私はそれなりに考えながら

今回のコンセントレス大音圧PAシステムを構築してきたわけですが、

唯一不満な点がありました。

 

驚くような音圧は確かに出るのですが、

音質が決して良いと言えるものでは無かったのです。

何かを得るためには何かを捨てなくてはならない。

これは物事の考え方の鉄則だと思っています。

ですので今回のPAシステムも音質は妥協していた所がありました。

 

しかし毎日音のチェックをするたびに、音に関する「気になる」部分が増えていき

最近は毎日頭痛さえするようになってきました。

まずい、音楽が楽しくない。本末転倒でした。

 

最高のモバイルバッテリーPAシステムが完成した!

等と言っておきながら

どこかで、未完成なシステムにストレスが溜まっていたのだと思います。

 

話は少し前にさかのぼって、

私のPAシステム中枢 中国製アンプの SMSL SA98E 2

 

 

のライバル機種

FX-AUDIO FX1002J+

 

を購入してあったのですが、

ボディが非常に高温になる為(SA-98E 2はほとんど発熱しない)

夏場の現場投入には問題があると思い、テストを軽くして

お蔵入りしていました。

いくら音質が良くても、ちょっと普通じゃない発熱だったので

問題外と判断し真面目に音の確認もしなかったのです。

 

しばらくたって、、、

先日の事です。

突然身に覚えのない封筒が家に届きました。

 

私が絶対に手を出す事のないような電子部品が入っていました。

何かの間違いかな?と思いながら

良く良く調べてみると

送り主は、FX-AUDIO FX1002J+を購入した 

NFJストア ヤフーショッピング店だったのです。

(ちなみに今、FX1002J+は売り切れています)

 

 

例の過熱対策部品のようでした。

早速換装

 

こういうのが苦手な私でも簡単にできました。

 

本来、この機種の最大入力電圧の32Vで運用したかったのですが

購入当時32VのACアダプターが見つからず

 

 

を購入していました。

36Vのあのパワフル感を知ってしまうと、物足りないだろうなとは思いつつ

試聴。

 

オーディオ機材のステップアップには

毎回驚かせられますが、

今回も例にもれず驚いて腰から砕け落ちました。

SA98E 2でずっと悩まされていた

大音量時のキンキン音が、あっさりとこのアンプで解消したのであります。

低音のキレが若干ぼやけた感がありますが、気のせいレベル。

それよりもキンキンが解消した事のほうが大きかったのです。

 

更にまたすごいのは、

 


との相性がばっちりで、1002J+単体だとクリアだけど線の細い音が

この真空管プリアンプTUBE-01を通すと音のラインが縁どられるような

量感のある音に変わります。しかもその量感の調整が効く。

もちろんノイズも増幅するので限度はありますが、

イコライザーに頼らない音の色付けとしては最高のアイテムなのではないでしょうか。

PA界の常識からするとリスクでしかないかもしれませんが

これがないと個人的には物足りないですし

バッテリーを一つ増やしてでも私は現場に持っていきたい大事な道具です。

 

実は、現場でのトラブル対策に

SMSL SA98E 2を新たに2台新品購入してしまったのでした。

 

信用できない機材を現場で使うとなると

このくらいの対処は必要かなと。

ただもう、緊急時やダンス系のイベントでもない限りSA-98E 2のシステム採用はないと思います。

それほど大音量時の、高域キンキン病に悩まされていました。

今思いつきましたがまだアダプターの電圧を下げての音質チェックをしていないので

後でやってみます。

 

という事で、本番用以外にサブで1002J+を用意しておかなければならない状況になりました。

発売元では在庫切れなのですが、

コイズミ無線には在庫がある様なので先ほど注文しました。

 

何気なくアマゾンで32V 5A ACアダプターを検索掛けたら

ヒットしたので、これも購入。

 

 

システム全体で鳴らしてみて、また報告させていただきます。

 

ちなみに

1002J+の消費電力は24Vアダプター使用で

SA98E 21002の36Vアダプター使用時よりも大きいです。

 

↑このボリュームセッティング(下の段)で

 

 

 

7W位。

音量を上げていくと9W位まで上がります。

ミキサーとプリアンプで入力感度が上がっているので、

実用音量域がアンプボリューム12時以上になる事はありません。

アンプの能力に余裕を持たせてボリュームセットするのは

低消費電力動作を重要視するのと、過大入力時のトラブル対策であると言えます。

画像からわかるように、このアダプター Omni13の150V HVDCで動作しています。

 

 

注意したいのは、上記アダプター、AC100Vで使用するとまずまず静かなのですが

(無音ではない。ごく小さなカチカチ音がします)

Omni13のAC120V 150V HVDCで使用するとアダプターから高周波音がします。

PA用途では全く問題のない音量ですが、

Omni13を使用しての音楽鑑賞には向かないかもしれません。

 

しかしここでやっとぼやけていた風景にピントがあってきました。

 

いつ、どんな時、どんな場所でも

アーティストの音楽、世界観を多くの人に的確に伝えられる

PA野郎を目指してみます。