*――人類を「意識の牢獄」に幽閉するために
活用され続けてきた宗教思想
私が言っているのは、大衆の心と感情の制御だ。もし意識操作の定義を、「人の心を操作して望むような思考や行動をとらせること」とするなら、現在の地球上でマインドコントロールされていない人間がどれほどいるだろうか。ケネディ大統領やダイアナ妃の死もこれに含まれる。たとえば、本当の人柄についてとやかく言われることはあっても、やはりJFKは、未来への新たな希望を表わしていたと認知されている。
実際にそうだったかどうかは問題ではない。大衆がそう考えたのであり、したがって、それがJFKの表現していたものなのだ、数多くのアメリカ人から長年にわたって聞かされたように、JFKが殺されたとき、アメリカ人の心のなかで何かが死んだのだ。希望と呼ばうが、無垢の心と呼ぼうが、それは構わない。何か、アメリカの魂の奥底にあるものが、JFKとともに死んだのだ。根底にある感覚は、善人は早死にし、いつも邪悪が勝つように思ってしまう、ということだ。
ダイアナの場合も同じだ。彼女の例は、この場合にまさにふさわしいと言える。実際、純粋に現わされた愛を身にまとった女性だった。彼女が死んだあとに起こった大衆の感情の波。それは、人間としてのダイアナに対する以上に、愛のシンボルとしてのダイアナのためのものだった。大衆がみせたあの悲しみは、何かほかのものがダイアナとともに死んだという悲しみだった。そう、愛が死に、善が死んだのだ。
善人が早死にして、邪悪がいつも勝ち残る。この2人の死は、全世界的な規模で、無カ感と絶望感へと大衆心理が操作された好例だ。それをしたのは、ロンドンのタヴィストックネットワークなど、各地にいるブラザーフッドの心理作戦用の医師だ。大衆は、恐怖、無力、絶望の状態に置かれれば、結局は心のスイッチを切ってしまう。すると、推奨されるとおりの羊の群れになってしまって、生涯を通じてただ呆然として言われるがままに従ってしまう。
*――――迫り来る地球的規模どころか銀河系規模の大転換
調査によってある種の電波的鼓動(パルス)、すなわち電子的な信号が存在することが示されたのだ。これは銀河系の中心で生まれ、われわれの太陽に(ほかの恒星にも)達し、太陽からさらに地球へと送られてきている。このパルスは人間の心臓へ入り、脳へ送られ、脳を出て全身の細胞へと進む。このパルス、すなわち共鳴共振が、この道筋を完全に壊されることなく通過するとき、人間は宇宙と一体となれる。
こうしてあらゆる細胞は宇宙のパルスとつながり、調和する。だが、そこで邪魔になるのが、低い振動数の感情やバランスの崩れだ。こういうものがあると回路が切れてしまい、人間は再び地球から、そしてさらに大きな宇宙から切り離されてしまう。ほとんどの人は、心臓と脳とのつながりが切れている。なぜならで頭と心、知性と直観、肉体的なものと霊的なものとが別々になっているからだ。
今日、レプティリアン=ブラザーフッドがその超長期的人類奴隷化計画を急速に推し進めようとしているのは、大きな試練が目の前に迫っていることを知っているからだ。あらゆる被造物は、エネルギーの循環(サイクル)に支配されている。一つの例としては、春夏秋冬という地球の四季にそれをみることができる。
だが、それよりもはるかに大きなサイクルがあって、数字やシンボルというかたちでその記録が残っているシュメール、エジプト、インド、中国、中央アメリカのマヤといった古代人や、アリゾナ州のホピ族のようなアメリカ原住民によるものがそれで、こういった石碑や記録は、太陽や月、そのほかの宇宙エネルギーの大きさを示している。
各種の宇宙エネルギーは地球のエネルギー場を変え、その結果、この惑星に住む生命も変化していく。おそらくわれわれは、こういったサイクルのなかでも最大の変化のただなかにいるのだろう。こんなことは推定では2万6千年に一度しか起こらないはずで、マヤの暦では、その決定的な移行が2012年12月12日に起こると予言されている。
