こんにちは62期の佐藤です。
今回は10月18〜20日に行われた全日本新人ローイング選手権について話していきたいと思います。
私は同期の成田とダブルスカルで出場しました。
まず、結果から報告すると2日目の敗者復活で敗退という形で終わりました。いい結果は残せませんでしたが、この大会に出場してとても良い経験をすることができ、今後ボートに対して向き合う熱意に小さな火がついた気がします。
ここから思いついたことを書いていきます
僕らダブルは本格的に練習を始めたのは彼のインカレ後の9月半ばからと全日新の1ヶ月前とかなり遅めのスタートでした。まずは東日本新人が最初にあったのでそこに向けて練習を始めました。自分の癖でフィニッシュの際にオールが抜けてしまってしっかり最後まで押し切れておらず、そのためフィニッシュが合わず艇のバランスが悪くなってしまっていました。意識して漕いでも徐々に抜けてきたりとこのフィニッシュの癖にかなり苦戦しました。東日本新人ではfinalCという結果でした。この結果からストとバウを入れ替えました。今度は自分がストに合わせることになりましたが、8月の会長杯で2000を漕いだ際自分はバウだったので気持ち的にも少し楽になりました。しかし、いざ距離を漕いでみると途中でバテてしまい、キャッチもフィニッシュがバラバラになり定速を出すのに苦労しました。フィニッシュを意識しても少ししてまたフィニッシュが早くなる、艇も傾いてしまうとなかなかうまくいかず苦戦しました。本番では1日目から2日目、タイムは縮まったがこれからの課題は多く見つかる結果となりました。
練習の中でかなりコーチである桑原さんに助けられました。自分が2000に挑戦するためにダブルで一緒に会長杯に出てくれたり、夏合宿や相模湖では、自分の漕ぎの課題について一緒に乗艇して解決策を考えてくれることもありました。また、漕ぎの悩みを相談した際も細かくアドバイスをしてくれました。期待に答えることは出来なかったかもしれないけれど、これまで教えてもらった事を今後の練習に活かせるような姿勢で取り組みたい。
今後の課題としてはまずエルゴ。これまで長距離を漕いだことがなかったのでこれを機にやってみる。体力がないと漕ぎのクオリティも下がり、さらに減速してしまうのでこの冬季は体力作り目標に頑張ります。次に漕ぎの癖を直す。フェザーターンが遅い、シートラッシュしがち、フィニッシュが抜けるなどあげるとキリがないほど直すことが多くあります。一気に全部は無理なので毎回の練習でしっかりと目標を決めて取り組むことを心がけたい。これまでほとんど乗艇前に目標を決めたことがなかったのでなかなか漕ぎが上達しなかったかもしれない。ただなんの目標もなく漕いでいるだけではいつまで経っても成長しないので意識したい。大会以前と変わったこととして、ローイングについての動画をかなり見るようになった。以前は大きな目標もなかったため、何か上手い人の漕ぎをみて参考にしようと思わなかったため、自分の漕ぎの動画すらほとんど見ませんでした。しかし、大会出場をきっかけに自分の漕ぎを確認して、漕いでいるうちは気が付かなかった課題も見えてきたり、他の人と比べることで技術の上達に繋がった気がします。色々な動画を見ることでローイングについての理解も深まり、よりローイングへのモチベも上がると思うので、あまり動画を見たことがない人は是非見てほしいです。
すこし、クルーの話になるんですが、成田には正直、インカレに向けて一生懸命練習していてすごいなと感じてました。講義があるのに朝から練習をし、夏休みはほとんど毎日戸田へ行っていて、自分なら絶対できないだろうと思います。自分の同期がこんなに頑張ってる、そんな彼の姿をみてこの全日新に出たいと思った気がします。
インカレ後に休みなく全日新に向けた練習が始まり、スイープをずっとやってきたのにスカルオールでの出場、漕ぎの技術や体力と行った面でも自分とはかなり差があるためなかなか漕ぎが合わずかなり苦労したはず。試合中も自分が辛い時は、自分がバウで声掛けをする立場なのに諦めんなと声をかけてくれたおかげで艇が傾くことはありましたがラストスパートを頑張ってかけることができました。短い間だったけど一緒にダブルに乗ってくれてありがとう、楽しかったです
しっかりと目標を立てて早いうちから練習を行っていればそれなりに結果は残せると思いますし、大会で2000mを経験することはなかなかないので、
来年も僕たちのように1.2年生には全日新を目指して欲しいです
新人大会に出るのはこれで最後となりましたが、東日本新人、全日新と応援やサポートしてくれた監督、コーチ陣、部員含めて感謝を伝えたいです。
ありがとうございました!
これからは来年のお花見レガッタに向けて頑張ります!