まず初めに、
シュレッダーブレードという道具が
その危険性を認識されないまま一人歩きしています。
誰でも使える道具ですが、
誰でも使っていい道具ではありません。
マキタ × シュレッダーブレード のようなブログ件名をいれれば
勝手にアクセス数は上がりますが、
私はそれを望んではいません。
この道具が、人、時、場所を選ぶ危険な道具である以上、
アングラツールの類であることを否定できないからです。
私はルールとか法律に則った安全と、
各自持っている安全意識とは全く別のものであると考えています。
決められた事を「守るための」安全と、
自らの経験値からリスクを「回避するため」の安全では
全く違います。
刈払機がネットやホームセンターで気軽に買えるようになってからは、
恐ろしい事にこのどちらの安全も持ち合わせていないユーザーが
気楽に棹を振れる時代になりました。
何が危険なのかすらわからない人たちです。
事故を起こしてから危険に気が付く。
こんなことが当たり前になってはいけないのです。
危険は予知、予防ができるもの。
だからこそ
そもそもの危険が理解できない方は、
刈払機、ましてやシュレッダーブレードなんかに手を出してはいけません。
失明、人身事故、車両、家屋破損
割の合わないことになる前に
草刈を業者にお願いすることも考えてください。
その業者も、安全意識ゼロの方もいますから
業者選びも難しいと思いますが。
簡単な見分け方として、
ナイロンコードを使用している業者で
メッシュシールド、保護メガネどちらもしていない人は
経験が浅いか、変な自信のある人のどちらかです。
私だったら2度目はありません。参考にして下さい。
私が知る限り事故を起こすようなプロは、経験が浅いか
自分に自信がありすぎるかのどちらかです。
そして本題ですが、
シュレッダーブレードにどんなイメージを皆さんお持ちですか?
経験のある方程、昔からある二枚刃の延長で考えていませんか。
私の個人的な意見ですが、大径の2枚刃で開墾をするような
ハードなイメージを持っているかもしれませんが、まったく逆です。
うちでは仕上げ用の用途で使っています。
つまり単体で作業効率を上げる道具ではなく、
作業全体で見た効率を上げるための道具、というわけです。
そうなると今回のお題、
シュレッダーブレードを回せる最軽量機。というのも
あながち間違った方向性ではないと自分は考えてます。
つまりこうです。
シュレッダーブレードが危ないという認識は、
経験者であればあるほどかつての大径2枚刃と比べている。
大パワー、高回転、開墾に近い雑木混じりのブッシュ
を想定しているものと思われます。
確かにSTIHLのクリアリングソー純正のシュレッダーブレードは
それに近いものはありましたが、
それでも大パワー高回転仕様とはお世辞でも言えないものでした。
4mixエンジンの粘り強い低速トルクで
クラッシュする感覚はかなり独特なものです。
STIHL FS311を知っているか知っていないか。
その後のシュレッダーブレードの方向性を決めるのは
この元祖シュレッダーブレードを理解しているか、
という所にあると思います。
私がバッテリー機の低速トルクに目を付けたのは、
マキタの排気量換算値と
実際の低速トルクの出方の違いに早いうちから気が付いたからです。
これは低排気量機のトルクの出方ではないぞ、と。
そうこうしているうちにマキタから80Vmax機、
あの名機MUR012が開発されたわけです。
その後、なんと40Vmaxで同等のトルクを生み出す
MUR013が発売されました。
プロであればあるほど、バッテリーの高回転モードなんて使用しない
という事にマキタが気が付いた重要な転換点です。
そんな現場で肩掛けなんか使わないですからね。
それとは別に農家仕様の軽量シリーズが出たことは
さすがだと思いました。
刈払機と言う機械は同じでも、
稼ぐための草刈りと
儲けのない草刈では
選ぶ機械が全く違います。
農家はいくら草を刈っても
儲かるわけじゃないんです。
どちらも業務上の機械なのでプロ機と言うべきですが、
求めてるものが全く違うというか、
現在のバッテリー機では農家の要望にはなかなか応えられないと思います。
儲かっている農家は知りませんが、
儲かってないうちみたいな農家は大体こんな考えじゃないでしょうか。
出来るだけ安く、
パワーがあって、
軽くて、
パワーが強くてもなかなかバッテリーが減らないやつ。
もちろん替えバッテリーは安くね。
んなもんあるかい。
農業はしばらくこんな経済状況なもんで、
農家の言う事ばかり気にして開発していたら
マキタが共倒れになります。
が、かなり農家の希望、要望に寄せてきたのが
今回発売された40Vmaxの軽量機、というわけですね。
これでもダメならまだしばらくエンジン使っていてください。
って言っちゃっていいんじゃないでしょうかねマキタさんは。
MUR018G
3.8kg
最軽量を狙って、あえてループハンドルではなく
2グリップを選択。
18Vのスプリットよりも軽いです。
低速での使用時間は、カタログスペックで
3500回転固定(スイッチ非無段階調整)で
BL4040使用時3時間半(チップソー無負荷)
個人的には、トリガースイッチ無段階調整は欲しかったけれど
(そんなにコスト変わるのこれ)
常時3500回転なら、まだ使いやすいか。
むしろシュレッダーブレードには最適回転数?
