モンベルで丸被りしちゃってる

同業者の皆さんこんばんは。

 

冬のワークウェア、儲かった今年こそ

本腰を入れて検討、導入してみませんか。

 

我々の仕事で重宝する高価格帯アウトドアメーカーの

ソフトシェルジャケット、軒並みメーカーラインナップから

消えているの気が付いていますか。

気軽に脱いだり、また着たりできて

ブッシュに突っ込んでも破れない。

そんなソフトシェルジャケットは森の中で活動する人間にとって

無くてはならない装備だったのですが、

流行りが去ったのかどこも作らなくなってしまった。

 

モンベルにはかろうじて存在しているのですが

もう、モンベルはおなかいっぱいで。

かといって作業着屋の

作業着は着たくないんで。

いかに安く高機能に出来るか、というのは

とにかく矛盾していて、商品に表れる。

商品に表れないのはもっとヤバい。

対価と品質はイコールであるべきなんだけれど

安いのに品質が良いってことは、

誰かが奴隷のように働かされている可能性があるの。

「合わない対価で」

 

自分がそういった世界の中で働きたくないのに、

そういった構造で生まれた

安くて良い製品は買いたくない。

 

生死にも関わるアクティビティ、

つまりアウトドアウェアメーカーってのは

高くて良い製品がまだまだ充実しているのですが、

自分一人が着る分にはいいんだけど

従業員用の作業用ウェアってなると

そうそう手が出せる金額ではなくなります。

 

モンベルはその点で

「作業着」と「アウトドアウェア」の中間的なイメージ、価格帯だったので

決算日が近づくとモンベルショップで従業員用の作業着を

袋いっぱい買ったもんです。

20~30万にはあっという間になりますが、

従業員はその服を着てそれ以上の稼ぎを生み出してくれますからね。

 

業界によって「作業服」の重要度はもちろん変わるでしょうが、

我々の仕事において「作業服の選択」は最重要項目です。

 

寒けりゃ暖かい恰好をすればよいというわけではないんですね。

寒いけど、暑くなる服装はダメなんです。

寒くないけど、暑くもない環境が最高の状態。

これを可能とするのは、比較的高価格帯のアウトドアウェアのみです。

ただね、一着3万円のジャケットでブッシュに突っ込めるか、

泥まみれになれるかって話なんです。

いくら儲かった年でも、これだけはできなかった。

高価格帯のアウトドアウェアでは、装備的に最強でも

仕事モードにはなれなかったのです。

 

で、結局モンベルに落ち着く、というのを

数年間繰り返してきました。

 

で今回の記事の内容です。

 

こう書いたら伝わるかな。

 

今月、8人分の

秋冬の作業着一式を

ある一つのメーカーから50万円分購入しました。

あまりにも気に入ったため、

洗い替えで更なる追加購入も検討しています。

 

それほど「いい」。

 

冬の作業着で一番重要なのは、

暖かい事ではなく

いかに「冷風を防ぎ」同時に「湿度を逃がせるか」という事につきます。

これは矛盾する問題です。

 

これを可能にしたのが

ゴアテックスを生み出したゴア社の

ゴアウィンドストッパーなのですが、

なんとこの

ゴアウィンドストッパーを採用した贅沢な作業着があるのです。

 

今回は自分が購入した製品を軽く紹介していきます。

 

 

 

 

ウィンドストッパーパンツ。

作業着やチェンソーパンツのインナーとして着用。

発熱系インナーとは全く別物の快適さです。

タイト目なので必ず試着を。

洗い替えが欲しくなる逸品です。

 

 

 

ウィンドストッパーのシャツです。

ごわごわ感があるため、着心地が良いとは言えませんが

自分はこれをインナーとして着ています。

タグがチクチクするのでメーカーに改善要望出しておきました。

これもタイト目なので必ず試着を。

 

 

 

超優秀。

これが秋冬作業用のベースウェアです。

秋冬のハードな作業でも熱がこもらない。

もちろんフロントジッパーを開放すれば

ハイテク生地で

処理しきれなくなった熱気を即解放できます。

これもかなりタイト目なので試着を必ず。

起毛系の裏地ではないので、これ自体に

暖かさはありません。

体の熱気をコントロールしてくれるだけです。

 

寒い場合はベストなどで調整してください。

 

 

 

アウトドアウェアメーカーから消え去ったソフトシェルジャケットが

今まさにここに。

暖かい裏地付き。

シルエットも着心地もかなりタイトなので、これも試着をして決めた方がいい。

決して動きやすい裁断ではないけれど、

個人的には第1世代のこのソフトシェルジャケットのシルエットが好きで

毎日愛用しています。

 

 

 

いわゆる旭蝶 第2世代 のソフトシェルジャケット。

着やすい、動きやすい、温かい。

第1世代ソフトシェルジャケットと比べると

かなり欠点を克服してきているようにみえるが、

裁断、シルエットはやぼったい。

動きやすさ重視、温かさ重視ならこちら。

 

がっちり体系の人がタイトに着るならジャストサイズ、1サイズアップを。

細目の人で大きめに着るのが好きな人は、1サイズ、2サイズアップ。

細めの人でタイトに着るのが好きな人は

第1世代のジャストサイズが結局は落ち着くと思う。

 

どちらにせよ、旭蝶の作業着は割と小さめなので

必ず試着を。

 

優れた高機能作業着だと、本当に仕事の質、作業効率が変わるから。

 

ただし、

旭蝶繊維株式会社の送り出す

このゴアウィンドストッパーシリーズ、まだ完全体というわけではないです。

我々が現場で実際に使って感じたこと、要望など

旭蝶繊維株式会社にどんどんぶつけていきましょう。

 

うちの場合は、女性用裁断 女性用カラー など欲しいですね。

 

従業員の一人からは

インナーパンツの前ボタンが面倒だとの意見ありました。

 

ソフトシェルジャケットは

チャック式のベンチレーション機能があっても良いかもしれません。

脱がなくても良い環境が生まれるかも。

 

本当にすごく機能性の高い作業着なので、

ユーザーをどんどん増やして

ウェアのスペックアップを実現させたいですね。

 

決算前の経費購入などで、大量販売がうまくルーティン化出来れば

旭蝶繊維株式会社 製造業者 ユーザー すべてにおいて

ウィンウィンになれる気がします。

良いモノを高く。

良い仕事を高く。