一昨日から、娘が帰省してきております。
といいますのも、一緒に住んでいる次女の勤務先で、お仕事で関わった方が新型コロナ陽性と判明し、しばらくして社員にも数名陽性の方が出てしまいましたために、急遽職場が閉鎖となりました。
次女のPCR検査は一応陰性だったようですが、感染力が強いウイルスでもあることから、会社の方針で念のため自宅隔離扱いになったようです。
ですが最初の頃に比べ、変異ウイルスが主流になりつつあるためか、家庭内感染も増えてきています。
現時点ではPCR陰性とはいえ、やはり心配になって、念のため1週間ほど、娘は実家に避難することになりました。
そんなわけで7/3の土曜日に急遽帰ってきたのですが、電車がほぼ最終でしたこともあり、超久しぶりの再会にもかかわらずほとんどお喋りできませんでした。
その上昨日の日曜日は、休薬日・・・
私は仕事で留守でしたが、夫によりますと、遅めに昼ご飯を食べた以外はずーっと寝っぱなしだったらしいです
そんな娘の様子を見て、夫は
「話には聞いていたけどこれほどとは・・・」
と心底恐れおののいておりました
私が18時過ぎに帰って来た時もまだ寝ていて、夕食の用意ができたからと20時前から何度も何度も声をかけたのですが、そこから起きてくるまでに1時間近くかかったくらいです。
明らかに尋常ではない眠り方です
平日モディオダールを飲んで普通の人のように起きていたら、週末の休薬日にこれだけ眠らなければいられないほど、もともとの娘の過眠症が異常だったのか。
それとも、週末にこれだけ眠らなければならないほど、ふだんモディオダールを飲んで無理に起きているという状況にしていることが異常なのか、もはやよく分かりません。
とにもかくにも久しぶりに現実を目の当たりにして、私はとても大きな不安に襲われたのでした
そしてひとつ、興味深いことがありました。
夕食の時、
「おーい、娘。晩ご飯ができたから、上がっておいでよー」
と10分毎に声をかけ、21時前にようやく居間にやって来た娘は、ぶすっとして不機嫌そうでした。
そんな娘を見た私が、
「そういえば、ADHDの治療を始める前の娘は、何度呼んでも起きてこないし、なかなか次の行動に移れないし、やっと起きてきても機嫌が悪くて、いつもこんな感じだったわ・・・」
と久しぶりに思い出しておりましたら、娘がこんなことを言い出しました。
娘:「お母さん、さっきからめっちゃ怒鳴って大声で呼んでたでしょ」
私:「え? 怒鳴ってなんかないし、そもそもそんな大声じゃなかったよ」
娘:「だけど声が大きすぎて気分が悪くなった」
私:「そんなことないって。ね?」
夫:「うん。そんな大声でもないし、怒ってもなかったよ。むしろ娘があまりにも起きてこないから、聞こえてないんじゃないかと思ってたくらい」
娘:「え・・・ホントに ――あ、」
ここで初めて、娘はあることに気付いたようでした。
娘:「そういえば昨日の夜はバタバタしてて、私、エビリファイを飲み忘れてたんだわ」
私と夫:「それと何の関係が・・・」
娘:「ほら、私、昔から毎日こんな感じで、起こされる時の声が大きすぎるというか、とにかく不快でたまらなくて、毎朝イライラしながら起きてたって話したことあるじゃん? エビリファイを飲むようになってからはずっと忘れてたけど、今、久しぶりにその時の感覚を思い出したわ」
*その頃のことはこちらの記事で触れさせていただいております↓
娘が言いますには、今回エビリファイを飲み忘れてみて、そして私に大きな声を出されてみて初めて、エビリファイが効いている時と効いていない時では声の大きさや不快感がまったく違うことに気付いたらしいです。
つまり、
やはり娘には聴覚過敏もあって、それに対してもエビリファイが効いていることが判明した
のですって
さすがエビリファイ、すごいです
視覚過敏だけでなく聴覚過敏にも効くとなると、エビリファイはその他の過敏症――たとえば臭いや温度や空気感など、あらゆる感覚の過敏性にも効いている可能性があるのではないでしょうか。
この前の第1回本試験の時に初めて体調が悪くならなかったのも、そんなエビリファイの効果なのかもしれません。
というわけで、この発見をきっかけに娘の機嫌は直って、夕食の後は久しぶりの家族団らん――とはいかず、満腹になりました娘は、お風呂にも入らずまたすぐに眠りこけておりました