昭和はおもしろかったといわれます。

未曽有の大戦と戦後の高度経済成長。

マンガもテレビも歌謡曲も、野球も、

国民がこぞって盛り上がりました。

「オバケのQ太郎」はマンガから始まりましたが、

もともと舞台だったのか、実写版だったのか、白黒アニメだったのか私もよくわかりません。

着ぐるみのQ太郎はいかにも陳腐で、アニメは動く紙芝居程度なのですが、子どもたちにはそれも受けて、熱狂しました。

昭和のテレビは黎明期で、おもしろく、おかしく、楽しく、いろいろな手法が目白押しでした。

ドリフターズのようなPTAが嫌がるような、

コント55号の今なら絶対アウトなじゃんけんゲームとか、

ちょうどインターネットが始まり、規制のなかった頃のような自由奔放さです。

昭和戦後、1970年代は手塚治虫も藤子不二雄も梶原一騎も活躍した時代です。

王貞治も長嶋茂雄も国民的スターです。

その頃は、志賀直哉や武者小路実篤も存命だったし、

海外では毛沢東もピカソもミロもダリも現役でした。

児玉誉士夫。

日本の右翼の大物であり、財力を元に政治をも動かした人物。この人脈は、小佐野賢治、田中角栄にもつながります。

大日本帝国の皇帝である昭和天皇。

昭和天皇の玉音版を護り、長らく侍従長を務めた尾張徳川家の子孫、徳川義寛も存命です。

戦前の激動期を生き抜き、戦後の日本を築き上げてきた明治・大正・戦前生まれの人たち。

日本人は神獣が好きです。

得体のしれない神の使い。

日本は神も妖怪もごちゃまぜで、鬼にもいい鬼がいます。

妖怪は恐いようで、実は愛嬌のあるゆるキャラです。

藤子不二雄(安孫子素雄)の『怪物くん』

超能力や念力で数々の窮地を救います。

 

昭和は数知れぬ『怪物』の活躍した時代です。