これこそ本当の変化の焦点だ。それは、人工的に作られた「ミレニアム(千年紀)」とは遠う。こういう意識のサイクルは、はるかに高い位相の意識へと移る準備のできている者にとっては、扉か入口のようなものだ。私はこれを、ある種の鳩時計のようなものだと思っている。つまり、時間(というかサイクル)のある一定のポイントにくると、扉なり入口なりが開く。しかし、この入口を逃すと次のサイクルが始まってしまい、次の入口が開くまで待たねばならないからだ。
だが、どうやらわれわれが今迎えようとしているのは、入口どころか巨大な谷間のようなものらしく、現在我々が信じきっているありとあらゆるものをひっくり返すような、全世界的な超大変化の機会となりそうだ。宗教や神秘主義各派の文書には、このことが数千年前からはっきりと、あるいは象徴的に予言されている。現在では肉体的、霊的なものに加え、科学的な証拠も数多く提出されるようになり、いわゆる「時代の大転換」が迫っていることが確認されてきている。
時代が変わりつつあるということが確認できる。1991年、新たな周波数が銀河系の渦の中心から共鳴しているのが認められ、1994年には探査機ユリシーズが太陽の変化を調査するために打ち上げらた。1980年代半ば以降、太陽閃光(フレア=太陽面爆発)とX線爆発が急増していたが、ユリシーズは、太陽の磁場が急速に減少していることを発見した。太陽の南極・北極と赤道上での数値が、予想をはるかに上回っていたのだ。
また、太陽が冷却しつつある一方で、太陽系の各惑星は温度が上がっていて、特に外の星ほど熱くなっている。これは、惑星の熱がその星の内部からのものであることを示唆しているが、太陽の磁気や電子の変化によって刺激されているという可能性もある。こういった変化が太陽で起こるのと同時に、中国人が三千年前に初めて記録した木星上の嵐も、突然の変化を示している。
木星の嵐のなかの巨大な渦の1つが、逆方向に回り出したのだ。1994年に木星と衝突したシューメーカー=レヴィ彗星による衝撃波などの現象による影響も、地球を含む太陽系へと広がっている。はっきりしているのは、太陽磁場の変化と同じことが木星でも起こっているということだ。
*――地球の自転は停止し、地球磁場はゼロになるのか?
そのとき世界は激変する!
地球はさまざまな水準の磁力を持った巨大な磁石であって、自転することで磁場を作り出している。地球の自転が速ければ、磁場はそれだけ強力で密なものになる。
この磁場は、2千年前にその密度が現在の周期での頂点に達し、それ以来、地球の自転が遅くなるのにつれてどんどんと弱くなっている、とブレイドンは言う。磁場は1千5百年前と比べて50パーセントの強さしかなく、弱化の速度はさらに速まっている。
だが、パニックに陥る必要はない。これはすべて自然のサイクルなのであって、毎年の季節の移り変わりが、ずっと長い年月をかけて、気の遠くなるほどの力で起こるようなものだ、これに連動するように、地球の共鳴共振する振動数(鼓動と言ってもよい)が急速に増加しているというニュースが入ってきた。
「基礎共鳴振動数」あるいは「シューマン空洞共鳴」というこの振動数は、1899年に存在が確認され、当時から1980年代半ばまでは、およそ7.8ヘルツ(毎秒7サイクル)の一定の律動を維持していた。ところが、1986年から87年にかけて、これが確実に速くなり始めた。1995年の終りには8.6ヘルツに達したと推定されており、私の聞いた最新の値は10ヘルツ以上で、さらに現在も上昇を続けているという。
グレッグ・ブレイドンは、マヤが変化の年とした2012年には地球の共鳴は毎秒13サイクルとなり、地球の磁場はほとんどゼロになると考え、これを「ゼロポイント」と呼んでいる。そのときには、地球の磁場はほとんど消滅する。なぜなら、地球の自転が止まるからだ。だが、これは重力がなくなるということを意味しない。重力は別の現象から生じるもので、地球の自転とは無関係だからだ。
