことなんだと思うけれど。まぁそれは社会としても必要なことでもあると思うのでそれはそれで良し。とは思う。

けれども、私にとって「母の日とか母に感謝」とか言う言葉は、何の感慨も浮かぶことのない言葉の羅列なのでした。苦笑

そして、逆も真なりで、誰も私の心や精神状態、また生きてきた過程にあった辛さも哀しさも悔しさ他、経験してきた気が狂いそうなぐらいの思いも誰も体験していないから知らないのは仕方がない話。
もちろん、誰にもそれを理解してほしいと持っている訳でもないし、理解できるとも思っていない。ただ理解してくれようとする気持ちがあると嬉しいとは思ってもそれはなかなか無理!そう思っている。


だからもちろん普段はそんなこと話をしない。
だけれども、少しだけそういう話になると、通常にあるどこかテレビドラマか何かで見たかのような「おしつけがましい」ことを言ってくるやつがいて、本当に腹立たしくなる。

そういう時は、ああ、こういうことを言わなければ良かった。相談しなければ良かったと・・思ってしまう。相談というよりも、ただ単に同意してくれたら嬉しいというだけのことなのだけれど。

私は義母がいるけれど、その人もそうだけど、後年になって再会した実母のことも誰のことも母親だなんて思っていない。だって一緒に暮らしてないのだし、何かしてもらったってこともほとんどないし。ただ身体の悪い父のそばにいて食事やその他の世話をしてくれたことはもちろん事実だし認めているし、その分は感謝はしている。

でも~、私の母ではない。
っていうか母って何?っていうかんじなので・・・
意地を張っている訳でも何でもないのです。

だけど、私の家の問題も何も知らない、ちょとした他人は義母と仲良くやってあげたほうが良いとか、何か問題があるというと、決まって義母の味方をするように言うのです。

この義母は曲者で、ちょとたちが悪いと分かったのは父が亡くなってからで、私の事をダシに使って色んな人に悪口から、また嘘八百並べ立てて吹聴しまくっていた。それも私の弟に対してもだ。

弟はすぐに私に対して事実確認が出来るので、それが嘘であることが直ぐに判明して解消できるから良いものの、他の人たちは、一見して弱弱しく優しい笑顔で話す(これが彼女の処世術)言葉にほだされ、義母の話を聞いている人たちからすると、おそらく私はひどい鬼娘のようになっているようだ。(笑)


むかし、帰省した時、私が掃除している時に掃除機で義母を小突いたとか言っている。
はぁ??ま~ったくそんな覚えもないし、私が彼女の前で掃除をしたこともない。何を言っているのかさっぱり分かりません。

私が実家で掃除をする時には、父と義母が出かけて誰もいなくなった部屋でしか掃除はしなかった。誰もいないときに掃除したほうがやりやすいし、二人が戻ってきたときに気持ち良いだろうと思ってやっていたのだ。

それなのに、そんなことを言う義母に呆れるというか怖いというか、ビックリなのだった。義母はちょと頭がおかしいのかもしれない。とまで思う。
なんでそんなウソを言うのか?と問い詰めると、「あんたがやった。あんたは私の事をあっちこっちに行って悪く言いふらしている!」と言ってきかない。

いや、誰もあなたの事私の周りでは知りませんからいいようがありませんが・・

最初は怒りで手が震えるほどになっていたけど、その怒りも限界にくるほどになり、私は根負けしてしまいその異常ぶりに耐えられなくなった。

そして最近になって思った。
これはちょと?頭がおかしくなっているのかも? 認・・・知・・・
いやいやいや、、その傾向が出ているのかも?と思ってしまったので、最終的には、刺激しないように、「そうですか、わかりました~」と言ってニコニコして対応ようにした。苦笑

義母が私のことを悪く言いふらしているので、逆に私が義母のことを言いふらしている!と思ってしまうのでしょう。自分がやっているという不安で相手がそう見えてしまう、というかそういう風に言って先に攻撃してしまうってことありますよね。心理的に・・

というわけであまり、いや全く信用出来ません。
そして義母はお金に対してはすごい妄執を見せます。

すごかった~!身内(?)のことをここまで言うのもアレですが、父の田んぼをいとこが買ってくれたのだけど、そのときのお金をポンと机上に置かれた時の義母の態度。いや、、これは言葉にするのも・・

人間こんな風になりたくはないと思いました。

そんな義母に優しくしろとか、私の昔の死にたいほどの苦労を知らない無責任なやつらは、私が悪くてわがままだというように思うみたいで、私の怒る様子を鼻で笑うのです。一度でいいから私として私の体験してきた血の涙を体験したらいいのに、、と思う。苦笑

本当に私って損だなと思う。
何も問題なく、強い女に見えるようで・・。本当に弱弱しく見せている義母のようなしたたかさが合ったら違っていたのかもね。と思うけど。


そんな話もカウンセラーさんと話をしたときに、「でも将来は父と義母の入るお墓に入るんでしょう?それとも本当のお母さんのほう?」と話題をふられたので、初めてそれについて具体的に考えたのですが。

でも、ほぼ一瞬で直感的に出てきたのが、

「どっちも嫌!」

ってことでした。

父方にも母方の墓にも入りたくない!!

私は一人でいい。
だから海に散骨してもらいたい。

っていうか、死んでしまったら別にもうそこに居ないので関係ないから何でもいいけど、でもやっぱり心情としてどちらの墓にも入りたくない!!

どれだけ両親に嫌な思いをさせられてきたか!と思い、この自分の人生の破綻ぶりに苦々しく冷笑が浮かんでしまう自分であることに気づいたのでした。

その結論がとっさに出たのと、そう思う自分の本音がそこに集約されていて、本当に自分は家庭というものが無かったのだということをしみじみ思った次第です。苦笑

よく、長年連れ添った奥さんが、旦那さんが先に亡くなり、自分がその後、旦那さんと一緒に墓に入りたいか?と聞かれて、「一緒に墓には入りたくない!」っていう話を聞いたときに、すごいな~、、そこまで耐えていたんだ!って思って人の忍耐とその気持ちを思って複雑な思いになったことを覚えていますが・・・。

その気持ちが分かる気がしました。