かねてからの懸案となっておりました心理検査の最終結果が、今日ついに判明いたしました。


ここに至るまでの紆余曲折につきましては、もしご存じない方がおられましたら、以下の過去の記事を先にお読みいただけますと幸いです。
(娘と私の狼狽がご理解いただけるかと思いまして・・・)

右差しこちらになります:
 5/7 心理検査の結果が判明→娘、愕然とする
 5/8 心理検査の結果→愕然から一転!?
 5/8 心理検査の結果→まさかのぶっちぎり!?
 5/9 心理検査、その他の結果はこんな感じでした


 

 

・・・と申しましても、今日は臨床心理士の先生と直接お会いしたわけではなく、お電話をいただいて新しい結果を受け取りに伺っただけだったようです。



結果に変更がありましたのは『CAARS』という検査だけでしたので、そこだけ抜粋してアップさせて下さい。


ちなみにこれが最初にいただいた結果で・・・
 ↓

 


これが訂正後の結果です。
 ↓

 

 


最初の時は「ADHDの診断基準を満たしていない」という結果でしたが、
 

今回はハイスコアなのが一目瞭然です滝汗あせる

 

 

 


 

・・・ちょっと落ち着いて、詳しく見ていきたいと思います。

そのために分かりやすく(?)いろいろ書き込んだものが以下です。
(*実は少し前に画像を編集する技を習得し(今さらですがえーん)、現在いろいろ編集するのが楽しくてたまらん期真っ最中でして・・・変にハデハデで申し訳ありません汗

 

(註:この『CAARS』という心理検査についての簡単なまとめと実物の画像は上記5/7の記事に記載してあります)

 


まずは文章中の緑ラインの部分ですが、この検査では回答者の回答に一貫性があるか、つまり信頼できるかどうかを判断するための「矛盾指標」が示されており、8点以上の場合は結果の解釈に注意が必要となるそうです。
娘の回答は5点、私の回答が1点ですので、無事「信頼に値する」と合格点をいただけたようです。


その下の青枠で囲った部分につきましては、左の折れ線グラフと併せて見てみたいと思います。

グラフの横軸が全部表記されていませんので、娘の回答によるT得点(青字)と私の回答によるT得点(赤字)と一緒に書き出してみますと、以下のようになります。

①不注意/記憶の問題  82/90
②多動性/落ち着きのなさの問題  47/46
③衝動性/情緒の不安定  44/42
④自己概念の問題  68/90

( =自尊心が低い、自信がない、人づきあいが下手である、など )

⑤DSM-Ⅳ 不注意症状  85/90
⑥DSM-Ⅳ 多動性-衝動性型症状  42/41
⑦DSM-Ⅳ 総合ADHD症状  69/75
⑧ADHD指標  70/80

 

 


このT得点の評価につきましては、

・いずれの項目も最高は90
・いずれの項目も一般的な大学生の平均は51~58
 (こちらの論文のデータより)

・65以上の場合に「ADHDの基準を満たす」と判断できる
・70を超える人は症状レベルがかなり高く、DSM-Ⅳの診断基準を満たす可能性が高い

・治療前後で比較し治療効果を把握できる

 

とされているようです。


それらを踏まえますと、娘については次のことが言えるのではと思いました。

○案の定、「不注意」がとてもひどい
○「多動」「衝動性」はほとんど認められない
○平均するとそこそこのADHD、タイプとしては典型的な「不注意優勢型」

 

 


・・・笑えますのが、私の回答が①④⑤の3項目で満点をたたき出していることです。

 

これは、
「本人が感じているよりも、実はまわりから見た方が症状はひどいガーン

ということではないでしょうかゲラゲラ

 

 

 

 

――主治医の先生は「CAARSなど心理検査の結果はあくまでも参考だから」とおっしゃっておられましたが、かくして娘は名実ともに「不注意優勢型のADHD」ということがはっきりしたわけです。

 


これは大きな一区切りです。
生まれてからこれまでのさまざまな「失敗」や「やらかし」の謎が解け、今まで散々苦しめられてきた「自己責任」の呪縛からも開放されて、娘だけでなく私も、ようやく未来に向かって歩き出せそうです。