このようなことは、過去450万年のあいだに少なくとも14回は起こっているようだ。
最後のものは約1万1千から1万3千年前と推定され、「時間の窓」は、アトランティス大陸が沈んだ時期(数多くの推定が指し示している)と一致する。また、紀元前1万500年頃以降に起こったあの大地殻変動から立ち直り始めるのもこの時期だ。
1万3千年前がちょうど、2万6千年かかる大周期の折り返し点だったのだろう。今それが一巡して、また大きな変化が起きようとしている。地球の自転が止まるとは断言できないが、その可能性を排除できないのも確かだ。
しかし、磁極の転換はもっと最近で、およそ3千5百から3千6百年前に起こった可能性があることが、グリーンランドや両極地方の氷を調べてわかってきた。地球では、今われわれがみているような急速な磁場の減少が起こるたびに、それが極の転換へとつながり、北と南の磁気が入れ替わっていたのである。ブレイドンをはじめとして、やがて地球の自転が数日間止まり、それから逆方向に回転を始めると推定している者も多い。
ご存じのとおり、鉄の棒を流れる電流の向きが逆になると、磁極も逆になる。地球が逆に回れば電流の向きも逆になり、したがって磁極も逆になるに違いない。地球の自転が止まれば、そのあいだは地球の片側は太陽が照り続け、反対側は闇となる。まさにそのとおりのことが数千年前に起こった、と古代人は語りかける。
ペルーでは3日間の「長い夜」があったという話が残っているし、聖書には、昼が20時間続いて最も長い日となったとある。ホピ族の記録では、太陽が一日に2度昇ったとある。1度西から昇って東へ沈み、そのあとで東から昇って西に沈み、その周期がそれ以来長く続いたという。ほかにも、太陽が西から昇って東に沈んでいたという古代の話はいくつも残っていて、かつては地球が逆方向に回転していたことを示唆している。
1990年代の初めの、私がこういったことに気づき出して間もないころ、ある心霊術師が霊界の情報として、「世界は変わる。北は南に、東は西になる。時間が始まったときからそう決まっている」と教えてくれた。まさにどんぴしゃり、という感じだ。
カリフォルニアで科学研究を続けているブライアン・デズボローも、マスコミは無視しているが、何か大きな地球物理学的な事件が起こりつつある、と言っている。デズボローは、地球の地磁気の場が指数関数的な割合で弱くなっているのは確かで、間違いなく、もうすぐゼロになる、と言っている。彼も私と同じ考えだが、われわれは(控え目にみても)、地質学的に相当なでこぼこ道を走っている。
アメリカ地質学局によると、地球の磁場は50万年ごとにゼロになって、それからゆっくりと回復し、そういう時期に大きな地殻変動が起こったり、地震や火山の噴火があったりするという。それは地球の自転が一時的に止まるためだ。
デズボローの情報源によると、太陽の磁場はすでにゼロになっていて、どうやら、水素からヘリウムヘの変化はさらに高い水準に達しているようだ。太陽フレアは赤道から緯度にして上下に19.5度のところで噴出しているそうだ。ここは、表面下で、自転する南北半球間でのエネルギー交換が行なわれるところであり、地球ではこの緯度に各地のピラミッドが配置されている。この緯度の地点で受け取る太陽からのエネルギーは、今では驚くべき量に達しているに達いない。
*――広大な電子場「光子帯」に入る2012年12月12日、
時は終わり、六十四の波動すべてが頂点(ピーク)に
ここまで、銀河の中心からの共鳴に変化が起こり、太陽で変化が起こり、地球で変化が起こるということをみてきた。この変化はさらに、人間の心臓へ、ついで脳へ、そして身体中の細胞すべてに達するのだ。心が開いていればいるほど、この流れは強力なものとなり、高まる振動数により早く同調し、高い意識状態へと変わっていくことができる。
