Mark Levinson No.26。
プリアンプですが、電源が入らない症状という事です。
電源が入りませんから、他は調べようがない。
通電すると、確かに電源ランプが点灯しません。
No.26BALと聞いています。
私が修理する中でも最高金額の機材。
部品代だけを見ると、そんなにする訳ありませんから、製作後のテスト・音決め等に超拘った製品になります。
だから部品1つ変えるだけで、そのバランスが崩れる訳です。
横道に反れますが、前に預かった事があるMarantz7とCrown IC150Aは、部品1つ交換するのも嫌と思うくらい、音を出した時の場の空気感が出ていました。オペアンプやコンデンサをオリジナルでない物を使うと、バランスを崩して空気感が出なくなります。絶妙なバランスのプリアンプが存在していますから、オリジナルかどうかは非常に重要な事だったりします。
今回のNo.26BALは音が出ていないので判りませんが、オリジナルは超える事がないと思われます。
当時のコンデンサを使用して修理は無理ですしね~
電源ユニットが別体になっています。
今回は電源が問題ですので、ここから観察することにしました。
尚、電源スイッチなんてものは、この機種には付いていません。
常時通電して使用しなさいと言う、ハイエンドオーディオの世界です~
ネジを見ると開封跡があります。
そう言えばFUSE切れはないという事でした。
内部を点検している様です。
で、・・・・ネジ緩めても開かない(笑)
構造的には、ネジ緩めて、リヤ側の金具を外して引き抜くだけに見えるけど、上蓋が抜けん~