暦と着物は連動しています。
当たり前ですよね?着るものだから。
でも、
現代でも「旧暦で暮らしていた頃の着物」
「旧暦の暦がが連動」しています(ややこしいです。笑)


だから、友人とお出かけ等々の時
ただでさえ普段身近では無い着物のルールだから、面倒くさいのに「今…何着たら良いの?」っと、なってしまうのが現状かと思います。


ガッツリ、しっかりご存知の方もいらっしゃるでしょうが、やはりこちらを覗いてくださる方々は、少し不安も有るから「英文法の様に5W1H」で、
着物の「今」が知れたら良いなと思われているのではないでしょうか?

でも、着なければ暗記した内容もそう遠く無い将来記憶の彼方へ行ってしまいます…残念ながら。

そんな事も有りますので、
この際、色々考えなくても大丈夫な着物を、初心者さんは着ていって下さい。


その着物は「色無地」「暈しの飛び柄小紋」等です。


箪笥の中の着物で一番
「どうしたら良いか分からない色無地」や
「小紋の飛び柄」などを、私は勝手に推奨しています。


この2つの着物には、季節は有りません。
さらに、
お嫁入りの時に持たせて貰った着物をお持ちの方なら、その着物の生地質は、本当に良い物です。そのはずです。


色味に季節が無かなら
帯の柄や、帯揚げ帯締めで季節を組み立てて行けば良い。


お抹茶色の色無地なら+水色のグラデーションで、帯や帯締め帯揚げ、値付け等を組合せて、丁度今頃の時期の緑の木々と、青空を見立てて纏うとか?


桜色の色無地なら、ルピナスやアマリリス、薔薇の花に見立ててそこへ帯や小物類を乗せていく…とか?


何なら帯すら無地で合わせて「色調だけで季節を表しても✨」素敵ではないでしょうか?
バリエーションは想像力次第で無限大です✨



以前も書きましたが、
たまに色無地を2枚お持ちの方もいらっしゃいます。
そういう方は、
余り使われない方を、思い切って「単衣物」にリフォームされては如何でしょう?


予算としては2万円〜といった感じでしょうか?
お店(職人さんの技術力)にもよりますので、一度お問い合わせ頂くのも有りかと思います。

リフォームには訳2ヶ月程係ると思うので、
今から出せば、今秋には裏地のない軽やかな着物が一枚、お手元に届きます。

9月終わり頃〜10月に着始めるなら、
帯揚げ帯締めは、薄いベージュや、逆にブラッドオレンジ色でも綺麗かもしれませんね?



色無地や、暈しの飛び柄小紋の着物は、
個性的では無い代わりに、お友だちの観劇〜お呼ばれ・パーティ、ご主人や彼との旅行・デート等…どんなシーンでも活躍する事でしょう。


衣替えの直前の今
着物捨てようかな?と、迷われているならもう一度再考下さい。

秋からのお呼ばれ、お出掛けに着物で行けたら???

もちろん!注目もされますし、
真夏以外いつ着ても素敵で、シーンを選ばない色無地は、これから歳を重ねて行く程に登場頻度も増え、着るほどにしっくり馴染みます。
大人女性の艶感1.5割増すること間違いありませんよ✨


着物着こなしコンサルタント桂🎏




今年は久し振りに「鯉の滝昇り」
の帯を出しました。
立身出世の諺の「登竜門」の由来になっています。
端午の節句に使うと
何時もとても喜ばれます。

着物は、
生紬の訪問着。
ですが…色目だけの「洒落訪問着」
なので、
友達の家へお呼ばれ、
昼間の軽くランチ
夜ホテルのBARラウンジ
等々
幅広く気楽に使えて、行った先のお店でも
大変喜ばれます。


藤棚は、残念ながら見れませんでした。
小さいですが、
お世話になっているお寺の
鉢植えの藤の花で、和ませて頂きました。
季節の移ろいは、美しいですね✨

着物着こなしコンサルタント桂🎏