心と精神を閉ざしていては、こういった変化を拒絶することになり、実は自分の人生を変え、開放してくれるはずのエネルギーを相手に闘ってしまい、自分のエネルギーを多く消費することになる。しかも肉体は、周囲のエネルギーと同調することから、魂とどんどん離れていく。その結果として、精神的、情緒的、身体的にどうなるかは明らかだろう。
この急流の中に立ちはだかり、それを引き留めようとしてもよい。あるいは、力を抜き、ふわりと身を横たえて、一緒に流れていくのもよい。選択は自由だ。何が起ころうと、人は永遠に生き続ける。
この高周波数の光を流れ込ませてやれば、われわれの肉体は損傷を回復し、年をとらなくなる。物質としての肉体で永遠に生き続けることも、望むならばOKだ。精神的心霊的なパワーには限度も限界もないからである。
さらに、われわれは今、「光子(フォトン)ベルト」と呼ばれる広大な電子場に入りつつあると言われている。もしこの説が正しければ、驚異的なことがいくつも体験されるはずだ。古代人は変化の大きな周期を知っていて、エジプト、マヤ、チベット、中国などの古代の暦は、すべて、われわれが生きているこの時代で終止符を打っている。
エジプトの暦はおよそ3万9千年前から始まっているし、マヤではおおむね、1万8千年前からだ。その長きにわたる暦がわれわれの時代で終わっているのだ。マヤの言い伝えでは、古い世界と新しい世界の移行期が訪れ、時間のあり方が別のものへと変わっていくという。
この時期は「時のないとき」と言われ、1982年7月に始まり、2012年12月12日に移行が起こる。これが人類にどういう影響を及ばすかは容易に理解できる。私はここ数年で20カ国以上を訪問したが、どこへ行ってもその兆しが見え始めていた。決して大多数がというわけではないが、魂の警告時計によって眠りから目覚めた人の数は、日ごとに増えている。
地球の(実際は銀河系全体の)振動が速まっていることで、時の経過が速くなっているという印象を受けているのだ。本当は時間などはないのだから、これは幻影にすぎないのだが、そう惑じられるというのは、周波数か速くなっているからだ。
1990年代始めに心霊術師から、恐ろしいほどに時間が速く動くように思えるような、そんな日が近づいている、と心霊交信を通して教えられた。その瞬間は近い。それは確実だ。これもまた、自然の循環に過ぎないのだから案ずるには及ばないのだが、それでも多くの試練が訪れるだろう。また、それだけにチャンスは無限だとも言えるのだ。
宇宙は、あらゆる物質世界がそうであるように一種のホログラム(レーザー光線による立体写真)だ。つまりは光がぶつかりあって三次元形式の像を作り出しているにすぎない、ちょうど、池に石を投げて、その波がぶつかりあってできる波紋を見ているようなものだ。
アメリカの2人の科学者、テランス・マッケンナとデニス・マッケンナは、宇宙は64の波動、すなわち時間の尺度からなるホログラムであると言っている。だから「易経」には64の卦があり、「生命の樹」は64本で、DNAには64のコドン[訳註・遺伝情報の最小単位]がある。
この2人がコンピューターで分析したところ、64の波動すべてが2012年に頂点を迎えるという結果が出たそうだ。ということは、これからの数年間が激動期になるということを意味する。両マッケンナは、波動が倍加するまでの時間がどんどん短くなっていて、まるで今世紀の技術発達のような、飛躍的な勢いだと言う。
さらに、推定ではこれか2012年の変化の年まで継続し、その頂点時には、これまでの周期をすべて合わせたよりも大きな意識の変化が384日間のうちに起こりそうだ、と2人は言っている。
それから、6日間の周期が訪れ、さまざまな出来事がさらに速く動き、最後の135分間に18回、さらに大きな人間意識の飛躍が起こる。それは最後の0.0075秒で頂点に達し、さらに13回の飛躍が生じるとも2人は言っている。
