山形美術館で今月26日まで『カンヴァスの同伴者たち 高橋龍太郎コレクション』展が行われています。
精神科医が集めたアートの数々。初めは病院に飾る作品を集めたのがきっかけで、3000点を超える収集になりました。
結構お金もかかったろうにと思いつつ、それは置いておいて、著名な方の作品や大作など、個人コレクションとは思えない熱量を感じます。
草間彌生さんの視覚が混乱しそうな作品。
平面ではありません。
レリーフでもありません。
錯覚でめまいがしそうです。
同化しています。
華雪さんの書。
『枯れ木が「木」に見えてきた』という言葉。
『そこまで津波がきたんだよ。』という村人。
視覚に映る対象が、さまざまな事象を呼び起こします。
さすが、精神科医の審美眼。
現代アートのおもしろさが味わえます。