業務用機器購入においてメーカー選択より大切な事


それは、、、


「販売店選び」です。


これに失敗すると

いらないストレスをずっと持ち続けることになり、

大げさではなく、無駄な体力とお金を消費する事になります。


こんな事がありました。

販売店を名指しで攻撃するような事はしたくはないので

特定されるような情報は伏せますが、

ある、あまり取り扱いの無いメーカーの商品が欲しかったので

付き合いの無かった業務用機器販売店に足を運ぶようになりました。


そこで紹介されたメーカーイベントで

業務仕様の展示、型落ち新古刈り払い機を激安で購入したのです。

これは本当に助かりました。

販売店さんの情報提供力は

私達ユーザーとの交流の中でとても大事な部分だと

実感しました。


問題はここからです。

購入した刈り払い機は理想を超えた使い心地でした。


肩掛式刈払機 RM1027-GTD 25.4cc ジュラルミンパイプ ツーグリップハンドル
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私は開墾のような荒地で使用することが多いので、

軽いだけではダメですし(パワーが犠牲になっている)

かと言ってこのようなタイプ(ストレート)の刈り払い機は

常に重さが両手に掛かります。

あまりベルトで楽をするような使い方はしないので

軽いに越した事はありません。


新ダイワのRM1027は荒れた傾斜地で使用するのにベストで、

排気量、アクセルコントロール方法、バランス、始動方法

すべて私の好みでした。


若干吸気音が独特で、

凄く「気持ちいい」エンジンだなと思いながら

慣らし的な感じでサブとして

去年数回使用して、そろそろメンテだな。と思って

エアクリーナーボックスを開けると

無くてはならないものが入っていない。


購入してから1年程たちますが

ほこりの立つような現場では使っていなかったので、

今までの経験からまだ機能が落ちるほどエアフィルターは

汚れていないはずでした。

しかし入っていなかったとなると話は別です。


購入後すぐに確認しなかった自分も悪いのですが、

まさか販売店動作確認済みの新古刈り払い機に

エアフィルターが入っていないとは。


新ダイワの刈り払い機は初めてなので

エアクリーナーの開け方もスポンジ形状も知らない状況での

初メンテでしたし、私以外の誰かがメンテナンスできる状況では

ありませんでした。


すぐに販売店に連絡し

「エアフィルター」が入っていなかった旨を伝えると

「それは絶対にありえない」という

悲しい返事を頂きました。


何で悲しいかというと、

「あなたがミス、嘘をついているんじゃないですか」

と言われているように感じたからです。

販売店側では始動テストをしたしそれはありえないと言いますが、

エンジンは掛かるんです。普通に使えるのです。

大事なのは「エアフィルターが入っていたかいないか確認」したか

と言う事なんです。


販売店はメーカーから送られてくる時に組み立てますから

確認しないはずが無い、と言いますが

エアフィルターは別包装なのかな?と疑問に思い

新ダイワの刈り払い機をもう1台インターネットで買ってみました。

届いて確認すると確かに組み立ては必要ですが、

エアフィルターは新品状態でエンジンにセットしてあったのです。


新古品の刈り払い機を組み立てる時、

付属品に「エアフィルター」が無ければ

セットしてあると勘違いしてしまう事もありえるのです。

1年前の事ですし、販売店側の「絶対」と言う言葉に

不信感を覚えました。


今回のこの商品、販売店には利益の出ない仕組みのようでしたので

販売店にしてみれば、

私はただのクレーマーだったのかもしれません。

しかし、もし私が何らかのミスでエアフィルターを紛失していたとしても

私のミス以外の可能性も探って欲しかった。


今回、目で見えるトラブルの元は

「エアフィルター」にあるのですが、

本質にあるのは

販売店と私との間に信頼関係が築けていなかったという事なのです。


長く付き合いのある販売店なら、

私が「嘘」をつくような人間ではない事をわかってくれていますし、

こんな嫌な気分になることも無かったでしょう。


今日、販売店に入荷したと言うエアフィルターを

取りに行って来ました。

無料で良いそうです。

無愛想で渡されながらも

私は今回の件で申し訳ないと思い、ある道具を購入しようと

在庫を聞いても「ないですね」と冷たいロボットのような対応。


ならば、とずっと欲しかった



STIHLの水分計を購入。


使い方は難しくないですか?

と聞いたら

「簡単なんじゃないですか、挿すだけだから」


もし、自分が客商売を始めたら

絶対にこんな対応はしないようにしようと

心から思いました。


それでも欲しかった道具だったので

家に帰る道中ウキウキしながら

スイッチオン。

あれ、電源入らない、、、


裏蓋あけてみると



電池遮断用フィルムが入っているじゃないですか、

そうかそうかそういう事か


で済めばよかったんですが

写真で見えるかな?


電池が液漏れしています。


なんかまたクレーマー扱いされそうで

面倒だから販売店には行かない事にしました。


無料対応で溜まるストレスよりも



400円の出費を選んだのです。


販売店が店で使用方法説明してくれれば

液漏れもチェックできたのにね、、、


こんなに楽しくない買い物は久しぶりです。


業務用機器はアフターサービスが前提だと思ってください。

買ったらそれっきりと言う道具はまずありません。

少々購入金額が高くても、優良な販売店であれば利益は

サービスに回ります。


いくらインターネットで安売りする店が出来たとしても

業務用機器販売店がなくなる事は無いでしょう。

私達が欲しいのは「商品」ではなく

「信頼関係」なのですから。




これがトラブルの元 エアフィルター


独特だと思っていた

なんだか聞いたことのある

新ダイワの刈り払い機の吸気音、

何で気がつかなかったのかな、、、、


そう、高校生の頃から聞きなれていたはずの

「直キャブ」の音でした。


うん、これははじめから

エアフィルター入ってない。


でも「絶対」と言うのはやめよう

あの人と同じになってしまうから。