この時期必ず話題に挙がる、

車中泊エンジン停車時のクーラー問題。

 

熱を笑う者は熱に泣くわけですよ。

 

総額ウン十万出しても、

現在の技術では、真夏のカンカン照りの中

バッテリーや氷を使用し

長時間車内の温度を下げる方法は

ありません。

 

どんなアイデアがあっても

手を出さないほうが良いです。

たかだかバッテリーや氷の力で

「熱」をコントロールしようなど

考えないほうが良い。

 

発電機や100vコンセントを使用すれば

実用になるシステムはあるかと思いますが、

私が考えるに、本気で省電力に取り組んだ

車載用のクーラーは現在存在しません。

(家庭用の省電力インバーターエアコンの技術は

本当に凄いです)

 

今ある車載用エアコンは、

狭い需要にうまく狙いを打った

対日本人ビジネス用のおもちゃでしょう。

現状では費用対効果がとても低いので

手は出さないほうが賢明です。

 

かくいう私も

「熱」をなめていました。

 

色々自信があったんですよ。

 

ベースは冷え蔵2

吸気、排気熱問題や

電源問題(消費電力問題)のある車載用クーラーは

初めから選定外でした。

 

 

まずは、マイナス16℃を車内でコントロール(生産、保冷)してしまおうという考え。

 

 

そもそもここから間違えていました。

家庭用冷凍庫で凍らせておけば、道中はクーラーボックスや車載冷蔵冷蔵庫で

‐16℃がそこそこ維持できると思っていたのですが、

普通の冷凍庫ではまず凍らない。

凍ったとしても、‐16度以上になると「溶けて」いってしまうんです。

あとから気が付きましたがこの保冷剤、車載冷蔵庫と冷え蔵との相性は

決して良いものではありませんでした。

 

私は早まって、禁断の果実に手を出してしまったのです。

 

↓禁断の果実

 

 

確かに

 

ネオアイスProは

凍りました。

しかし、真夏に‐16℃以下に設定しないといけないとなると

いくら真空パネル装備と言えども、無電源運用は厳しい。

設定はマイナス40℃まで可能だけれど、現実的にはマイナス25度から下にはなかなか下がらない。

 

結論として、車中泊旅での保冷剤運用は

「水」を凍らせるのが一番実用的だと思いました。

 

車載用冷凍冷蔵庫は「氷づくり」に専念してもらい

冷蔵庫はクーラーボックスで運用すればかなり実用的な無電源地帯での

無限ルーピング使用が出来ます。

(走行時のシガーソケット運用。ポータブル電源のソーラー充電、走行充電)

 

 

DF25は、無限ルーピング運用には最高なのですが

(無電源時の真空パネル装備も大きい)

スターリング冷凍機の低周波振動が耳や体に響くのと

その価格から、万人向ではないと思います。

 

今度きちんと記事にしますが

 

DM-CFX28は、はっきりいって名機です。

アマゾンの理不尽なレビューから

なかなか手を出せない方がいると思いますが、

買って後悔はさせません。

 

中国メーカーの格安冷凍冷蔵庫で満足されている方が多いようですが、

値段の違いはやはりあるかと思います。

私は道具に関して、仕事で使う事が多い事から

ジャッジは厳しめですが

DM-CFX28に関しては、中国製造ながら

その作り込みは感心するレベルのもの。

 

静音性、低振動性、この時期マイナス17度まで下がる

実用保冷温度、制御系故障時のリスクをなくす動作モード、

その軽さ、持ち運びやすさ。

プロが作り出した道具であると認識することが出来ます。

 

私はカバーもセットで使っています。

 

 

かなりしっかりした作りで、

熱の勉強をすればするほど

効果のあるものだと実感します。

ACコード、シガーソケット用コードを

ポケットに収納できるのも地味だけど素晴らしい機能。

 

