某県某所



片側1車線の「元」道路を

多年生植物たちが文字通り侵食してきている。


道路を食うという表現がぴったりだ。

落葉樹の葉が落ち堆積すると

それは時を経て土となる。

実った種子は自ら生成した土壌の上で発芽し

張り出した根はアスファルトでさえ持ち上げる力を持つのだ。


そして成木となったものたちはまた

その生命の循環を繰り返す。

種は時に風で運ばれ、

また鳥達が自らの力が及ばない

遠方へと運んでくれる。


共存という自然界の掟の中で

意味を持たなくなったアスファルトの残骸が

無言で佇む。


自分も含め人はどこへ向かっているのか?


落ち葉をはき、ゴミ袋につめ

莫大なコストをかけて焼却処分、、、

これだけ多くの動植物の中で

自然界の循環を断ち切っているのは

人間だけなのかもしれない。


落ち葉が落ちる意味を考える余裕のない

私たちは

今日もまた落ち葉をゴミ袋につめるのだった。




強烈な硫黄臭のたちこめる中



我々は任務を遂行する



365日植物と向き合っている

私達にしか「気がつけない事」が必ずある。


私が目指す考え方は

企業の目指す高効率化の対極?


無駄こそ宝。である


個人事業はリスクも大きいが

話のかみ合わない社長や上司もいない。

成功も失敗も自分の責任だ。

失敗は成功の元になるから

失敗は数多くしたらいいが持論。


ちなみにまだ失敗ばかりで成功はしていない。


それでもこの体が

自然界の循環に

少しでも役に立てばいいと思っている。


ここでこうやって仕事ができている事に

感謝。