キドSIDE
わからない。
「あなたの能力を使って。外に出て」
あの少女は確かにそういった。
なぜ少女は俺の能力を知っていたのだろうか。
人にバレるようなヘマをした覚えもない。
「なんだったんだろうな。」「なんだったんだろうね。」
二つの声が重なった。
俺とカノの声だ。
コイツはいったいなんなんだ。
人の心でも読めるのか?
「あの女の子、なんでキドの能力知ってたんだと思う?」
カノはニヤニヤしながら俺に問いかける。
「お前・・・また勝手に誰かに話してないだろうな。」
「え~?僕知ら・・・」
カノがそこまで言うと、バタン!と扉が閉まる音がした。
そして次々と聞きなれた声が飛んでくる。
「ただいまッス~!」「疲れた・・・」「ネギま・・・」「さっき食べたでしょ。」
セトたちだ。買い出しから帰ってきたらしい。
そして、部屋に入るなりセトはカノの肩をつかんで、怖いぐらいの笑顔で言った。
「どういう事っスか?説明してほしいッスよ。」
セトのその表情に何を悟ったのか…。
「何の事!?」と顔をひきつらせていた。
「この子っすよ。」
そういうセトの後ろから出て来たのは
ダークブラウンの長い髪に、青色のシンプルなカチューシャをした
さっきの少女だった。
先ほどとは打って変わって少女の目には不安や戸惑いの色が見えた。
髪色は違うが、確かにあの少女だ。
そう聞くと、セトは顔をしかめて説明しだした。
セトを含む4人は買い出しに行って、帰ってきた。
アジトまでの道のりを歩いているとき、セトはアジトの目でうろうろしている少女を見つけたらしい。
すぐに先程の少女だと気づき、声をかけたらアジトまでついてきたそうだ。
「さぁ・・・!早く説明するッスよ・・・カノ」
セトの目は相変わらず笑っていない。
「ごめんなさい!!」
声を上げたのは
さっきの少女だった。
「ごめんなさい!!カノはなにも悪くないんだ!僕が勝手に・・・」
少女は僕が悪いんだと主張し始めた。
「ふぇ?」
セトが間抜けな声を漏らす。
そしてどういう事だといわんばかりに俺の方を見てきた。
「どういうことだ?
とりあえず名前は?」
俺がそう問うと、少女はニコッとした。
「僕の名前は・・・とりあえずニカって呼んでくれるかな。
どういうこと・・・ねぇ・・・企業秘密でww」
そう言われた。
改めて少女もといニカの姿を見る。
ダークブラウンの長い髪に、青色のシンプルなカチューシャ。
おっとりとした印象のたれ目。
薄い黄緑色のふんわりとした(ぶかぶかした?)半袖のパーカーに
水色っぽいデニムのショートパンツ。
どちらかと言うと、いつも友達に囲まれているタイプだろうか。
さて、コイツをどうするか。
そう考えているとふと、違和感を感じた。
さっきと髪の色が違う。そうだ。
屋敷で遭ったとき、ニカの髪色は黒に俺と同じ緑色のメッシュが入っていたはずだ。
すると、キョトンとした顔をして、あぁ!!という風に手をうった。
「これは…」ニカのその言葉に俺達は驚愕した。
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あとがき
ふーー…。
終わりましたよー(笑)
続きがねー(・_・、)
うーむ。まぁ、みてくださってありがとうございます!
これから驚きの展開に…!
カゲロウデイズ3巻発売しましタネ(笑)
わー(笑)ではこの辺で~!