そうあるべきだと思ってるんで

こんな仕事をしているのでしょうね。

 

 

大地の循環

人の循環を

人間の都合(経済活動至上主義)で

おろそかにしてはならん!

 

ということで

人と土とをどうにかこうにか繋げていく。

そんな仕事をしています。

 

 

管理されなくなった(できなくなった)農地を

やる気のある人が畑として利用する。

そのために農地の再生をしています。

 

今やっと折り返し地点という所でしょうか。

しばらく現場通いです。

 

農地法に関して、問題は山ほどあるかと思いますが、

農家の当事者としていえるのは

今のままでは人も畑も育たない、という事。

 

農家は自分の子に跡を継がせない。

耕作放棄された土地は山ほどあるのに

やる気のある新規就農予定者は

農地を手に入れることが出来ない。

 

「繋がっていない」

いや

「繋がれない」

のが日本の農業の現状だと思います。

法律にのっとればのっとるほど

農業の循環と呼べるべきものは遠ざかっていくのです。

 

人間は収入の大小だけで幸福は語れません。

確かに農業は儲けられない。

安定もしません。

でも自分達が農家だからわかるんです。

食べていくのがやっとです。

それでもこの、平穏でささやかな暮らしに魅力があると。

 

たぶん我々は「就職」という世間の常識しか知らない人からしたら

信じられない毎日を送っていると思います。

やることを毎日自分で決めるんですよ。

100%自由ですが、失敗するも成功するもすべて自分の責任です。

リスクはとても大きいし、もちろん失敗したら収入は無しです。

でも、失敗したら次成功させたらいいんですよ。

そういう考えの人なら、少しづつ循環していくと思います。

周りも畑も収入も。