活用され続けてきた宗教思想
私が言っているのは、大衆の心と感情の制御だ。もし意識操作の定義を、「人の心を操作して望むような思考や行動をとらせること」とするなら、現在の地球上でマインドコントロールされていない人間がどれほどいるだろうか。ケネディ大統領やダイアナ妃の死もこれに含まれる。たとえば、本当の人柄についてとやかく言われることはあっても、やはりJFKは、未来への新たな希望を表わしていたと認知されている。
実際にそうだったかどうかは問題ではない。大衆がそう考えたのであり、したがって、それがJFKの表現していたものなのだ、数多くのアメリカ人から長年にわたって聞かされたように、JFKが殺されたとき、アメリカ人の心のなかで何かが死んだのだ。希望と呼ばうが、無垢の心と呼ぼうが、それは構わない。何か、アメリカの魂の奥底にあるものが、JFKとともに死んだのだ。根底にある感覚は、善人は早死にし、いつも邪悪が勝つように思ってしまう、ということだ。
ダイアナの場合も同じだ。彼女の例は、この場合にまさにふさわしいと言える。実際、純粋に現わされた愛を身にまとった女性だった。彼女が死んだあとに起こった大衆の感情の波。それは、人間としてのダイアナに対する以上に、愛のシンボルとしてのダイアナのためのものだった。大衆がみせたあの悲しみは、何かほかのものがダイアナとともに死んだという悲しみだった。そう、愛が死に、善が死んだのだ。
善人が早死にして、邪悪がいつも勝ち残る。この2人の死は、全世界的な規模で、無カ感と絶望感へと大衆心理が操作された好例だ。それをしたのは、ロンドンのタヴィストックネットワークなど、各地にいるブラザーフッドの心理作戦用の医師だ。大衆は、恐怖、無力、絶望の状態に置かれれば、結局は心のスイッチを切ってしまう。すると、推奨されるとおりの羊の群れになってしまって、生涯を通じてただ呆然として言われるがままに従ってしまう。
*――――迫り来る地球的規模どころか銀河系規模の大転換
調査によってある種の電波的鼓動(パルス)、すなわち電子的な信号が存在することが示されたのだ。これは銀河系の中心で生まれ、われわれの太陽に(ほかの恒星にも)達し、太陽からさらに地球へと送られてきている。このパルスは人間の心臓へ入り、脳へ送られ、脳を出て全身の細胞へと進む。このパルス、すなわち共鳴共振が、この道筋を完全に壊されることなく通過するとき、人間は宇宙と一体となれる。
こうしてあらゆる細胞は宇宙のパルスとつながり、調和する。だが、そこで邪魔になるのが、低い振動数の感情やバランスの崩れだ。こういうものがあると回路が切れてしまい、人間は再び地球から、そしてさらに大きな宇宙から切り離されてしまう。ほとんどの人は、心臓と脳とのつながりが切れている。なぜならで頭と心、知性と直観、肉体的なものと霊的なものとが別々になっているからだ。
今日、レプティリアン=ブラザーフッドがその超長期的人類奴隷化計画を急速に推し進めようとしているのは、大きな試練が目の前に迫っていることを知っているからだ。あらゆる被造物は、エネルギーの循環(サイクル)に支配されている。一つの例としては、春夏秋冬という地球の四季にそれをみることができる。
だが、それよりもはるかに大きなサイクルがあって、数字やシンボルというかたちでその記録が残っているシュメール、エジプト、インド、中国、中央アメリカのマヤといった古代人や、アリゾナ州のホピ族のようなアメリカ原住民によるものがそれで、こういった石碑や記録は、太陽や月、そのほかの宇宙エネルギーの大きさを示している。
各種の宇宙エネルギーは地球のエネルギー場を変え、その結果、この惑星に住む生命も変化していく。おそらくわれわれは、こういったサイクルのなかでも最大の変化のただなかにいるのだろう。こんなことは推定では2万6千年に一度しか起こらないはずで、マヤの暦では、その決定的な移行が2012年12月12日に起こると予言されている。
