4回目の卒留が決定してから、10日が経ちました今、気分の浮き沈みが出てきています。
パソコンに向かう元気もない時があったり・・・。

決定直後はあまりのショックでアドレナリンが出まくっていたのが、今は逆に落ち着いてきたということでしょうか??


昨日、娘の大学から簡易書留を受け取りました。
本当は数日前に不在通知が届いていたのですが、毎年のことで内容については分かっておりましたこともあり、急ぐこともないと考え、ようやく土曜日に受け取りに行ったのです。



薄い普通封筒を開封しますと、案の定1枚だけ紙が入っていて、案の定

"卒業試験不合格"
 

と記されていました。


すべて想定の範囲内のことでしたので、特に驚きも落胆もありませんでした。

ところが・・・
今回は案の定ではないことが記されていたのです。


それがこちらです。






赤の□で囲っている部分です。

そこには

"除籍"

という初めて目にする二文字がありました。



「えっ、"除籍"? "除籍"って何だっけ? もしかして・・・いや、もしかしなくても"放校"のことではっ!?」


予想だにしていなかった記載に、私はすっかり動転してしまいました。

「うそ、去年の時点では『あと3回卒業試験に落ちたら放校』って話だったので、あと2回あるかと思ってたけど・・・また制度が変わったの? で、娘はもうこれで放校が決まってしまったってこと!?」


嘘だ。まさか、ありえない。


とっさにそう思いましたが、生徒保護者への通知文書にはっきり書かれているのですから、勘違いや間違いということはあり得ません。

「これはれっきとした現実・・・。娘はついに大学を放り出されてしまったのだ・・・」


割とあっさりと事実を受け入れると、さっきまで 「来年こそ頑張る」 と娘と誓い合っていた自分が、何だが滑稽に思えてきてしまいました。

 


どんなに頑張る気があっても、もう大学を続けることはできないのです。
頑張る必要もなくなってしまったのです。
個別指導の先生とも来年の計画を立てはじめていたけれど、もうその必要もなくなりました。
これから、いや来年から、娘はいったいどうしたらいいのでしょう・・・?



「まぁ・・・いつかは来るはずだったその日が、数年早く来ただけのことだよね」


気が付くと、私はそんな言葉を口にしていました。

「タイミング的には予想外だし不本意ではあるけれど、これでようやく新しい道を探し始めることができる」

そんな冷静な気持ちが自分の中にあることに、私は気が付きました。

 



思えば娘が中学3年生の秋頃、あまりに成績が悪く、先生方から

「このままではこのまま高等部に上がってもついていけないだろうから、外の高校を受験し直した方がいい」

と勧められました。
その青天の霹靂の助言に対し、私たちは

「内申点も悪いし、こんな成績で合格できる高校があるとはとても思えない。それに今さら他の高校と言われても、考えたこともなければ何も分からないし・・・」

と無理して高等部への進学を選択したわけですが、結局翌年には、娘は高校1年生で留年して退学することになってしまいましたことは、過去の記事で書かせていただきました通りです。

その時は、結果的に高校側から"留年"という形で引導を渡されるまで、自分たちでは立ち止まる勇気も、みんながいる道から大きく外れて別の細い道へと進んでいく勇気も持つことができなかったのです。

実は今もその時と同じことを繰り返しているのかもしれない・・・と、どこか冷静な気持ちで分析しておりました。




とりあえず私は娘にすぐに電話をかけました。

娘にどういう伝え方をするか考える余裕などまったくなくて、娘が出るなり、

私:「大学から文書が届いたんだけど、とんでもないことになった」

娘:「え? 何? 怖い・・・」

私:「あなた、もう今年で放校だって」
娘:「嘘!?」
私:「ほんと。だっていつもは"卒業試験不合格"の通知だけなのに、今年は"除籍"って書いてあった」
娘:「"除籍"って?」
私:「放校のことだよ。退学。」
娘:「え・・・」
私:「とりあえず、すぐに写真送るから見てみて」
(上の写真を送る)
私:「去年の段階ではあと3回チャンスがあるって言ってたやん? なのに急に放校ってこと、ありえる?」
娘:「いや、ないと思うけど・・・」

私:「でもはっきり"除籍"って書いてあるから、もうどうしようもないよな・・・」
娘:「ちょっと待って、もしかしたらあれと関係あるかもしれない」
私:「あれって?」


すると娘が、こんな画像を送ってきました。



 



これは、先週の卒業審査の結果発表の時に、一緒にアップされていたものだそうです。

去年本試験には合格したけれど卒業試験で落ちてしまった娘のような卒業留年生は、上のように別の扱いで発表されていたのだとか。

6名の名前がありますが(*てことは卒留生15人中9人が卒業できなかったってことね・・・来年はそのつもりで頑張らないとえーん、"記"の上のところに書いてある3行の文章の意味が、その時の娘には何のことか分からなかったらしいです。

が、

娘:「思ったんだけど、卒業留年2回目以降は形式として"除籍"されて、卒業試験に合格した瞬間に"復籍"扱いになり、卒業できるってことかな? それに、本当に放校なら、あんな簡単な文書で済ませたりしないのでは? 下の方に"Zoomで説明会"とか"三者面談"とか書いてあるし、何か抜け道が用意されてる気がする」


・・・そう言われてみればそういう気がしなくもありませんが、


普通そんなことって、ありますはてなマークはてなマークはてなマーク




電話の最後の方は娘が意外とケロッとしておりましたので、一転、卒留生継続可ってこともあるのでしょうか・・・?

 

 

娘は、月曜日になるのを待って大学教務課に問い合わせてみると申しておりますので、とりあえず今はその結果待ちの状況です魂