昨日の話なのですが、14歳の息子から「学校に着ていくパーカーが何着か欲しいからthrift storeに連れて行って」と頼まれました。

 

thrift storeとは、セカンドハンド品を売っている、いわゆる「中古屋さん」です。

地域の人からの寄付品を格安で販売しています。

 

私の住んでいる地域にはバリュービレッジ(Value Village)、サルベーションアーミー(The Salvation Army)、グッドウィル(Goodwill)などと言った非営利団体によって経営されている様々なリサイクルショップがあります。

 

まだ使える不用品を寄付するたびに、店内で利用できるクーポン券をもらえるのもありがたいです。

 

おしゃれに目覚め始めた高校生男子にとっては、安くたくさん買い物できるthrift shopは魅力的なようです。

 

お店に着くや、息子は早速セーターを物色し始めました。

 

昨今の物価高や、反ファストファッション意識のせいなのか、リサイクルショップの店内はかなりの人出でにぎわっていました。

 

セカンドハンド品と侮るなかれ、若い男性用は特になのかもですが、状態の良いものばかりで、あれもこれもと目移りします。

 

その時、やはり買物に来ていた息子のクラスメイトの女の子がが私たちを見つけて近付いて来ました。

 

どうかな、恥ずかしがるのかな?と思いきや、2人でセーターの物色をしながらごく普通に会話をしていました。

 

最近の若者にとってははセカンドハンドの店での買物はある意味COOL(かっこいい)なことみたいですね。

 

ちなみにこのクラスメイトちゃん、家の地下がゲームセンターになっているような豪邸に住んでいる「ザ・大富豪」のお嬢様です。

 

さて、私はちょっと離れた婦人服セクションで服をめくっていたのですが、

そのとき「ママ?」と訊く声があるのです。

 

「えっ?」と顔を上げると、離れて住んでいる娘と彼氏君が目の前に立っているではないですか!

 

もうびっくりです。

 

お互い「え~!?すごい偶然!」っと驚き、大笑いしました。

娘の押すカートには鮮やかな色合いのセーターがたくさん積まれていました。

 

家族三人が、同じ時間に同じ場所で鉢合わせるとはすごい偶然ですよね。

 

結局、ランチをテイクアウトして一緒にうちで食べようということになりました。

 

そんなこんなで楽しい午後になったのですが、よく考えると、子ども2人ともが、リサイクルショッピングに価値を見出してくれているって、なんかありがたいことだなと、ほっこりした週末だったのでした。

 

都会にはブティック(boutique)なんて名前の付いているリサイクルショップもあるのです。

掘り出し物がありそうですよね。