これこそ本当の変化の焦点だ。それは、人工的に作られた「ミレニアム(千年紀)」とは遠う。こういう意識のサイクルは、はるかに高い位相の意識へと移る準備のできている者にとっては、扉か入口のようなものだ。私はこれを、ある種の鳩時計のようなものだと思っている。つまり、時間(というかサイクル)のある一定のポイントにくると、扉なり入口なりが開く。しかし、この入口を逃すと次のサイクルが始まってしまい、次の入口が開くまで待たねばならないからだ。
だが、どうやらわれわれが今迎えようとしているのは、入口どころか巨大な谷間のようなものらしく、現在我々が信じきっているありとあらゆるものをひっくり返すような、全世界的な超大変化の機会となりそうだ。宗教や神秘主義各派の文書には、このことが数千年前からはっきりと、あるいは象徴的に予言されている。現在では肉体的、霊的なものに加え、科学的な証拠も数多く提出されるようになり、いわゆる「時代の大転換」が迫っていることが確認されてきている。
時代が変わりつつあるということが確認できる。1991年、新たな周波数が銀河系の渦の中心から共鳴しているのが認められ、1994年には探査機ユリシーズが太陽の変化を調査するために打ち上げらた。1980年代半ば以降、太陽閃光(フレア=太陽面爆発)とX線爆発が急増していたが、ユリシーズは、太陽の磁場が急速に減少していることを発見した。太陽の南極・北極と赤道上での数値が、予想をはるかに上回っていたのだ。
また、太陽が冷却しつつある一方で、太陽系の各惑星は温度が上がっていて、特に外の星ほど熱くなっている。これは、惑星の熱がその星の内部からのものであることを示唆しているが、太陽の磁気や電子の変化によって刺激されているという可能性もある。こういった変化が太陽で起こるのと同時に、中国人が三千年前に初めて記録した木星上の嵐も、突然の変化を示している。
木星の嵐のなかの巨大な渦の1つが、逆方向に回り出したのだ。1994年に木星と衝突したシューメーカー=レヴィ彗星による衝撃波などの現象による影響も、地球を含む太陽系へと広がっている。はっきりしているのは、太陽磁場の変化と同じことが木星でも起こっているということだ。
*――地球の自転は停止し、地球磁場はゼロになるのか?
そのとき世界は激変する!
地球はさまざまな水準の磁力を持った巨大な磁石であって、自転することで磁場を作り出している。地球の自転が速ければ、磁場はそれだけ強力で密なものになる。
この磁場は、2千年前にその密度が現在の周期での頂点に達し、それ以来、地球の自転が遅くなるのにつれてどんどんと弱くなっている、とブレイドンは言う。磁場は1千5百年前と比べて50パーセントの強さしかなく、弱化の速度はさらに速まっている。
だが、パニックに陥る必要はない。これはすべて自然のサイクルなのであって、毎年の季節の移り変わりが、ずっと長い年月をかけて、気の遠くなるほどの力で起こるようなものだ、これに連動するように、地球の共鳴共振する振動数(鼓動と言ってもよい)が急速に増加しているというニュースが入ってきた。
「基礎共鳴振動数」あるいは「シューマン空洞共鳴」というこの振動数は、1899年に存在が確認され、当時から1980年代半ばまでは、およそ7.8ヘルツ(毎秒7サイクル)の一定の律動を維持していた。ところが、1986年から87年にかけて、これが確実に速くなり始めた。1995年の終りには8.6ヘルツに達したと推定されており、私の聞いた最新の値は10ヘルツ以上で、さらに現在も上昇を続けているという。
グレッグ・ブレイドンは、マヤが変化の年とした2012年には地球の共鳴は毎秒13サイクルとなり、地球の磁場はほとんどゼロになると考え、これを「ゼロポイント」と呼んでいる。そのときには、地球の磁場はほとんど消滅する。なぜなら、地球の自転が止まるからだ。だが、これは重力がなくなるということを意味しない。重力は別の現象から生じるもので、地球の自転とは無関係だからだ。