もちろん使用条件として「雑草」のみに使用。
簡単にいうとナイロンコードと使用目的は一緒です。
ではなぜシュレッダーブレードなのか?
減らないから。
なんですよ。
みなさん、ナイロンコードをどうやって長く使うか試行錯誤しているようですが
私にとってコードトラブルや自然界へのナイロンのばらまきは
起こしたくないこと、やりたくないこと、なんです。
ナイロンコードをどうやって使うかではなく、
どうやってなるべく使わないか、なんです。
さっきも言ったように作業効率(スピード)は、同じ環境で比べたら
ナイロンコードより劣るかもしれません。
でもそれよりも自分は、ノーメンテノートラブルノー廃棄を取る。
それよりも機械を適材適所で使えば、刈払機だけで作業するよりも
だいぶ早いですし稼げます。
一般の方は農家が自然を一番大事にしている職業に思うかもしれませんが、
農薬をまいて生態系を崩してるのは農家だし、
プラごみを埋める、まき散らすのも農家だし
煙を出すのも農家、早朝から騒音をまき散らすのも農家。
現実はこんなもんです。
コスト優先だとどれもこれもしょうがない事なんですが。
ただ自分はこれをできる限り
しょうがないこと、で終わらせたくないのです。
MUR018Gは、軽量機なので
ヘッドも割り切っています。
このままではシュレッダーブレードには対応できそうにないので
プロカスタム用のヘッドを装着します。
左側がMUR018G純正ヘッド。
ポン付けでした。
シュレッダーブレードは、
東京パイオニアの扱う
230mmの小径シュレッダーブレードです。(ここがミソ)
作業効率さえ気にしなければ、小径のメリットは実は大きいです。
低パワー機で使える(要高耐久ヘッド)
負荷のかかる物に当てても回転の力が殺されにくい
細かい所に突っ込んで繊細な作業が可能
(むしろうちは仕上げ用途のシュレッダーブレードなので用途的にはメイン)
中国製であるが、255mmモデルを使用してきて
信頼性がある(同一製造元)
もちろん、雑草刈りの用途としてです。
木や竹は用途外。
常に低速モード使用。
なんどもいいますが、単体で作業スピードを上げる道具ではないという事です。
クラッシュして集草不要にするという意味で作業の全体スピードは上がります。
小径の意味を考えれば、
電費を無視してパワーを上げてシュレッダーブレードを使う事の矛盾さ?
に気が付くと思います。
私はどちらかというと、オレゴンの300mmシュレッダーブレードのほうが
キワモノ感を感じます。
自分も使いますが、より機械と用途を選びますね。
はまれば作業効率が上がることは認めますが、
どんな機械にもついちゃうことは問題かなあ。
シュレッダーブレードで地際を刈るようなことはしませんが、
マキタMUR013純正の刃物押さえ(別売り)を使用すると
完璧ではないですが、深く入ることを避けられます。
刃物押さえとしての剛性感もかなり高いです。
実は本日初装着して実使用はまだなので、
明日の使用後のレポートをお待ちください。
全くだめかもしれないしね。
よって販売リンクは今日は無しです。



