これ

 

とんでもない可能性を秘めたシステムだと思います。

 

今まで日立工機のUSBアダプターでしか実現しなかった

AC電源供給システムですが、サードパーティーメーカーの独創的な

アイデアで、日立工機を超える能力の

工具用バッテリーAC電源供給システムを構築することができました。

 

まず簡単に説明させていただくと

システムに必要なのは、

 

まずマキタ18Vバッテリー

 

6.0Ahが主流になって来ていますね。

残量表示もとても便利です。

 

 

次に、マキタ純正ではありませんが

システムの核となるマキタのバッテリーから

12V出力が取り出せるUSBアダプター。

 

 

 

日立工機の純正USBアダプターの12V出力はMAX 2Aまでですが

このマキタバッテリー用アダプターの12V出力は 3Aまでいけます。

 

その12V出力をAC電源に変換してくれるのが

このブログではおなじみ Omniシリーズです。

 

 

サイズ優先、コストパフォーマンス優先なら上記

Omni13。

 

出力優先ならOmni20

 

 

になります。

 

ただし、ここで言う出力とは

Omniシリーズの最大出力であり、

マキタバッテリーからの供給電力よりも

使用電力が著しく多い場合、電気の供給が間に合わなくなり

最大出力でずっとエンドレスで稼働できるわけではありません。

 

つまり、工具用バッテリーの交換だけでエンドレスにAC電源を運用できる時間は

バッテリーアダプターの供給能力に依存するという形になります。

 

大雑把に言うと

日立工機のUSBアダプターでは24W。

上記紹介サードパーティー製マキタ用USBアダプターでは36W。

 

接続機器の消費電力が

これ以下であれば、バッテリーを交換していけば

エンドレスでAC電源を取り続けることが出来るという事です。

 

これはウィンドウズXP時代の電気大食いノートパソコンです。

 

マキタの予備バッテリーがあればずっと使い続けられる

システムが構築されました。

 

 

マキタのバッテリーから31Wの電力供給があるので

Omni20から電力の持ち出しはありません。

 

Omniシリーズには、ちょっと他と違う電力パススルーの仕組みがあるようで

この様な使い方が出来るのです。

他社のモバイルバッテリーでは出来ない事です。

Omniシリーズをモバイルバッテリーと呼びたくないのは

こういう所です。

パススルーを使いこなしてこそ

モバイル電源道の道は開けます。

 

電気は供給しながら使う。

特に業務的な現場では電源落ちは最悪でしょう。

信頼できる交換式バッテリー(マキタ)の複数所持、

最後の砦 Omni内蔵バッテリー、

若干かさばりますがモバイル電源リスク対策に死角なし。

 

最後に

Omniシリーズの矩形波110Vと150VHVDCですが

スイッチング電源アダプターを使用している機器であれば

ほとんど問題なく作動します。

オーディオ機器ではノイズ等の問題があるものもありましたが

私の環境ではかなり少ない相性トラブルです。

 

消費電力36W以下ならこのシステムでエンドレス運用ができるので

対応機器を探すのがまた一つの楽しみです。

色々な可能性があるので

またその都度紹介して行きます。

 

電気代が安くなるようなエコシステムではありませんが

発電機の有効利用のためには、実用的なものです。

 

900W出力のインバーター発電機であれば

マキタのバッテリーを同時に2~3台充電可能だと思います。

(充電器も複数必要ですが)

 

1時間ちょっとの発電機稼働時間で

18V6Ahのバッテリーが3本フル充電になる。

 

上記Omniシステムでマキタのバッテリーが3本あれば

消費電力にもよりますが発電機を直に回した時よりも

かなり効率的な電力の運用が可能になります。

 

特に、低消費電力のLEDライトなどは

発電機を直に使用すると、大変なガソリンの無駄遣いです。

 

消費電力が低かろうが高かろうが

発電機はガソリンを消費します。

エコスロットル的な機能もありますが、

無駄のない電力供給という意味では完ぺきなものではありません。

 

実際に消費電力36W付近の機器を購入し

具体的に使用方法を模索してみます。

お楽しみに。って自分が一番楽しんでますね。