このようなことは、過去450万年のあいだに少なくとも14回は起こっているようだ。
最後のものは約1万1千から1万3千年前と推定され、「時間の窓」は、アトランティス大陸が沈んだ時期(数多くの推定が指し示している)と一致する。また、紀元前1万500年頃以降に起こったあの大地殻変動から立ち直り始めるのもこの時期だ。
1万3千年前がちょうど、2万6千年かかる大周期の折り返し点だったのだろう。今それが一巡して、また大きな変化が起きようとしている。地球の自転が止まるとは断言できないが、その可能性を排除できないのも確かだ。
しかし、磁極の転換はもっと最近で、およそ3千5百から3千6百年前に起こった可能性があることが、グリーンランドや両極地方の氷を調べてわかってきた。地球では、今われわれがみているような急速な磁場の減少が起こるたびに、それが極の転換へとつながり、北と南の磁気が入れ替わっていたのである。ブレイドンをはじめとして、やがて地球の自転が数日間止まり、それから逆方向に回転を始めると推定している者も多い。
ご存じのとおり、鉄の棒を流れる電流の向きが逆になると、磁極も逆になる。地球が逆に回れば電流の向きも逆になり、したがって磁極も逆になるに違いない。地球の自転が止まれば、そのあいだは地球の片側は太陽が照り続け、反対側は闇となる。まさにそのとおりのことが数千年前に起こった、と古代人は語りかける。
ペルーでは3日間の「長い夜」があったという話が残っているし、聖書には、昼が20時間続いて最も長い日となったとある。ホピ族の記録では、太陽が一日に2度昇ったとある。1度西から昇って東へ沈み、そのあとで東から昇って西に沈み、その周期がそれ以来長く続いたという。ほかにも、太陽が西から昇って東に沈んでいたという古代の話はいくつも残っていて、かつては地球が逆方向に回転していたことを示唆している。
1990年代の初めの、私がこういったことに気づき出して間もないころ、ある心霊術師が霊界の情報として、「世界は変わる。北は南に、東は西になる。時間が始まったときからそう決まっている」と教えてくれた。まさにどんぴしゃり、という感じだ。
カリフォルニアで科学研究を続けているブライアン・デズボローも、マスコミは無視しているが、何か大きな地球物理学的な事件が起こりつつある、と言っている。デズボローは、地球の地磁気の場が指数関数的な割合で弱くなっているのは確かで、間違いなく、もうすぐゼロになる、と言っている。彼も私と同じ考えだが、われわれは(控え目にみても)、地質学的に相当なでこぼこ道を走っている。
アメリカ地質学局によると、地球の磁場は50万年ごとにゼロになって、それからゆっくりと回復し、そういう時期に大きな地殻変動が起こったり、地震や火山の噴火があったりするという。それは地球の自転が一時的に止まるためだ。
デズボローの情報源によると、太陽の磁場はすでにゼロになっていて、どうやら、水素からヘリウムヘの変化はさらに高い水準に達しているようだ。太陽フレアは赤道から緯度にして上下に19.5度のところで噴出しているそうだ。ここは、表面下で、自転する南北半球間でのエネルギー交換が行なわれるところであり、地球ではこの緯度に各地のピラミッドが配置されている。この緯度の地点で受け取る太陽からのエネルギーは、今では驚くべき量に達しているに達いない。
*――広大な電子場「光子帯」に入る2012年12月12日、
時は終わり、六十四の波動すべてが頂点(ピーク)に
ここまで、銀河の中心からの共鳴に変化が起こり、太陽で変化が起こり、地球で変化が起こるということをみてきた。この変化はさらに、人間の心臓へ、ついで脳へ、そして身体中の細胞すべてに達するのだ。心が開いていればいるほど、この流れは強力なものとなり、高まる振動数により早く同調し、高い意識状態へと変わっていくことができる。
