コンプレッサーの電源を入れると、いつも通り起動して圧縮空気を作り出します。
エアーを使い、0.7気圧まで低下すると、再起動して圧縮空気を作る筈・・・・
動かん(笑)
ブレーカーを見ると、FUSEが切れている。
FUSEが古くて切れたかなと思い交換。
起動すると、電磁開閉器のサーマルプロテクト。
これはオカシイと思い、確認・・・・イヤもう見ているけど、どうみても電磁開閉器がおかしい(笑)
松下製+富士電機製が組み合わさっている。
松下の方は上下逆さまで、補助接点に配線されている状態。
・・・久しぶりにこんなクソ配線を見ました。
部品がないので在庫でどうにかしようとした奴が、こんなつなぎ方をしたのだと思う。
こりゃイカンと思い、部品を注文。
Amazonに注文したら、紙袋で送ってきた。
そりゃ割れるよね~
即返品。
後日箱に入って配送されてきた。
コンプレッサーは推定50歳の日立製ベビコン。
未だにこんな古いコンプレッサーが現役なのです(笑)
早速電磁開閉器を取り付けて起動。
起動するが、再始動できないで、サーマルプロテクトが働きます。
モーターは欠相したような唸るような音が出ています。
欠相を疑い、配線を調べます。
問題ありませんでした。
次に起動できない理由を探すため、電磁開閉器を動かすための配線を確認しました。
圧力が低下するとスイッチが動き起動する構造なので、圧力スイッチを確認します。
接点を洗浄して、導通を確認。
電磁開閉器のA1・A2端子は、サーマルの接点を経由するだけなので、配線は至ってシンプル。
で、
試験すると、再起動は出来ないことが分かった。
折角なので、水抜き用のドレンの開放と、安全弁の動作の確認も行う。
これで動かないとなると、コンプレッサーの機械的な問題か、モーターが焼き付いたかくらいしか思いつきません。
ベルトを外して通電してみます。
モーターが回ります。
負荷がない状態ですと回るので、コンプレッサーの機械的問題と判りました。
確認します。
エアフィルターを取り外すと、プラパーツが割れていました。
シリコンコーキングを使って隙間を埋めました。
ヘッド部分を取り外します。
ピストンが見えます。
カーボンが付着していますので、軽く拭き取ります。
取り外したヘッド部分。
裏を見ると、圧力弁と減圧弁・・・・Webで調べたものと形状が違うんだけど(笑)
ここが原因なら部品を購入して、入れ替えて終わりでしたが、こんな形状の物は売っていません。
仕方がないので、カーボンを除去しながら清掃して動くようにしていきます。
この作業を2気筒分作業します。
結果、動くようになりました。