青木の2週間一人旅9日目 金沢・新津編 | 中央大学理工ボート部のブログ

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2024年3月10日


石川県金沢市 快活CLUB金沢片町店

   壮絶な夜が明け、金沢の朝が来た。実を言うと昨日土砂降りの中、23時頃に快活に着いたは良いものの、椅子では眠れず、4時頃まで漫画を読んだりアニメを見たりして過ごしていた。眠気が来たタイミングで何とか寝て、朝起きたら体はバキバキだと思っていたが、案外スッキリ起きられた。


   睡眠不足には変わりはないが、今日も呑気なことは言ってられない。金沢で観光した後新潟県まで行く。


   金沢市中心部にはいくつか有名な観光地があるけれど、今回は金沢城と金沢21世紀美術館に行くことにした。兼六園は前に行ったことがあるので旅費削減のため割愛。またいつか。


   まずは金沢城に行った。中1の頃に家族で金沢に行った時、金沢城にはカラフルな石垣があったのでまた見たかった。金沢城の案内図を見ていると地元のお爺さんに声をかけられ、二の丸広場の場所を教えてもらった。お城に詳しい方で、いつから金沢城には天守閣が無いのか、1月1日の能登半島地震でどんな被害が出たのかを教えてくれた。

↑カラフルな石垣

↑全体的に石垣にはいろんな色の石が使われていた。


   加賀百万石というだけはあり、日本一強大だった加賀藩、金沢の城もやはり広大だった。


   次に行ったのは金沢21世紀美術館。濡れないプールがあることで有名な場所。



↑透明好きにはたまらない屋外のアート

 

   有名なプールは見れたが、残念ながら地震で展示室が損傷してしまい、今は展示室には入れなかった。


↑このプール、濡れずに入ることができる。どういうことか分からないかもしれないが、知らない人は是非行ってみてもらいたい。


   美術館の近くにはステンドグラスが使われているという珍しい神社があるので、そこにも行った。

↑尾山神社の神門。神社なのに西洋風建築で、頂上にはステンドグラスもはめられている。


↑もっと近くでみたい。


   金沢といえばやっぱり海鮮は無視できない。近江町市場が有名で観光客で賑わっていたが、一杯3,000円の海鮮丼は貧乏一人旅には厳しすぎる値段だ。今度弟の高校進学祝いでたらふくお寿司を食べられるので、ここでは海鮮は我慢した。


   海鮮丼を諦めたので金沢駅で昼食を探した。レストラン街を歩いていたら、ゴーゴーカレーというカレー屋さんが目に留まった。金沢カレーという金沢独特のカレーを出している店らしい。せっかく金沢に来たなら、せめて何かご当地のものを食べていきたいと思い、列に並んだ。

   出てきた金沢カレーは、ちょっと豪華なカツカレーといった感じの見た目だった。


   食べてみると、見た目よりもかなり美味かった。ルーが濃厚で、上のカツも厚さがちょうどよく、ソースもかかっていて美味しい。付け合わせのキャベツも爽やかで濃いルーにマッチしていた。そしてマヨネーズかけ放題。カレーなんて日本中どこで食べても美味しいが、この金沢カレーは群を抜いて美味しかった。


   そんなことをしているうちに昼過ぎ。14時20分の電車に乗ってまた旅立った。


   今まで基本的に全てJRで旅していた。学割が使えるのと、青春18きっぷで安上がりになるからだ。ただし、これから乗る金沢〜直江津(新潟県)の区間は、2015年に北陸新幹線が開通した関係でJRでは無くなってしまっていたので、少し割高な切符で行くことになった。


   新幹線が伸びると、その代わりにJRから切り離される路線もあったりする。便利になる反面、自分のようなローカル線を乗り継いで旅をする者にとっては、道が途切れるような少し寂しい気持ちになる。3月16日に北陸新幹線は金沢より先敦賀まで延伸した。つまり金沢より西、敦賀までJRの在来線が消えたということになる。今後は青春18きっぷで北陸を回るのは厳しくなりそうだ。


   何とか新潟県の直江津まで辿り着き、その先さらに新津まで電車で移動する。ここからはJR東日本だ。ついに東日本まで来た。


   JR東日本は新しい電車が多い反面、新しいのに限って椅子が硬いので、むしろ西の方を走っている古い電車のふかふかなシートが恋しい。何時間も乗っているとお尻が本気で痛くなってくる。初めてボートに乗った時みたいだ。


   そうして着いた新津とはいったいどこなのかというと、新潟市秋葉区というところにある。周りには特に何も無く、家とたまに店があるだけ。

↑田舎の夜は早い。周りは寝静まっていて、夜空が綺麗に見れた。


   そして今日も泊まるのは快活CLUB。一人旅の味方。

   明日からは東北だ。旅のゴールも見えてきた。


九日目終了