地方の人口減少が止まりません。
山形県は人口が100万人を切り、
新潟県は現在212万人です。つい最近まで250万人でした。
新潟県県勢要覧より
各公立高校も統廃合が進みます。
農業・工業・商業などは統合され、
産業高校に衣替えです。
それらが学級減となる一方で、普通科は定員確保です。
アメリカにならえで進められた、国の第3次産業の比率増加が図られて久しい昨今。
確実に農林水産業や建築・工場勤務者が減りました。
が、ここにきて、逆に人手不足。
現在米農家の平均年齢は70歳です。
機械化やドローンの活用、スマート農業などはやり言葉になっていますが、そもそも米農家が消滅しています。
立派なアーケードをつくっても、個人商店そのものがなくなるのと似ています。
日本のコメ農家は稼げるからお米を作ってきたのではなく、
米農家として家業を受け継いできたから、惰性でつくってきたというのが本音で、お米で収益はありません。
お米が高くなったといいますが、農家の収入が増えたわけではありません。
第3次産業育成に重点が置かれ、人材育成も流通・サービス業に特化されてきました。
大卒、ホワイトカラーに重点が置かれ、3Kなど生産現場軽視の風潮が根強くありました。
産業比率の見直しが急務です。