先日、関東、特に東京でも桜の名所で有名な「目黒川沿いの桜」を見に行ってきたんです。

有名なお花見スポットだけあって沢山の桜の木が大きく見事で、周りのビルを背景に川沿いにたくさんの桜が満開を通りすぎて散り始めており、それが目黒川の川面に落ちてさらさらと流れる様は本当に美しく「春の小川はさらさらいくよ~♪」という曲を思わせる爽やかさ、以上の風情を醸し出しておりました。


ステキです!さすが!日本!!
お花見という「桜、自然を愛でる慣習、文化は本当に素晴らしい!」と心の底から思い、ほとんどうっとりと陶酔にも似た気持ちに浸ることのできる時間でした。

諸外国からこれを見にたくさんの方が来日していると言いますが、その理由もわかります。




目黒川沿いの桜



桜の花びらが散って川の水面に落ちて沢山流れていました。
映ってないけど白く美しい鳥も飛んできて浮かんでいました。



川べりにある芝生のところにもたくさんの花びらが落ちていました。


という風に、桜を見ていたわけですが、この場所には人が多く集まることから、出店もチラホラ出ていたのですが、その中には外国の方がやっている屋台もあったりして、国際色豊か。
その中で日本の出店と言えばやはり「たこ焼き」があったので、お腹もすいていたので食べて見ようかな?と、思ったものの、少し迷いました。


何故なら、かなり前、いや昔、上野に行ったときに、たこ焼きの屋台があり、なにやらものすごく化粧の濃いご年配の女性がやっていたのですが、その時に買って食べたたこ焼きの超まずかった!!という苦い思い出があったからです。(田舎にいるときにあんな不味いたこ焼きを食べたことがなかった・・・。)


(ここからくどいです・・w)
どう考えてもあれはたこ焼きなんかじゃなく、ただの「うどんこ焼き!」としかいいようのないかんじでした。もとい、焼けてもいない!ただのぬるいうどん粉の塊でしかなかった!!!

まず、、生地に出汁が入っていない!、、タコは入っていたのかどうなのか?記憶がないのですが、それ以外の具材の存在感がなく、ただ味がない、冷めたぬるいうどん粉の塊(かたまり)を食べさせられた!というかんじで、本当に哀しい気持ちになった記憶。

その一度で(東京の)屋台のたこ焼きには懲りてしまい、食べるのは止めようと思ったのです。

それほどガッカリするぐらい、あまりに不味かった!、、


東京は食べ物があまりおいしくないというのは、こちらに来た時から感じていることですが、この違いというのは、水質の違いというのが大きいとも言われていますが、しかし、、この時の屋台のたこ焼きのまずさは水質といかいう問題じゃなく、、、しかも値段はそのわりに8個で400円って(当時)、けっこうな普通の金額だし、焼いていたおばさんもただ無駄に化粧が濃い印象で愛想は良かったものの、、化粧に時間かけるよりも出汁とか味に時間かけてこだわって欲しかった。


そんな哀しい記憶も何年も経過するうちに薄れ、次に私が東京でたこ焼きを食べたのは、あの有名な「銀だこ」が近所に出来たときだったのですが、これまた私にとってはまずいというか、とにかくこれは「たこ焼き」というよりも、「たこ揚げ」というぐらいのぐちゃぐちゃの油っぽさで!!

食べてみて、あまりの油っぽさのために胸やけがしてしまって、ダメだったのです。
食べた後に吐き気がして食べたことを後悔しました。
あれは、たこ焼き本来の味じゃないですよね・・。

「たこ焼き」じゃなくて、「たこ焼き揚げ」というべきですね。

私が「こちら(関東)で美味しいたこ焼きに出会ったことが無い」というと、必ず「銀だこ」を美味しい!といって勧められるのですが、これは根本的な何かが違うと感じた次第。
ということで、私としては関東地域ではまともなたこ焼きは期待出来ない!と思い買うことも諦めていました。

こちらで美味しいたこ焼きを食べたといえば、
毎年お正月に、東京ドームで行われている「故郷まつり」というのがあるのですが、各地の物産やその土地土地の祭りなどが開催されます。その時に本場大阪からやってきていた、「伊たこ」という「たこ焼き」のお店があったのです。

本場大阪から来た「たこ焼き」屋さんならきっと期待に応えてくれることだろう!と、、しかもこういう催事に来るとなると、絶対に美味しいに違いないと思い、期待して食したところ、、これまたビックリ!!

