多分バケットをつけて使用することはないと思う。
1.7tクラスは2柱キャノピの愛機(CAT 017CR)
があったのですが、狭小傾斜地での作業が多くなり
2柱キャノピとシートベルト無しということに恐怖を感じるようになりました。
ミニショベルの転倒事故は、かなり恐ろしいものです。
人間にはそれなりの反射神経があるので、重機が倒れそうになると
シートから飛び降りることが出来ます。その時は生きてるんです。
そのあとゆっくりと倒れてきた重機につぶされて死にます。
造園、建設業界では、シートベルトを装着することは
馬鹿らしいという風潮があるかもしれません。
ですが、シートベルトを締めていれば重機が倒れてケガをしても
重機に押しつぶされて死ぬことはありません。
特に傾斜地で重量物を扱う場合、誰にでもできる作業ではなくなります。
傾斜地はもちろん私しか作業させません。
特殊業務の単価が高いのは、危険が伴うという事です。
逆に誰にでもできる仕事は安い。
ブログからはあまり危険が匂わないかもしれませんが、
いつ死亡事故が起きてもおかしくない現場で毎日働いています。
危険を危険だと認識できない人は、
私と同じ仕事はできません。
反対に、危険を危険だと認識したうえで
対策を考えられる方はこの仕事に向いているかもしれない。
旋回クローで枝を振り回すようになると、
調子に乗って自分に当たりそうになることがあります。
これも重大事故につながるので、4柱キャノピ+ポリカーボネートパネルで
オペレーターを守るようにしました。
夕方の残業も出来るように前後ライトも装着。
とにかくこれが明るい。
国産メーカーはこの感覚無い気がします。
4柱キャノピを選択したので重心が上に上がるため
少しでも重心を下げるために鉄クローラー(ゴムパッド)を採用しました。
旋回クロー+伐採枝 の重量とバランスをとるために
カウンターウェイトも数十キロですが特注で背負ってみました。
私の場合、ブーム、アームの重さを利用して傾斜地を安全にクリアしていくので
荷重がニュートラル状態の時
前後フラットよりも若干のフロント荷重気味の方が慣れていてよいかもしれません。
木こり整体師さんの100kgウェイトも
どんなものだか興味はありますが。
301.7CRは、走行回転トルクを上げるためにエンジン回転を上げても
デジタル制御で各可動部分の作動速度を調整することが出来ます。
大体ミニショベルは、エンジン回転を上げていくとそれに伴って作業機の速度も
上がって、ピーキーな動作になってしまうのですが、
301.7CRにはそれがありません。
017CRは償却期間が終わっており、節税効果もなく、
結構いい下取り価格が付いたので出そうと思いましたが、
従業員が小型建設機械の資格をここでとることもあり
練習機として残しておくことにしました。
下取りに出さなくても何とか301.7CRを維持できそうな算段がついたので
1.7tクラスも2台体制です。
なぜ、同等の重機を無理して重複維持をするのか。
現場にミニショベルが2台入ると ×2 以上の効率を生み出します。
例え一台が故障しても、仕事に穴を開けません。
ミニショベルを現場においておけます。
もし他の現場で必要になってももう1台を出せばよい。
事業規模が大きくなるにつれ、長期の現場が増えてきました。
事業規模に合わせて、機械所有の戦略を練る。
これも自分の得意な能力です。
大きな機械が入るような現場の仕事は取りません。(取れません)
大型機械を持っている事業者がやりたがらない隙間で
勝負をします。
重機は資産価値が落ちにくいことを実感しています。
もし仕事が無くなってしまったら、
重機を売ってサヨナラというわけです。