娘がコンサータを初めて処方していただいてから、もうすぐ1ヶ月になります。

コンサータがどういう薬で、どこでどんな風にして効いているのか早く知りたいのはやまやまなのですが、そのためには理解しておかなければならない基礎的な知識がたくさんあることを知りました滝汗あせる



ですので、これから時々、少しずつ学んでまとめていき、最後はコンサータにまでたどり着けたら・・・と思っています。




ではまずは復習から――。

■神経細胞(ニューロン)の構造
(*やばい・・・4/10にまとめたばかりですのに、カナリ忘れてますあせる

ヒトの脳は、主に「神経細胞(=ニューロン)」と「グリア細胞」から構成されています。
(*グリア細胞につきましては右差しこちら(3/22の記事)で少し触れさせていただいています)

このうち、脳をなす細胞の約1割を占めるとされる神経細胞(=ニューロン)は、こんな構造をしています。


  (この画像はこちらから引用させていただきました)

 

 


上の図にありますように、ニューロンは次の大きく3つの部分に分けられます。

・細胞核のある細胞体 (上の図の水色の「核」とそのまわりの黄色い部分のこと)
・細胞体から伸びる細長い突起=軸索
・細胞体から樹木の枝のように分枝し、軸索の末端と シナプス を形成して情報を受け取る複数の突起=樹状突起

このうち、軸索と樹状突起をあわせて「神経繊維」とも呼びます。

 


※余談①:
このようなニューロンが、中枢神経(=脳+脊髄)全体で1000~2000億個、大脳皮質(後述)だけでも100~140億個存在していると言われています。
また、軸索は短いものでは数mm、脊髄中に伸びる長いものだと数十cmに及ぶそうです。

※余談②:
中枢神経の中でニューロンの「細胞体」が集まっているところを『灰白質』、「軸索」が集まっているところを『白質』と呼びます。
代表的な『灰白質』は、大脳皮質、基底核、視床などです。


■神経細胞における情報伝達
下の図のように、情報(シグナル)は、ニューロンの中では電気信号として伝わり、ニューロンと次のニューロンの間では「シナプス」を介して化学信号として伝達されます。
(例外的に、シナプスにおいても電気信号で情報が伝達されるケースが、ごく一部存在するそうです。)

(この画像は東京都神経科学総合研究所ホームページより引用させていただきました)

 

 

 

最初の図の「シナプス」拡大部分にもありますように、ニューロンと次のニューロンの間は密着しておらず、シナプス間隙 と呼ばれる隙間が存在します。
(ちなみにこのシナプス間隙の幅は100~200Å(=0.00001~0.00002mm)なのだそうですガーン

この「シナプス間隙」での情報伝達は、シナプス前部のニューロン(=シナプス前細胞)の軸索末端から、シナプス後部のニューロン(=シナプス後細胞)の樹状突起に向かって放出される物質が仲立ちをしています。

この、ニューロン同士の情報伝達の仲立ちをしている物質を 神経伝達物質 と呼ぶそうです。

 

(この画像はこちらから引用させていただきました)

 

(この画像はこちらから引用させていただきました)


神経伝達物質は、他のニューロンからの信号(シグナル)によって細胞体の中にある細胞核内で作られた後、シナプス小胞という膜に包まれた状態で軸索内を運ばれます。
そしてシナプスまで来ると、シナプス小胞が軸索末端の膜(=シナプス前膜)と融合して、神経伝達物質がシナプス間隙へと放出されます。


■神経伝達物質って
神経伝達物質は、約50種類ほどが存在するといわれています。
代表的なものとしては以下のようなものがありますが、これまで何度か触れさせていただきましたようにADHDで主に問題となるのは、これらのうちの ドーパミン です。

 


(この画像はこちらから引用させていただきました)

 


シナプス間隙に放出された神経伝達物質は、シナプス後部にある「受容体」によってキャッチされ、次のニューロンへと情報が伝達されていきます。
 

 

なお、
・1つのニューロンは1種類の神経伝達物質しか放出しない
・1つの受容体も1種類の神経伝達物質しか受け取れない(1対1の対応)

という仕組みになっています。

たとえばドーパミンを放出するニューロンはドーパミンしか作らず(=このようなニューロンをドーパミンニューロンと呼ぶそうです)、ドーパミンは基本的にはドーパミン受容体にしか結合しないのだそうです。

 

 

 

 


*ふーっ。難しすぎますがコンサータの作用を理解したいので頑張らなくてはなりませぬ・・・えーん

 

*明日で猫さんを拾って2週間になります。背中はまだゴツゴツ骨張ってますが、お腹が少しぽっこりしてきました。

体重は1.95kg→2.7kgです。増えが悪いのはおばあちゃん猫だからかしら・・・アセアセ

再び鼻をスピースピーいわせてて、ちょっと苦しそう。体力をしっかりつけないと、猫カゼはなかなかよくならないですね。ガンバレ―!