期待以上!!(笑)
とにかく驚くほど美味しかった~~~!!(感涙w)


今までの東京の屋台のまずいたこ焼きや、油ギトギトのたこ焼きにガッカリしていただけに、この「伊たこ」さんのたこ焼きの美味しさに感涙!(笑) これぞ美味しい「たこ焼き」というものだわ~!!と納得して食べました。これなら2、3舟ぐらいは楽に行ける!って思えるぐらいでした。w
でも、この「伊だこ」さんは大阪が本拠地みたいで、しかも店舗を構えているわけではなく、こうした催事を回っているようなかんじだったので、、これを東京で食べることは出来なさそうでした。


そこで、私は美味しいたこ焼きを外に求めるのを止め、それならばもう自分で作るしかない!と、、
いう思いになり、たこ焼き器を買うかどうか?迷っていました。(すごいですね、、ここまでたこ焼きにこだわるってところが関西系ってところでしょうか(笑))

しかしとにかく狭い部屋にこれ以上の置き場所も無い中、無駄にたこ焼き器を買うのもなぁ、、と葛藤しているうちに数年が経過していたところ、先日ハンズでたまたま鋳物のたこ焼き器があることを見付け、ついに衝動買いしてしまいました。これなら大した置き場所もいらないし、、

そして早速、自分で作ることにあいなったわけですが、、

初日は火加減も水の分量のコツも分からず、かなり不味い出来に、、
あの屋台で食べたまずさほどではないものの、似たような触感がして、「たこ焼きって難しいのか~!!」と思ったものの、2~3日は不満足な出来だったのですが、ネットなどで情報を集めつつ、連続5~6日の間、毎日たこ焼きを焼き続け、だんだんとコツがつかめてきて、ついに6日目にはやっとこさ普通に私自身が満足のできる美味しいたこ焼きが出来るようになりました~!!


以下の画像は、左が初日に作ったやつ、右側が5日目に出来たやつで、かなり焼き加減が違うことが分かると思います。

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といったところで、話が元に戻りますが、
その目黒川べりにあった屋台の、たこ焼き店も上野での記憶がよみがえり、「たぶん、、またまずいんじゃないかなぁ?」と思ったものの、でも、私が作ったのと比べてみよう、、という思いでたべてみることに・・・

それに、ここは前とは違う店だし、もしかして?もしかしたら美味しいかもしれないし!!

ということで、たこ焼き屋さんの前で足を留めて観察。

並んでいる具材を見ると普通に
ネギ、紅ショウガ、揚げ玉、たこ、まともに揃って焼かれているかんじがしました。

でも、焼いている女性はちょと自信なさげに見えましたが、今、まさに焼きあがりをコロコロと転がしていて出来上がっているかんじでしたので、この出来上がったばかりならきっとアツアツで美味しいかも?と少しだけ淡い期待を抱き、8個で500円(そんな安くない金額)をオーダーしました。


すると、、なんと、もう一人のこちらも気の弱そうな女性が急に後ろから出てきて、
「はいどうぞ!」

と、奥からすでに作って置いてあったもの(すでに袋詰めしてあるもの)を出してきたのです!!


「えええ~!!??焼きたてが欲しかったのに、詐欺やん!!」

焼きたて、焼きたてじゃないの~~!!

と、ちょと戸惑いましたが、オーダーした手前、渋々ながら購入。
まぁ人が多いと作り置きしておかないと回らないから、というのは分かるけど、ぜんぜん人が殺到してるかんじでもなかったのになぁ、、と。・・・・


ということでその店の前でふたを開けて食べて見ることに、、すると

なんと!!


前回買った上野の屋台の「うどんこ焼き」と同じでしたー!!

ぬるい! 味が無い! 
まずい!!


まっず~~~っ!!

ただのうどんこのかたまりやん・・・やっぱり!



出汁も何も入っていない味、ただのシラケた味の無いうどんこの塊、、しかもぬるい、、
タコは入っていましたがそれ以外の具材がどこに入っているのか?不明・・

紅ショウガも揚げ玉も存在感が全くありませんでした。
自分が作ったたこ焼きのほうが数段上手い!、、、と思いました。(笑)

その後、むりむり4~5個ぐらい食べましたが、その後胸やけがして吐き気がして食べたことを後悔することに・・・。せっかくのお花見が台無しになるところでした。

(正直、あんなまずいもの、ようお金とって売るなぁ、、という風に思ったというか、、)


それにしても、、、
昔、高知と名古屋の友人と名古屋の下宿でやったタコパのたこ焼きのほうが、東京の屋台のたこ焼きよりも、ずっとずっと美味しいと感じるぐらいなので、、、その味が想像できますよね?苦笑

そういうわけで、今回、妙に熱く「たこ焼き」について熱弁をふるってしまいましたが、たこ焼き粉が余っている手前、このところ毎日たこ焼きばかり食べているので太りそうです。