とうとう業務使用も見据えられる

マキタリチウムイオンバッテリーのソーラー充電システムが

ひとまず形になりました。

 

本題に入る前に、ひとつ言っておかなくてはならない事があります。

私が、ポータブル電源やソーラーパネルを使って

電力を運用するのは

決して節約の為ではありません。

これを理解していないと、そんなにコストを掛けて

何の意味があるの?と捉えられてもおかしくはないでしょう。

 

しかし、私の価値は別の所にあります。

 

なので、システム構築をする時に

少しでも「実用性」「信頼性」が上がるのなら

イニシャルコストは気にしません。

一番大事なのは結果、と持続性。

つまりその効果が、費用以上の価値を持っていれば

それで良しとなります。

 

まだまだ、中国製品を使用しないと

このシステムは完成しないので、

一般公開するのは少し早いと思われますが

こうやって「可能性」を発信することが

マキタをはじめとする信頼できる企業が、マキタバッテリーの無電源地帯運用を目指した

システム開発を考えるきっかけになるのだと

私は本気で考えています。

 

業務使用には、オーバースペックが基本です。

能力ギリギリでは

システム全体の信頼性が確保されません。

安定性やリスク対策も重要です。

 

それらを踏まえた上で組まれた、

可搬型マキタ18Vバッテリー ソーラー充電システムを紹介します。

 

選んだ

ソーラーパネルは

これ

 

Suaoki製 ソーラーパネルはいくつも持っていますが

出力の余裕

低照度での強さ(カタログ情報)

コネクタの汎用性

設置の簡単さ(スタンド内蔵)

設置上の最低限の重み

持ち運ぶ時の最低限の軽さ

Omni20+も収納可能な大型ポケット

メーカー、製品としての熟成

 

総合的に見て、今一番のお気に入り。

suaoki ソーラーチャージャー 120W 折りたたみ仕様

 

現場について探すのはフラットな地面だけ。

設置が面倒だと使わなくなります。

 

不安定なソーラー電力を制御するために

私は必ずOmniシリーズを使用します。

 

今回実験には、旧Omni13を使用していますが

私のお勧めは

 

Omni20+。

 

パススルーをはじめとする

制御内容を理解すると、

他のモバイルバッテリーとは、まったく構想段階から

目指す所が違うとわかります。

 

サポートは最悪ですが

唯一無二の製品です。

 

Suaoki 120Wソーラーパネルで発電された電力は

一旦この

Omniシリーズへと入ります。

 

そしてそこから

最近発売された、中国製

マキタバッテリー 低電力充電器

Gakkiti マキタ 14.4V-18V MAK1418-MC

 

へと

OmniシリーズのHVDC150V出力を使用して

安定電源供給します。

 

 

快晴時なので、

Omni13の内蔵電池からはほとんど持ち出しはありません。

ソーラーパネルで発電された電力は

Omni13によって制御され、

中国製マキタアダプターに

安定的に電力供給されます。
 
今回は快晴時、かつOmni13満充電なので
無駄になっている電力がありますが、
Omni13が満充電でなければ、同時に充電をしますし
Omni13に搭載されるUSB二口から、
更にまだ2系統同時充電が可能になります。
 
このシステムが最大の能力を発揮するのは、
曇りの時や夕暮れ時です。
もし、ソーラーパネルでの発電が
中国製マキタ充電器の充電消費電力23Wに満たない場合、
Omni13本体の蓄電分からサポートされます。
 
つまり、システム構築を考えた時に
最高の状態で考えるのではなく、
最低の状態で考えました。
このシステムは
どんな状況でも、マキタのバッテリーを23Wで充電し続けます。
 
そのための、システムセレクトです。
どれが一つなくなっても
私の理想のシステムにはなりませんでした。
 
さて、これらは
マキタの正規使用方法から大きく外れる為、すべて自己責任での運用となります。
ただし、この実用性、可能性
ユーザーで勝手にやってくれ、うちは責任をとらない。では非常にもったいない気がします。
 
是非マキタはその先、
そして、そのまた先を。