675「江戸深川ほおずき日記」ーー㊺ | yu-tyanのブログ

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優愛も乙女もその時気がついたーー

農工商女が回っても、戦争がある限りーー

世の中はまた江戸末期と全くおんなじ。

戦争は戦費調達を招き、増税につながる。

町人にとっては徳政令と同じ。

武家社会はそうして滅びていった。

じゃあ、戦争を自壊させるのは何だろうーー

戦争を引き起こすのは何ーー

戦争に色はついていないーー

だからいい戦争も、悪い戦争もないーー

あるのは亡くなる人と絶望、破壊ーー

いい戦争も悪い戦争もないーー戦争はすべて悪い。

母親たちが語り継ぐ、戦争ーーそれは多くの戦争犠牲者と悲劇ーー

それは戦争を引き起こした人たちの歴史舞台からの退場しかありえない。

かつては武家社会と武士たちが犯してきた罪を罪滅ぼしするように瓦解していった、

それを待つしかない。

町人たち市民は、それを願って進んでいくしかない。