ホームセンターで売っている安い長靴は

どれを選んでも失敗します。

「ホームセンター」という事業形態を理解すれば

簡単に理解できるのですが、

ホームセンターは

より多くの人に、より安く、より自社に利益率が高いものを

というビジネスモデルであり、

そのほとんどが中国製品になるのも理解できるかと思います。

 

最近ホームセンターで物を買わなくなりました。

日本の製造業にまったく貢献できなくなってきたからです。

 

ホームセンターは、いくら質が良くても

高くて利益率の低い日本製品は「置けない」業態なのです。

 

本当に良い商品を求めるなら、

確かな情報源のあるものをネットで購入するのが

結果的に自分や日本の製造業の為になります。

ネットでの買い物は「運」みたいなことが昔はありましたが

レビュー情報を活用すればネットの購入も

今となっては怖いものなどありません。

 

オールマイティーな農業用長靴はこれです。

 

 

 

 

超軽量というわけではありませんが、重くはありません。

履き口がコードで絞れるようになっており、

土仕事などの際、泥が中に入ってくることを避けられます。

草刈りなどの際も刈かすや草の種が靴の中に侵入することが無いため快適です。

カラーも数種類あり、チームで分けられ自分の長靴の特定が容易です。

農家が毎日使っても1~2年は楽に持つ耐久性があります。

ホームセンター長靴とはまるで比べ物にならないゴムの質、耐久性です。

 

欠点としては、履き口部分は通気性が無いため真夏は蒸れやすい傾向にあります。

コードを絞らなければ、普通の長靴と変わりませんが。

ソールもハイグリップというわけではありません。

しかし、ちょっとした山に入るくらいなら私はこのままこの長靴で入ります。

特に滑るソールという印象はありません。

 

農家がホームセンター長靴を卒業し

初めて履く日本製長靴として非常におすすめです。

農家も経済循環を意識して事業に取り組むべきです。

 

冬用のモデルもあります。

極暖というわけではありませんが、インナーが温かい仕様になっており

雪国でなければ作業用長靴として常用できます。

 

 

タフテックロゴの下に

ウィザードと書かれているのが防寒仕様です。

 

次に私が最近愛用している山仕事長靴がこれ。

草刈仕事の時には100%これです。

夏場の足蒸れ対策として購入しましたが、冬もそのまま履いています。

 

第一ゴムの ドライテクノ

 

 

 

 

エアサイクル機能がついており、蒸れ予防に一役買っています。

完全に蒸れないわけではありませんが、

通気性のあるスパッツ部分をあわせて快適に労働することが可能となりました。

 

ソールもタフテックよりもハードな仕様となっており

斜面地でも適度にグリップします。

デザインがホームセンターの安物長靴みたいで萎えますが

自分の軽作業用長靴は今はこれしか考えられないです。

 

欠点は、若干重いのと

スパッツ部分に植物の種が引っ付きます。

アキレスのタフテックはそれが無いので快適なのですが。

 

嫁さんは第一ゴムの

ジョンディアカラー長靴を畑で愛用しています。

このカラーかわいいですよね。

 

ドライアグリ

 

エアサイクル構造とスパッツの通気性はドライテクノと一緒ですが

ソールがそれほどグリップのあるパターンではないため

斜面地には不向きです。

そのかわり排泥性はよいです。

サイズがかなり小さなものからあるので女性に特におすすめです。

 

長靴に1万円かけるというのは贅沢に思われてしまうかもしれません。

しかし農家にとっての長靴は、武士にとっての鎧みたいなものです。

非農家が想像するよりも重要な装備なのです。

履き替えることにより仕事モードのスイッチが入ります。

雨、沼、沢の仕事も多い私たちにとって長靴はより良い仕事と向き合うための

装備であり正装です。

 

事業者側に立った時に初めて、モノの値段を考える事の重要さに気が付きます。

お客様に買ってもらいたいが、利益も出さなくてはならない。

もちろん事業体によって考え方は様々ですが、

矛盾しますが「価格で勝負していたら生き残れない」時代なのです。

私の愛用している長靴メーカーは価格ではなく、価値で勝負をしています。

私は事業者として賛同をしていますし、

同時に消費者として恩恵もうけています。

 

正しい儲け方を理解している人たちが

それぞれ助け合う世の中であるべきです。

 

私の紹介した長靴は決してユーザーを裏切りません。