唯一の欠点は

シガーソケットコードの本体抜き差しが

かなりきつい事。高齢の方や女性、子供には無理かもしれません。

ここはチャイナクオリティ。

 

話はクーラーに移って

冷え蔵2は、大体3時間が氷での最長運用時間なのですが

それをどうこう(長時間運用)するのはあきらめました。

本当にいろいろやって、

本当にいろいろ買って試しましたが

常に発生する熱を制御する事は出来ませんでした。

 

こんな事も考えたんですが

 

冷え蔵2

エンゲル室外機システム。

 

動作初期は調子が良いのですが

 

吹き出し温度15.2℃

 

 

 

冷媒水温度 11.8℃

 

庫内温度

 

10.5℃

 

この状態が続けば、特許もんですよ。

消費電力100w以下で

ここまで実用的な動作をする車載クーラーは無いでしょうから。

 

想像以上に

冷え蔵2側のラジエターから生まれる熱が大きく

 

あっという間に冷媒水の水温が、、、

 

そうなると吹き出し温度も

 

あらら。

しばらくここで安定してるけれど、、、

 

ちなみにクーラーボックス付近の気温は

これをどう見るか。

 

冷媒パイプの結露問題も

 

やればやるだけ

問題が出るような状況ですが、

私はあきらめが悪いので

何とか形にしてみようと思っています。

 

ペルチェ素子をクーラー装置に転用できるとお考えの方がいたら

きっぱりやめたほうが良いです。

比べ物にならないくらい

真夏は熱の発生量が多いので、絶対にバランスが取れません。

 

スターリング冷凍機を、小規模クーラーシステムに転用できれば

1人分のスペース位は「快適温度」にできるかもしれません。

 

可能性を感じてしまうのは、私も同じだったのでわかりますが

ペルチェ素子でクーラー運用を考えるのだけはやめてください。

時間と金の無駄です。

 

それに比べて氷の瞬発的な熱交換の力は凄いと思いました。

電力に置き換えたら相当なものです。

 

氷をたくさん自宅で作っておいて、

その氷をずっと維持して保管、というのが

車中泊旅における

実用的な冷媒運用だと私は結論付けました。

 

たくさん作った氷の保管用には

 

 

オルカを選択。

目立つので現場で使って

新しい仕事づくり(会話、営業)のきっかけになれば。

 

USA 最強クーラー

 

このワードにピクっとしちゃった方は

オフィシャルHPをチェックしてみてください。

 

今は言えませんが

色々平行して動いています。

クーラー(製品)を考える前に

駐車場所、車の断熱、遮光

クーラーの場所、設置方法、能力、断熱

伝導率、熱交換の勉強等

色々やる事があります。

 

最近仕事そっちのけで

トライアンドエラー。

 

おまけに

嫁さんの車を入れ替えるんで

そっちにもずっぽり。

SUBARUのR2スーパーチャージャーから

 

MAZDA3

 

を候補に検討中。

軽自動車全般全く面白くなくなってしまったし、

日産、トヨタは水と油、犬と猿ほど自分と合わない。

スバルは好きだったけれど最近の経営方針に全く賛同できず

候補外。

ホンダはS660を試乗したけれど、2人で乗ると買い物できない。

 

カタログではよく写っているデミオを見に行った

マツダディーラーでまったく予定外だったロングノーズハッチバックに

一目ぼれ。

良くこのデザインで市販できたね。

 

MAZDA3のように

車はオーナーを選んでいいと思う。

 

今まで何を買うにでも、「投資」感覚を忘れずにいたけれど

こればかりは自分のわがままです。

ただ、欲しいだけ、乗りたいだけです。

 

今まで乗用車には「まったく」興味が無かったけれど、

車としてではなく

存在として心を動かされました。

 

筋が通ってる車は

強くてセクシーですね。

ヨーロピアンのようで

私は「和」をどこかに感じます。

 

マツダ、やってくれたね。

もちろんローンは最長で。