株式会社 サンカ 第2事業部の方がどう思っているのか私は知らないが



SUS304 ステンレス Sカンのヘビーユーザーとして

このSカンが多くの人にドラマを生み出した現実を

無視することは出来ない。

(写真右上は他メーカーの安物)


かつて サンカのステンレスSカンは


MADE IN JAPANであった。


100人いたら100人に

100円ショップで売ってるよと言われるようなこのような商品も

5個セット698円で救われる国内生産加工業者があるならと

私はジョイフルホンダ に行くと好んで購入していた。


それがいつの間にか値段は変わらないまま

生産国が

中国になってしまった。


「モノ」とは機械が勝手に作り出すものではない。

こんな小さな「道具」一つにも

何人もの人が関わっているのだ。

時代の流れか、、、と本当は使いたくないが、他に代わりが無いので

一つ100円以上する、中国製の高級Sカンを 納得できないまま使用していた。


増えすぎた道具を整理する時、スペースは横にではなく

縦に有効活用するといい。


とにかく吊るす。



鋸と替え刃は同じ場所に吊るせば

いちいち探す手間が省ける。




軽いヘルメットから








STIHLの重量級刈り払い機FS240






刈り払い機は場所をとってしょうがないので

とにかく吊るす







いくらあっても足りない

中国製の高級(涙)Sカン






7キロあるチェンソーも

吊るす



今までは日本の中小企業のためにと

5個で698円もするSUS304ステンレス高級Sカンを

己の志を突き通すために少し無理をして買っていたが、

もう最近ちょっと心が折れかけていた。

株式会社 サンカの選択(中国生産)が納得できない。


他を探そうか?

そう思った時、ステンレス高級Sカンに大きな変化が起こった。


いつの間にか

生産国が

ベトナムに移っていた。


中国企業と付き合ったことのある人間なら

ある程度は想像できるストーリーだ。

やりとりは当事者ではないので全くわからないのだが、

1年もたたないで生産国が中国からベトナムに変わった、

というのは紛れも無い事実である。


ここ数年間で株式会社 サンカの社員、国内生産加工業者

中国生産加工業者、ベトナム生産加工業者

これだけの人が こんな小さなパーツ一つに関わっていて

中には涙を流した人もいたかもしれない。


100円ショップを選ばず

こんなに高いSカンを買う人間は、

価格以外の「モノ」に対する考えが自分の中にあるのだと、

私は考える。


これはどんな道具やモノにも言えることなのだが、

利益を上げる為にコストをカットするというやり方では

一瞬何かが良くなったように見えても、

いつまでたっても「国内」産業は発展しない。


コストがかかるのなら、かかった分を正直に上乗せしたらいい。

私はたとえステンレスSカンが200円アップしたとしても、

自分の志を変えなかった。


しかし、同額中国生産になってしまった時点で

私は サンカのステンレスSカンに執着する意味がゼロになったのだ。


私のような変わり者の為に、企業が動く事が無い事はわかっている。

そして、企業が利益を追い求めるのは当たり前だという事も知っている。

ただ、株式会社 サンカの 高価格帯Sカンを

生産国を含めた企業方針から心から賛同、信頼し

こうやっていくつも購入し続け、

総額数百万円の仕事道具を安心して吊っていたユーザーがいた事も忘れないでほしい。