こんにちは。
1月7日「人日の節句」です。「五節句」の一つですね。「七草がゆ」の朝食を、実家にいた頃は、母も祖母も作ってくれていました。
その頃まだ学生だったので
家族「食べ過ぎをリセットする時期」だから
私「。。。」? 行ってきまーす
そんな感じでした。
今から思えば、仕方がなくもあり、勿体無くもあった、そんな体験でしたが、
こんな感じで毎日過ごしている陰で、祖母が着物を準備してくれていたのでした。
幼少期には、七五三参り、夏の浴衣、初詣。
成人式にも振り袖を着てはいましたが
「全く着心地の良いもの物ではない!」
「一生着ない!」
というのが、正直な気持ちでした(笑)
ですが、不思議なもので
暫くして、祖母が作っていたくれた着物を手にすると、袖を通すと必ず「引きずる」長さの着物ってどうやって着るんだろう?
と、興味が湧いてきたんです。
それが私にとっての、事実上の着物体験だったかのかもしれません。
前置きが長くなりました。
新春からの着物ポイント③
思いを込めて着物を手にするです。
な〜んだそんな事?と、がっかりされた方
ここまでお付き合い頂いてありがとうございました。
続きは、実は、自分でも思いも寄らない方向へ行きましたので、離脱されてください。
とはいえ、今後とも宜しくお願い致します。
「思いを込めて着物を手にする」
テクニックや、深い知識でも何でも無いですが
例えば
「これでいい」とチョイスされるのと
「これがいい」と思われるのと
貴女ならパーソナーにどう思われたいですか?
着物は、お蚕様の繭〜命〜を何千個と使用して出来上がる衣服。
着るというより「一緒に暮らす」感覚です。
初めて手にする1枚の着物を「これがいい」と手にとって大切に末永く幸せに過して行くことが何よりかと…。
しかし、衣服ですから
数多く持つもよし
持たざるもよし
でも、それに対して「気持ちを入れて」着ることが、根底にあって欲しいのです。
今は、欲しければ明日までに届けてくれて、必要なくなれば、ミニマリストさんの動画を参考にして捨ててしまえばいい時代。
良くも悪しくも、インスタントな世の中です。
それでも「着物を着たい」って…
(人様の事申せませんが)かなり少数派ですよね?
だから通じてくださるって信じてます。
こうした現代だからこそ
「思いを込めて着物を手にする」という事の大切さを声を大にして言いたいわけです。
思い有ってこそ
シーズンオフには洗って、染み抜きして、時にはサイズ直しまでする価値を見いだせるのではないかと。
安い中古だったから、丸洗いするのはもったいない。捨てて次を買おう…そんな気持ちもわかります。
思い方も多様性の時代ですが、
それでは次世代に何も残らないし、残せない。
同じ口で「SDGs」って言ってる現代。
世界って言う前に、日常生活の中から見直す事、大切だと思います。
最初に「思いありき」
それが、言葉や行動になっていくのなら、身近な場所への気持ちを込める事は、決して無駄ではないです。
着物を、着続けていて感じる、
ご先祖様が培ってくれてきた、日本文化の懐の深さ
いかに日常を豊かに暮らそうかと、編出した知恵。
何が起きても笑いに変えてしまうユーモアなどなど。
情緒、人情、風情を感じます。
暖かいですね?
こうした暖か味こそが、思いでは?
着物を着ると、洋服で過ごす速度よりも「−1.5倍速」になる。
だからこそ見えてくる景色があります。
毎日全力で走ってたら疲れちゃうでしょ?
急ぎの時には新幹線(洋服)が速いけど、
時々鈍行電車(着物)なら各駅のホームの(普段見落としてる)野の花(価値観)も見えますよ?
こんな重たい文書の後に、時には着物をの楽しみましょうと書いても(笑)
伝わらないでしょうね💦
でも、着物も時々楽しんでいきましょうね😉
全然楽しくないブログになりましたが💦
ここまでお付き合い下さった方には、心から感謝致します✨
今後ともよろしくお願いします。
着物着こなしコンサルタント桂🥕
着物はライフワークです。
もっと着物を着てみませんか?