昔々西洋人が航海に出かけるとき、船に羊を乗せていました。

食料に、衣類に、そしてここでは書けない男のお相手に。

幕末・明治、多くの外国人が日本に来航し、現地妻をもちました。

「蝶々夫人」もまたそのような境遇の女性の物語です。

日本の敗戦で、それまでの「大日本帝国」は滅亡し、日本は国を失い占領下におかれました。

この先どうなるかはわかりません。

多くの女性もまた身を案じました。

この昭和天皇とマッカーサーとのツーショットに国民が涙したことは先にも述べました。

これではなく、

当時にこの写真が使われたら、

国民の怒りは爆発でしょうね。

共産党の元衆議院議員の「現地妻」発言はひどいものですが、

「ラシャメン」とは「洋の妾」のことですが、「洋」は実は「羊」のことです。

日本で一夫一妻制が施行されたのは明治31年、1898年です。それに先立つ明治13年には皇室では側室制度を廃止しています。

西郷隆盛は島流し先で現地妻をもちましたし、維新後大久保利通も伊藤博文も渋沢栄一も多くの妻を持ちました。

戦後、「二号さん」が隠語として通じてきました。

田中角栄さんにも、婚外婚でできた男子がいることも周知の事実です。

外国人が優遇された当時、

「ラシャメン」など、おトキの拒否感はもっともなことです。

特に、元武家の子女ともあれば受け入れがたいものです。