それぞれの世代は、別のことばで置き換えられます。

モボ・モガ、Z世代、超氷河期世代、ゆとり世代…

戦後昭和、日本の絶頂期をつくったのが『アプレゲール』です。

日本語でいう『戦後派』

戦前戦中の道徳観や国家観に裏切られ、失望し、アメリカに敵意をもちつつも、その栄華を羨望し、

「日本は物量で負けた」とかたくなに信じた世代。

無謀な戦争で無一文のどん底に落ちた日本。

「これからの戦争は経済だ」

日本は目覚ましく復興し、短期間で経済大国にのし上がります。

欧米人に「日本の時代」と言わしめた世代。

現在90~100歳前後の人々です。

戦後の出発は、明治維新にも匹敵する大転換が行われた時代です。

欧米にも負けないビル群、重厚長大な橋、トンネル、弾丸列車・新幹線、日本のアウトバーン・高速道路網、あふれんばかりの物量…

こんにち、彼らの描いた未来は、多くが実現しました。

 

未来は、「こうありたいと願う世界」の提案です。

超常現象でも予知能力でもありません。

テレビがあったら、身に着けられる電話があったら、くるまで空を飛べたら、歩きながら音楽が聴けたら、日本国中海を気にしないで移動出来たら…

藤子不二雄や手塚治虫に限らず田中角栄や井深大のような政治家や実業家さえ夢を追った時代。

未来は予言ではありません。

「こんな暮らしがしたい」

新しい生活スタイルの提案が人々を湧き立たせ、勤労意欲を引き出し、消費を喚起し、経済が動きます。

商品開発の余地は無限大です。

戦後派の代表?