最近熊が出没する日本列島。

ぬいぐるみなら可愛いものも、人を襲う猛獣となればうかうか近づけません。

「熊には死んだふり」

がいいといいます。

しかし熊は人の頭部めがけて一撃を加えます。

「死んだふり」が死んでしまいます。

日本の国民負担率がここ半世紀で倍増し、「五公五民」と言われる昨今です。

世界に誇る国民健康保険も個人・企業の負担は相当なものです。軽度の治療ならそのつど全額負担で通院した方が割安です。

少数の重度医療の場合はありがたいのでしょうが、不公平感はぬぐえません。

薬価に支払う費用も莫大で、日本人に多い腎臓病も薬の多用が原因とか。

本末転倒です。

税と社会保障を合わせた国民負担率の推移。

1970年度で24.3%

2002年度で35.0%

2021年度で48.1%

実質賃金が下がり、NHKや県民共済、今や必需品となったスマホやWi-Fiなども加えると、生きていく固定費は確実に増えています。

「脱新自由主義」「富の分配」をめざして、「令和版所得倍増計画」を打ち出した岸田さん。

物価は上げても所得は追いつかない。

自民の裏金問題の責任をとって退陣するも、その後首相になる気はないらしい。

「死んだふり」

その前に国民が本当に死んでしまう。