3頭とも11番。何かあるかなと思っていたら、最後の最後に驚きと喜び。


6/1()

ヴァンセゾニエ

東京6R 3歳未勝利 9着(2人気)

ダ1,300m 57岩田康誠

24/6/1 武藤厩舎 

1日の東京競馬では好スタートを決めて好位につけそのまま直線へ向くが、最後は踏ん張ることができず9着。「権利持ちが多かったもののそこまでキツいメンバー構成ではないかな、たとえスタートが速くなくても差しも決まる傾向にあったので、この条件で良さを出すことができればと思って送り出しました。返し馬を上手に乗ってくれ、最初のポイントのゲートをなんとか上手くこなしていい位置につけられたのですが、稽古の時と同じように力みが目立ってしまいましたね…。ジョッキーに話を聞くと“カーッとするところがあると聞いていたのですが、返し馬は落ち着いて走ることができていたので、上手くいけば2〜3番手につけたいと思っていました。ゲートは入る分には問題ないものの、周りが入ってくるとちょっと体を硬くしていましたが、スタート自体うまく出られて好位につけられました。しかし、競馬へ行くと力みがすごく、消耗して直線では踏ん張れませんでした。現状からするともっと短いほうがいいかもしれませんね…。上手く導けず申し訳ありません”とのことでした。口を硬くしすぎているわけではないようなのですが、やる気になりすぎていたために最後はさすがに余力がなくなっていました。この走りだとやはりもっと短いほうが良いでしょうね…。チャンスのある馬なだけに何とか勝ち切れるように持っていきたいです」(武藤師)

岩田父騎手をもってしてもコントロールきかず。権利取れずでこの先不透明になったが、限られたチャンスをものにして欲しい。


アウスヴァール

京都11R 鳴尾記念(G3)

13着(11人気)

芝2,000m 57古川吉洋

2024/6/1(京都競馬場)馬体重:484

「行かせてもらいたかったけど…。この間の福島でも相手(バビット)に前に入られて、今回はこっちが外枠からと狙ったものの、スタートは速いんだけど二の脚がもう一つで、向こうも引く気は全くなしといった具合。休み明けの頃と比較してもだいぶ具合は良く、それだけに自分の形に持ち込みたかった。メンバーや展開によるところも大きく、なかなか成績は安定しないかもしれないけど、どこかで順番はくるはず」(古川吉洋騎手)

このメンバー、展開、馬場状態では何もできず。様々な条件に恵まれる機会を待つとしよう。


6/2()

バルミュゼット

東京12R 小金井特別(2勝クラス)

3着(14人気)

ダ1,400m 58西村淳也

2024/6/2(東京競馬場)馬体重:532 

「実戦では今日が初めての騎乗となりますが、スタートは速いし、テンから凄い行きっぷり。オィオィオィちょっと待てといった具合に、前半抑える場面もあったくらいで、レース前に自分が持っていたイメージとはまるで違いました。道中は比較的スローペースで競馬が進みましたが、もう少し前が流れる展開のほうが、この馬には合っていると思います。直線を向いての手応えも絶好、前が少し壁になって外へ持ち出すのにやや時間はかかったものの、ゴール前も脚色は鈍っていません。もっと早めに踏んでいればよかった。相手を間違いましたね。このクラスを勝てるだけの力は十分持っている馬だと思います。また乗せていただきたいです」(西村淳也騎手)

陣営がかなり強気で鞍上西村淳也騎手。ひょっとしたらと期待と不安が交錯する中でのレース。好発からの凄い行きっぷりには筆者もびっくり。鞍上のお気に入りになったみたいで次も乗ってくれたら嬉しい。この感じなら千二でも対応できるかも。陣営のコメントを待ちたい。


陣営コメントは公式サイトより。両クラブの許可を得て、転載しています。


─────

予想の振り返り。


東京11R安田記念(G1)
◎⑮ヴォイッジバブル 17着
◯⑦ロマンチックウォリアー 1着
▲⑤ナミュール 2着
注⑱ダノンスコーピオン 15着
△④⑪⑬6着14着9着
【回顧】

ロマンチックウォリアーはさすがの走り。ナミュールは力出せばこのくらいはやれて当然。ヴォイッジバブルはスムーズに追走できたが、直線全く反応せず。2走前のドバイでも大敗しているように遠征競馬が合わなかったか。


*次回の更新は6/5(水)です。