ボクが金を売却したあとの次の一手は何だろうか。
金(そのほか現物)、債券ではない。ならば金買いに戻る。
やはり株式投資ではないか。
バブルのころは、日本特有の事情から三菱地所や三井不動産など不動産・含み益関連が最初に買われました。
ところが今回は、時価総額が大きい商社株が買われています。
これはエネルギー価格の上昇と無関係ではなく、今後も利益成長性が大きいと見込まれているわけです。米国人投資家が注目したことも大きいでしょう。でもそれは利益成長性と時価総額の絶対的な大きさです。海外機関投資家の買いの受け皿になりうることが大切です。これはバブル当時の不動産株も同じでした。
そこでぼくが注目するのは、海外投資家が注目するものではなく、個人投資家が注目する低位株です。
バブル当時も、低位株の底上げが最も進み、極端に言うと低位株はみな中低位株になったーーことです。100-200円台の株が300円以上になったということです。低位株ですから値上がり変化率が大きい。2-3倍になる銘柄が順番に続出しました。
今がそこにあるかどうか、まだ判然としませんが、第一次変革期にあることだけは間違いありません。
業績が赤字から黒字に変化したり、業績変化率が大きな銘柄がその対象となりそうです。その①はこのあたりで終えます。その②にご期待ください。
ちなみにこれらは循環的に買われます。最初に始まった商社株はまだまだ循環的に買われるとみていいでしょう。ただ、バブル初期に買われた不動産株はその後あまり動きませんでした。今回もそのパターンとみて間違いないでしょう。
ここまで書けば、次の一手は何かーーお分かりですよね。
チャートを見ると今週初盤にも、市場の一角でお祭りがあるとみています。変化率が大きい、個人投資家に向いた銘柄ではないでしょうか。アンテナを張ってごらんください。