全員が主役でした
一年の力を蓄え、ひと夏に全てをかけて咲き誇る花のように
参加3441チーム全員が主役の夏が幕を閉じました。
第106回全国高等学校野球選手権大会・決勝
決勝戦は史上初の延長タイブレークまでもつれこみ、延長10回表、押し出しの四球と犠牲フライで2点を先制した京都国際が、その裏の関東一の反撃を1点で食い止め、2-1で試合終了。
京都国際が初優勝、京都代表としても68年ぶりの優勝を飾りました。
今大会を象徴するように、本当に一点の重い、ちょっと悪い言い方をすれば打者が目立たない試合となりました。
決勝戦で無得点のまま延長戦というのは1989年、帝京・吉岡と仙台育英・大越の投げ合い以来35年ぶりのことでした。
栄光と挫折を何度と繰り返そうと
これからも共に歩み止めることなく
変わらない想いを強く込めた
湧き上がる希望の唄よ
未来と繋ぐ標となれ
京都国際アルプスから何度となく鳴り響いた「バファエール」
元々はオリックスバッファローズの応援歌ですが、いいメロディーでした。
決勝戦、アルプスを満員に埋めた応援団になんだか安心してしまいました。
国がどうの、校歌がどうの・・
もうこの期に及んでやめていただきたい。
今大会は近年まれに見る印象深い大会となりました。
ネット時代を象徴するようにXやTikTok、Instagram、YouTube等によって数々の話題が瞬時に配信され、スマホの中でその情報を得ることが簡単にできます。
それによって勝敗に関わらず、誰もが主役となるような大会でした。
各校の大応援団、特色のある応援も今大会はこれまでにも増して話題となりました☺️
掛川西、石橋、大社・・アルプスを満員にした模様は壮観でした。
滋賀学園の荒井君、もう固有名詞で検索できてしまいますね😆
もし大会MVPを選ぶとしたら、選んでしまいそうです☺️
ベンチ入りは出来なかったけど、応援団としてここまでやり切るって、この先の人生にとってものすごい大きなことだったと思います。企業が欲しがる人材じゃないでしょうか☺️
自分が高校生の時、ここまで全力でやり切れたか・・💦
こうして応援団にも注目を浴びる大会、高校野球は最たるものでしょう。
下馬評を見事に覆して、あっと驚く結果もありました。
試合以外の振舞いに賞賛が集まることもありました。
今回甲子園に集まった49代表以外にも各地の地方大会で様々な試合がありました。
参加チーム全ての熱、力が集約したものが「夏の甲子園」だと思います。
選手・監督だけでなく、スタンドの応援、御父兄関係者なども含めて「ワンチーム」
日本が誇れる高校野球文化ではないでしょうか。
どのチームが欠けても成り立たなかった、全員が主役の大会も終わり、もう来年夏に向けて新たな戦いは始まっています。
しばらくのロスを感じながら、また一年高校野球を追いかけていきたいと思います😅
最後に、大相撲のような三賞を個人的に😅
複数選んでますがご了承下さい🙇♂️
殊勲賞🎖️大社(島根)
報徳学園、創成館、早実と破りベスト8、大会をより熱いものにしてくれました。
敢闘賞🏅新潟産大付(新潟)石橋(栃木)掛川西(静岡)岐阜城北(岐阜)滋賀学園(滋賀)
岡山学芸館(岡山)宮崎商(宮崎)
新潟産大付、石橋は初出場ながら堂々の夏一勝
掛川西は私学にも引けを取らない野球を展開してくれました。
岐阜城北は智弁学園をあと一歩まで追い込みながらも涙を飲みました。
滋賀学園は応援もさることながら打撃型のチームで夏初のベスト8
岡山学芸館は初戦、二回戦と僅差のゲームを連続完封で初の夏二勝
宮崎商は中京大中京を相手に一時はリードを奪い地力を見せつけました。
技能賞🏆小松大谷(石川)霞ヶ浦(茨城)
小松大谷は初戦で明豊を破り甲子園初勝利をあげると、二回戦では大阪桐蔭相手にマダックス完封勝利で甲子園を驚かせました。
霞ヶ浦も智弁和歌山から甲子園初勝利。スローボールを巧みに使い智弁和歌山打線を翻弄しました。