修理依頼品のLuxman L-550。
warm-upindランプが点滅して、プロテクトが解除されない症状。
確かめるために電源を入れます。
点いて消えてを繰り返す。
写真は2枚をローテーション(爆)
ずっと点滅。
このまま他の作業をする必要があったので、暖機運転してみたが、1時間放置しても点滅の状態だった。
さて、何から探ればよいのだろうか(笑)
こんな変わった症状は初めて。
さて考えましょう~
まず、温まってから次の動作に移行するのだろうか?
動作の順番やプロテクトの解除条件が判らない。
動作確認はこんな感じ。
⇒ 1時間放置して触ったら、ヒートシンクが暖まっていた。
⇒ と、言う事は、バイアスは掛かっている状態か。(確かめろって話ですけど。)
⇒ プロテクトは解除できていない。
⇒ DCオフセット調整が必要?(これも検査しろよって話ですよね~)
⇒ 温度を検知していない?センサー故障か?どこにあるの?
⇒ 温まるのを検知出来たらプロテクト解除するのだろうか?
ブロック ダイヤフラムを見てみると、ウォームアップランプはプロテクター回路から出ていることが判る。
眺めていても仕方がないので、検査してみる事にした。
2日に分けるつもりの記事だけど・・・・結論が出たので書くことにした。
底板を外します。
このアンプ、片チャンネルは下側からアクセスしないと検査畿内と言う個性のある造りです。
底板は埃が蓄積していたので清掃しました。
検査するポイントを、サービスマニュアルを見て確認します。
読むと判りますが、スゲーーーー判りにくい。
ちょっとずれていたので調整。
パワーアンプの電圧。
これも調整。
これが規定値。
これを2か所調整。
DCオフセット。
268mV。
こりゃプロテクト掛かる訳です。
0mVに近い数字になるまで調整します。
DCオフセット、もう片チャンネルの方は・・・・74V。
終わった。
バイアスもダメ。
片チャンネルがダメでした。
と、いう訳で、いったん組み立てました。
部品取り機を購入するか、トランジスタを探すことになりました。
暫くは入手できなそうなので、組み立てました。