今日は久しぶりの肉焼きデイ
コストコの新作味付け豚肉を購入し焼いてみました。
若干甘目で白いご飯によく合いますが、
個人的にはかつてコストコにあったジャーマンポークが最高でした。
甘目が好みな方は、ジャストだと思うので
コストコに足を運んでみてください。
で、どっちかっていうと今回のメインイベントはこちら。
ソーラーパワーで
IK Multimedia iLoud Micro Monitor
を動作させます。
このモデルは、ACアダプターを使用する
AC100Vコンセント仕様です。
普段AC100Vコンセント電源しか使わない方にとっては、
消費電力値というのはあまり意識しないかと思います。
それよりも音を気にする方には
アンプの出力値のほうが重要ですよね。
最新小型オーディオ機器の消費電力は、後述しますが
きっと誰もが驚く結果をもっています。
さて、この極小モニタースピーカーですが
いわゆるファンスピーカーではなく、プロスペックスピーカーです。
BOSEが楽しむためのファンスピーカーなら
このIK Multimedia iLoud Micro Monitor は
音のプロが最小限、最低限のシステムで出音を調整、確認するための
業務用スピーカーといったところではないでしょうか。
とはいっても、低価格機、超小型機ということもあり
生粋のモニタースピーカーというよりも、
それなりの個性が出てしまっていると思います。
ただ、音に関する業界人が集まるような
バーベキューパーティーでは、BOSEよりも
IK Multimedia iLoud Micro Monitor のほうが受けが良いかもしれません。
小さな野外用の音響システムを考えるときにまず第一に思いつくのが
バッテリー内蔵スピーカー、だと思いますが、
私はまずその常識を吹っ飛ばします。
この
IK Multimedia iLoud Micro Monitor の定格出力は50wなのですが
実消費電力はどのくらいだと思いますか?
多分大多数の人が間違った答えを出すと思います。
答え、引っ張ってもいいですか?
さて、さっそくソーラーパワーで鳴らしてみましょう。
たしか「20w出力」のソーラーパネルをベタ置きしてみます。
影を見ればわかると思いますが雲一つない快晴ですが、
この状態では1~2wしか発電しません。
もちろんこれでは
50W RMSのIK Multimedia iLoud Micro Monitorを起動させることはできません。
それではソーラーパネルを太陽に向かって
このように立ててみるのはどうでしょうか?
5~7wほどの電力を生み出すようになりました。
実はこれでもIK Multimedia iLoud Micro Monitorを
動作させることはできません。
電気に詳しい方なら、もうすでにお気づきかと思いますが
AC100Vコンセント仕様のIK Multimedia iLoud Micro Monitorと
DC出力のソーラーパネルが直で繋がるわけがないですよね。
ここで活躍するのは
唯一無二の電力変換装置
Omniシリーズのモバイルバッテリーです。
今現在購入できるのは
Omni20+のみのようです。
このモバイルバッテリー、いったい何ができるのか?
何が他と違うのか?
通常、モバイル電源界隈では禁止事項となっている
充電しながらの放電が可能なのです。
この機能をパススルー充電と言います。
つまり今回構築した屋外用小規模音響システムでの
動作の流れは、
太陽光 → ソーラーパネル(5~7w発電)→ Omni内蔵バッテリー持ち出し(約5w消費)
→IK Multimedia iLoud Micro Monitor(実消費電力約10w)
→IK Multimedia iLoud Micro Monitorからの出音(定格出力50w)
という流れになります。
この事からわかるように、もう少し厳密にソーラーパネルの向きを調整すれば、
このソーラーパネルだけで動作させることも不可能ではないですし、
もう少し大きなソーラーパネルであれば、荒っぽい角度調整でも
IK Multimedia iLoud Micro Monitorを太陽光だけで動作させることも可能なのです。
もちろん、マキタの18Vバッテリーを
USBアダプター
で出力し、Omni20+に入力させれば
1日中大音量で
(もちろんそういう事が可能な場所で、です)
IK Multimedia iLoud Micro Monitorを鳴らしっぱなしにできます。
デイバックに収まってしまうこのシステムのサイズ感で、
しかもAC100Vレス。
いつでもどこでもこの上質な音響空間が構築できるのは
文字通り最高ですよ。
ソーラーパワーで音楽が聴けるなんてネタ的にも良いですし、
マキタバッテリーで動作する業務用スピーカーってのも面白い。
ファンスピーカーを超えられない
「モバイルスピーカー」でドヤ顔する事は、今や誰でもできますが、
屋外にしかもバッグ一つで収まるサイズの中に、
モニタースピーカークオリティの大音量を持ち運ぶ人は
なかなかいないと思います。
最後に重要なセッティングを書いておきますね。
Omni20+のコンセント出力設定を必ず
150V HVDCにセットしてください。
DC→AC変換のロスが無くなるため
よりバッテリーの消耗を抑えることが出来ます。
私の知る限り
この150V HVDC機能を搭載している
モバイル機器は現在Omni20+のみです。
特に数ワットでも大事に使いたい
限られた環境の中において、この機能は最大限の効果を発揮します。
ただし使用できるのは黒いボックスのあるACアダプターを使用する
低消費電力電子機器のみです。
なお、すべてのACアダプター仕様の電子機器を動作させる保証はありません。
(自分で試すしか方法はありません)
この価格帯のオーディオになると、
音質が悪い、とは誰も言わなくなると思います。
自分の用途、好みに合わない。
という人は出てくるとは思いますが。
もし音質が悪いという人がいたら、
アンプ込みで4万円ほどのスピーカーに
何を求めてるんだか、という所です。
低音が若干拡張気味に感じられますが、
屋外バーベキューでサブスク音源を楽しむ分には
むしろノレて楽しいです。
センスのあるDJなら
屋外ホームパーティーで
雰囲気作って全員踊らせることも可能でしょう。
音圧があるとまでは言いませんが、
小さなLIVEハウスの雰囲気を出せる
貴重なマイクロスピーカーだと思います。