山形県最上地方の稲刈りはほぼ終わったのですが、

こだわり農家さんはまだまだ終わりません。

そこのおじさんは、無農薬栽培で、それはよくあることですが、

さらに無肥料で、自然の地力だけで実るお米を収穫します。

収量は施肥した場合の6割で、お値段も高めに設定し、農協には卸さないので、その手のお米マニアがボチボチ買ったり、道の駅の露店で売ったりしています。

乾燥にもこだわりがあり、最上地方でもほぼ見られない、天然干しの稲架掛けです。

本人も技術的に足りない面もあり、時々突風で倒れます。

ちょくちょく賛同するボランティアが作業を手伝います。

日に干された藁のにおいが心地いいです。

最近お米の値段が高止まりだと報道されますが、コーヒーの値段は倍です。

物価優等生のたまごも値上がりです。

お米だけ値上げを懸念するのはおかしいです。

作る人にはこころよく対価を払いましょうよ。

農道わきの野の草々が満開です。

みぞ蕎麦、よめな、あかまんま…

絵の具を散らしたキャンバスみたいです。

日本の景観を守っているのも農家さんです。