心と精神を閉ざしていては、こういった変化を拒絶することになり、実は自分の人生を変え、開放してくれるはずのエネルギーを相手に闘ってしまい、自分のエネルギーを多く消費することになる。しかも肉体は、周囲のエネルギーと同調することから、魂とどんどん離れていく。その結果として、精神的、情緒的、身体的にどうなるかは明らかだろう。
この急流の中に立ちはだかり、それを引き留めようとしてもよい。あるいは、力を抜き、ふわりと身を横たえて、一緒に流れていくのもよい。選択は自由だ。何が起ころうと、人は永遠に生き続ける。
この高周波数の光を流れ込ませてやれば、われわれの肉体は損傷を回復し、年をとらなくなる。物質としての肉体で永遠に生き続けることも、望むならばOKだ。精神的心霊的なパワーには限度も限界もないからである。
さらに、われわれは今、「光子(フォトン)ベルト」と呼ばれる広大な電子場に入りつつあると言われている。もしこの説が正しければ、驚異的なことがいくつも体験されるはずだ。古代人は変化の大きな周期を知っていて、エジプト、マヤ、チベット、中国などの古代の暦は、すべて、われわれが生きているこの時代で終止符を打っている。
エジプトの暦はおよそ3万9千年前から始まっているし、マヤではおおむね、1万8千年前からだ。その長きにわたる暦がわれわれの時代で終わっているのだ。マヤの言い伝えでは、古い世界と新しい世界の移行期が訪れ、時間のあり方が別のものへと変わっていくという。
この時期は「時のないとき」と言われ、1982年7月に始まり、2012年12月12日に移行が起こる。これが人類にどういう影響を及ばすかは容易に理解できる。私はここ数年で20カ国以上を訪問したが、どこへ行ってもその兆しが見え始めていた。決して大多数がというわけではないが、魂の警告時計によって眠りから目覚めた人の数は、日ごとに増えている。
地球の(実際は銀河系全体の)振動が速まっていることで、時の経過が速くなっているという印象を受けているのだ。本当は時間などはないのだから、これは幻影にすぎないのだが、そう惑じられるというのは、周波数か速くなっているからだ。
1990年代始めに心霊術師から、恐ろしいほどに時間が速く動くように思えるような、そんな日が近づいている、と心霊交信を通して教えられた。その瞬間は近い。それは確実だ。これもまた、自然の循環に過ぎないのだから案ずるには及ばないのだが、それでも多くの試練が訪れるだろう。また、それだけにチャンスは無限だとも言えるのだ。
宇宙は、あらゆる物質世界がそうであるように一種のホログラム(レーザー光線による立体写真)だ。つまりは光がぶつかりあって三次元形式の像を作り出しているにすぎない、ちょうど、池に石を投げて、その波がぶつかりあってできる波紋を見ているようなものだ。
アメリカの2人の科学者、テランス・マッケンナとデニス・マッケンナは、宇宙は64の波動、すなわち時間の尺度からなるホログラムであると言っている。だから「易経」には64の卦があり、「生命の樹」は64本で、DNAには64のコドン[訳註・遺伝情報の最小単位]がある。
この2人がコンピューターで分析したところ、64の波動すべてが2012年に頂点を迎えるという結果が出たそうだ。ということは、これからの数年間が激動期になるということを意味する。両マッケンナは、波動が倍加するまでの時間がどんどん短くなっていて、まるで今世紀の技術発達のような、飛躍的な勢いだと言う。
さらに、推定ではこれか2012年の変化の年まで継続し、その頂点時には、これまでの周期をすべて合わせたよりも大きな意識の変化が384日間のうちに起こりそうだ、と2人は言っている。
それから、6日間の周期が訪れ、さまざまな出来事がさらに速く動き、最後の135分間に18回、さらに大きな人間意識の飛躍が起こる。それは最後の0.0075秒で頂点に達し、さらに13回の飛躍が生じるとも2人は言っている。