あ、ごめんなさい

某県営プールのプールサイドでP2鳴らしてます。

全然仕事じゃないです。

 

P2の事、やっと伝えられることが出来そうです。

購入してしばらくたちますが、残念ながら

P2の「良さ」を伝える自信がずっとありませんでした。

 

それは、P2が私の良く言うバランスの取れた道具(この場合オーディオ)

ではなかったからです。

音のバランスではありません、機器としてのバランスです。

 

P2は無理をしているオーディオです。

ただ、それは決してマイナス要因では無くて

無理をしている事を誇る事こそが、このオーディオの目的なのだと思います。

 

アマゾンのレビューを見てください

 

 

評価が高い一方で、バッテリーの持ちに不満を抱いている人が

多い事に気が付くでしょう。

 

初期不良でも何でもありません、みなさんが書いていることは事実ですが

P2を深く理解しているかというと疑問です。

どういうことなのかというと、このスピーカーは大出力で大音量は出せるが

大音量で機器のバランスが取れるようには作られてはいない。という事です。

 

確かに音量を上げても音は歪まないし、

音のバランスも悪くはありません。

音に対して細かくない人ならずっと鳴らし続けられるでしょう。

ただですよ、最大音量付近で鳴らすには

明らかにユニットとのサイズ感がアンバランスなんです。

P2はそれでも鳴らしちゃうからそれはそれで凄いんですが、

ユニットは限界を超えています。

 

J-POPやロックに限って言えば

同じ大音量でもマキタのMR200のほうが安心して聴けますし

P2より最大出力こそ低いのですが、余裕をもって音楽を鳴らします。

うるさくない大音量、というのがわかる方がいればありがたいのですが、

まさにそれ。

 

P2の大音量には余裕がないんです。

その状態で聴き続けるとどうなるか?

本体が発熱し、

バッテリーの消耗は激しくなります。

「バッテリーが数時間しか持たない」

皆さん嘘は言っていないんです、

ただ用途としては少し考えなおしたほうが良いかもしれません。

 

個人的な考えでは、P2のサイズからは考えられないアンプスペック(大出力)は

小音量時の骨太感の為にあると思います。

上記写真プールサイドのようなシチュエーション、つまり

 

限られた手荷物

周りに知らない人がたくさんいる(自分が好きな音楽も他人には騒音)

が、

近くの人に迷惑をかけない小音量でもバランスの良い音を聴きたい。

 

実際、ヘッドフォンやイヤフォンではなく

スピーカーで音楽を聴く場合、現実的に大音量を出せる場所は

非常に限定的です。

上記プールサイドでマキタのMR200等を気持ちの良い音量で流そうものなら

すぐに使用中止を求められるでしょう。

 

P2は、人が多い場所で現実的な音量で音楽を鳴らす場合に

ベストチューニングされたオーディオであると私は思います。

そのような音量の場合、私のP2は朝から夕方までバッテリーは持ちますよ。

(鳴らしっぱなしではないですが)

 

早朝の静かな住宅街で除草剤などの薬剤散布時に

P2のようなポケットスピーカーをポケットに入れてよく音楽を聴くのですが、

囁くような音量でもオーディオ的にバランスが良いと気持ちが良いものです。

当たり前ですが、音量が小さいと本体の発熱量もわずかです。

踊りたくなるくらいの音量で鳴らすと、使い捨てカイロのように発熱するので

ポケットスピーカーとしては使えません。

35度以上の気温の時に、体に発熱体が当たると拷問のようです。

 

大音量時にはポケットスピーカーとしては使えないんです。

この仕様に気が付けば、

P2がどのようなボリュームゾーンに最適化して開発されたのか

わかると思います。

ポケット(かばん)に入らなくてよいなら、わざわざP2を選ばなくても良いでしょう。

大音量で1日中音楽聴くのを目的としたスピーカーではありません。

 

ただ、

ポケット

現実的な小音量

音のバランス

 

を重視するなら、他に代わりはないと思います。

デジタル高出力アンプは妙にコシが太く(音が硬く?)、

聴き疲れしてしまうので(気が付くと歯を食いしばっている)

一度元使っていた、ポケットスピーカー

 

foxL V2に戻してみましたが

あまりにも出力感の違いに時代の差を感じました。

 

ただ、オーディオとして非常にバランスが良いのと

聴き疲れをしないので、

たまにfoxLも聴きたくなるでしょう。

ファッションと同じでたまに気分を変えてみるのも

スモールオーディオの楽しみ方の一つです。