前回の記事で、
箪笥の中の色無地の着物を是非着て下さい…と、
卒業、入学式へのお母様方のお着物に「色無地」推したところ、


「訪問着ではいけないのでしょうか!?」
と、ご質問頂きました。
やり取りの流れで「正解は何でしょうか?」
と、なりましたので、今回はその事を書こうと思います。


先に申し上げますと
「色無地(縮緬地 綸子 お召生地)」「訪問着」どちらも正解で良いのではないでしょうか?
なんでしたら「附下げ」でも◯。
暈し染めや、ホタル暈しの飛び柄の小紋でも良いと思います。
(絶対外さないなら淡い色で。フォーマル寄りになる為)


くれぐれも下の
①枚目の写真の様な、キラキラ訪問着はNG。
写真の訪問着は
式事は、式事でもドレスコードが「華やぎ」を求められる場所「パーティ」使用のコーデです。


卒業、入学式は、淡い色を中心に上品にコーディネートなさって下されば、外しません。

卒業、入学式はお子様が主役です。
お母様方は、学校 先生方に「ありがとうございます」と「一歩下がった立場」で行かれるのが美しいのではないかと思います。

一歩下がり、周囲を立てる気配りが出来るお母様
素敵だと思いませんか?


時々、こんな考え方の時代じゃないと言われる方もみえますので、色々な感覚があっていいと思います。
ですが、
「学校」の「卒業式」や「入学式」で
「お母様が主役になってしまう着物の組合せ」
は、少し場違いではないかと思えますが、如何でしょうか?


皆様は、どの様にお考えでしょうか?



何より前回、色無地の着物を推奨した理由は、
久し振りに着物を着る方でしたら
色無地は、ハードルが高く感じられ難い事や、
かつ
「箪笥の中に眠っている着物」で「いつ着るの?」とよく言われ、軽んじられる色無地に、お袖を通す貴重なタイミングだと思ったからです。



かなり余談となりますが、
「色無地に始まり、色無地に終わる」
と言われる程、色無地は、実は奥深い着物です。

一色で染めるが故に、
「生地の良し悪し」がハッキリ分かるのです。

お嫁入りの着物です。丁寧に誂えられている事は間違いありません。お母様やお祖母様が心を込めて準備して下さいました。



良い着物は、触れば分かります。
糸質から良くないと色が深く染まらない…これも機会があればまた書きたいと思います。






THE 訪問着です。
式は式でも「パーティ」ですので、
お誘い下さった方、場所へは華やかな訪問着
に、金銀箔の帯で
「華やぎ」でお応えする場面。

同じ訪問着でも、カジュアルダウン。
言わずもがなお呼ばれのシーンとして
例えれば「式」ではなく「会」

ですが、
今回記事にした卒業 入学式には
キラキラは控え目のこうした訪問着を
お勧めします。


季節感を
着物で楽しみたい。
いつもそんな風に考えています。
柄行として
季節の花や草木も良いですが、
季節の無い
幾何学模様も素敵ですね。

「誰と」「どこで」「いつ」会うのか?
そのTPOを、さり気なく纏う事が出来たら
より一層素敵ですよね?

こちらは色無地ですが、
「紬の色無地」ですから
お洋服にしたら「綺麗めデニム」スタイル
ランチタイムなら、お呼ばれでも
ほぼOK。
親しい方、友人、パートナー、ランテデート
なら◎

季節は、七十二候「桃始めてわらう」今。
まさに、桃の花が咲いかけています。
風が寒くても、
屋内に居て感じる陽射しは熱い程です。
場所によっては、土筆も出て、タンポポも
さいているでしょうね。


着物着こなしコンサルタント桂🌸🎎

☆流行り病以前は、
「着物一枚でアレンジ無限大。日々のコーデにさらりとプラス。着物を日常に」

こんなキャッチコピー書いてましたが、

着物を日常に取り入れると、本当に見える景色が変わってきます。





汗で汚れるから…高かったから…とか、

着物を、着ない理由は出せますが

せっかく購入し手元にあるお着物

「着ない事が、一番勿体ない」

って、思いませんか!?





大切に取っておいても

着物はいたむし

シミも出ます。

着てあげる事が、実は一番傷まなく、

着物を長持ちさせられるんです。





着物に関する質問、ご相談、不安等々、

お仕事のご依頼はメッセージ欄からお願い致します。



🌟その他、着物、和文化に関する事でしたらお気軽にご相談下さい。



🌟Instagram Facebook X(Twitter)もやっています。フォローもよろしくお願いします😊



🌟「公式ラインアカウント」完成しました😊
たどたどしい更新で、なかなか進みませんが(笑)
着物ライフが楽しくなる情報発信していく予定です。ご登録お待ちしています。
 
LINE Add Friend
リンク
lin.ee


==================================
着物はライフワークです。一緒に楽しみましょう!

今日も最後までお付き合い下さり
ありがとうございます😊




着物着こなしコンサルタント桂🌸🎎